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第1話 始まり

初めまして。駄文書きの煉獄です。

初投稿作品である今回は、ファンタジー系の小説を書いていきます。

駄文だらけですので、皆さんの目を汚してしまうかもしれませんが、どうかお許し下さい。

助けて。

それしか言葉が見つからなかった。

しかし、私が何かしようとも、状況は一切変わらない。

私はただ、耐えることしかできなかった。


今年で18歳になる私とこ如月梓(きさらぎあずさ)は、自分では特徴がないのが特徴だと思っている。

とりわけ頭がいいわけでもなければ、運動神経がいいわけでもない。他に得意な事も特になく、ルックスも良くも悪くもない。それ故に目立つ存在ではなく、おとなしいだけの女性だと自分は思っている。

そんな私を『良い鴨』だと思ったらしく、クラスメイトの春宮寧々(はるみやねね)を始めとした多くの人が私を毎日のように苛めてくる。

苛めの内容は、最初の頃は無視したり私の物を隠したり壊したりといった比較的軽度の苛めだった。しかし、苛めは次第にエスカレートしていき、悪口、机などへの落書き、最近では根性焼きなどの暴力や性的暴行(但し所謂本番行為にまでは及んでない)などの苛めをしてきている。先生にこの事を言っても適当に処理されるだけで解決へは一歩も近づかない。親にも相談したが、真摯に聞いてはくれたものの仕事で忙しい(父は飛行機の操縦士、母は看護師)ので、聞くだけで他には何もしてくれない。

私にとって、この世に安息の地などない。

ただひたすら、耐える。

これしか私には道がなかった。


そんなある日、私は1つの方法を思いついた。



タヒんでしまおう。



流石に苛めっ子もあの世までは追ってこないだろうから、そこに逃げ込めば安心だ。

そう本気で考えてしまう程度には、当時の私の精神は悲鳴をあげていた。


タヒぬ方法は何にしようか色々考えたが、学校の屋上からの飛び降りにする事にした。これといった理由は特にはなかったが、それがいいと思った。

そうして私は、昼休みの時間に屋上に行き、フェンスを乗り越え、


自らの身を地へと投げた。


落下時特有の浮遊感に身を任せ、私は静かに目を閉じ、いずれ来るであろう衝撃を待った。

しかし、落下し始めて10秒程経っても、まだその衝撃は来ない。そのまま更に30秒程待ったが、それでも衝撃は訪れない。更に、いつの間にか浮遊感も無くなっている事に気がついた。

もしかしたら自分が気づかない間に死んでしまったのかと思い、そっと目を開くと…


そこは、見知らぬ草原の中だった。

「…ここは……?」

ここが所謂あの世なのだろうか?想像してたのとは少々違うけど…。

そんなことを考えながらふと自分の身体を見ると、いつの間にか服が変わっている事に気がついた。先ほどまでは薄汚れていた制服だったのが、いつの間にか結構お洒落な新品の服に変わっている。更に、身体中の根性焼きの痕や傷跡が跡形もなく無くなっている。

何が起こったのかが理解できず、周囲を見渡すと、自分の側に銀シルバーのキャリーケースと、少し大きめの財布、辞書っぽい本が置かれていた。本には、何かメモが貼られている。

メモには、

『誠に勝手ながら、貴方が地面に直撃してしぬ直前に、貴方をファンタジーの世界に転送させちゃいましたので、今後はこのファンタジーの世界で生活してください。お詫びと言ってはなんですが、1週間分の着替えと食料品及び日用品を詰め込んだキャリーケース、20万円ほど入った財布、この世界についての説明が書かれた本をプレゼント致します。特に本については、読んでおいたほうが生活しやすいかと思います。

S.P.ついでに、制服を別の服に変えて、身体の傷跡も消しときました。

by神様』

と書かれていた。

「……随分急な展開ね…」

そのメモを見ながら私は呟いた。

まあ、現実の世界にはうんざりしていたからファンタジーの世界での生活というのは、正直結構楽しみだったりする。

これから先に、どんな未来が待っているのだろうか。

如何だったでしょうか?

高3ですので色々忙しく、更新速度が亀になるかも知れませんが、頑張っていきたいと思います。

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