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ExtraMaxWay  作者: 凩夏明野
第六章-落日に燦然たる福音-
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紳士


その男はこのくそ暑い、いえ、目茶苦茶に暑いこの砂漠で白いスーツを着て立っていた。

汗の一滴も流さず涼しげにだ。

その右手には一丁の拳銃。

左手には一丁のサブマシンガン。


「本当に久しぶりだね紳。爽君は何処かな?彼にも来てほしいと言った筈だが。」


「爽なら今街に行っています。食料や水を買いにね。」


「成る程。では彼が来るまでそこの喫茶店でゆっくりと話しでも―――」


銃弾は放たれた。

拳銃から出現したそれは、私の左頬を掠め砂に埋もれた。


「と思いましたが。やれやれ。戦わなければならないんですか?」


「貴方の腕が鈍っていないか、それを確かめなければいけないでしょう?」


「それも別に悪くは無い。けれど、あまり無駄な労力を使いたくはない。事態は差し迫っている訳ではないけど、それでも怪我はしたくないからね。」


取りあえず腰に結わえてある鞘から刀を抜く。

烈電『雷』という人工兵装の刀だ。


「と言いながら、貴方だって臨戦体勢じゃないですか。」


「銃を持つ相手に丸腰で相対する程肝は据わっていないのでね。」


紳がジリジリと左に動く。

それに合わせて私は右に動く。

こうなってしまっては戦いは避けられないだろう。


「大丈夫。貴方ならきっと怪我なんてしないでしょう。」


そしてサブマシンガン『素魚(しらうお)』は火を撃った。

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