ショパンエチュード 集中レッスン
西師匠とのレッスン曲は、ショパンが、エチュード、10-5
25-5 10-8 25-10
ベートーヴェンのピアノソナタ22番。
後、ショパン夜想曲20番。
エチュードは、1曲は仕上げ、25-10は、いまだ苦戦中だ。
師匠の家へいくと、前の生徒さんがまだ練習中だった。
僕は、仕切りひとつ隔てた小さなスペースで待っていた。
(音楽室は、次の生徒や保護者が待つことのできる場所があり、
イスと小さなテーブルが置いてあった)
僕の前の生徒さんは、女子高生のようだけど、僕よりは年下っぽい。
ショパンのエチュードを弾いてる。僕が今、苦労してる25-10だ。
出来は・・うmm。オクターブでつらいのはわかるけど、ペダルの
使い方が重すぎて、僕の好みではないかも。
この曲は、小柄で、手ももし小さければ、難しいだろうな~。
その生徒さんのレッスンがおわり、いれかわり僕のレッスン。
先生は、ちょっと休憩に居間でコーヒー飲んでくるとのことで、
10分ほど、直前練習 と思った。
僕の前の生徒さんが、僕に声をかけて来た。
さっきの25-10のエチュードが上手く弾けなくて、悩んでいるのだとか。
「そのエチュードなら、僕も悪戦苦闘中。オクターブの連続で、力が
余分にはいるし。テンポは、速い指示だしね」
彼女の手は、やっぱり体とバランスとれた大きさ、つまり指も長くないし大きくもない。
オクターブはもちろん、届くだろうけどってとこかな。
「正直、本当に練習曲にしかならなくて、それも満足に出来ないし。
どうすればいいと思う?」
「とりあえずは、テンポを落としてみるとか?は」
彼女は、本当は豪快に速く弾きたいけど、といいながら部屋を出て行った。
僕のレッスンが始まった。
10-5では、最初の部分で、楽譜の違いに気がついた。僕の楽譜では、スタッカート
のところ、先生のにはスラーだった。
ここんとこ違ってると、曲がまるで変わるんだけど。
スラーで弾くと、案外、そっちのほうが弾きやすいので、2回ほどでOKがでた。
25-5は、最初はペダルをあまり使わず、軽く。中間部はあまり間延びしない
ように弾くよう気を付けた。
問題の最後の部分は、やはり言われた。
曲が途切れるって。師匠の指示の通りに弾いて上手くいったけど、
(先生にはOKもらったけど、僕自身、まだよくわからない)
10-8は、自分の思い通りには弾けなかった。最初の部分がまだ練習不足だ。
「裕一君は、最初の部分はどう弾くつもりでいたのかな?
”不本意”って顔してるけど」
先生は、手を見て楽譜を見て、顔もみてるんだな・・
「本当は、ここの部分は、ほとんどペダルを使わないで、軽くかつ速い
テンポで弾きたいです。」
「ふmふm。で最後に華やかにしたんだね」
「はい、でもなかなか、軽く速くが出来なくて」
「裕一君、ステップアップしましたね。もっとつきつめていきたいようですが、
ベートーヴェンのソナタもかなり残ってます。この曲はこれでOKにします。」
先生はニッコリ笑ってくれたけど、そう、ソナタが残ってるんだ。
試験に出ない曲を外しても・・・ちょっと冷や汗がでた。
エチュード最後、25-10を弾きだして、先生はすぐ、僕にストップを
かけた。エチュード続けて3曲なんで、後回し。珍しく、休憩をいれた。
今は誰もいないので、そこで僕は先生にコーヒーをいただいた。
先生は、これからのプランを話してくれた。
「エチュードは、25-10は、次回までに終わらせましょう。
10-12,の練習をしてきてください。
ソナタは、22番は、今日であがるでしょう。21番と26番、
2曲みてきてきださい。21番はワルトシュタインですので、2か月は
かかるかもしれませんが」
ソナタ2曲、それはつらいかも。
でも、本当に後巻のほう、進んでないんだ。少し焦らないと・・




