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ExtraMaxWay  作者: 凩夏明野
第四章-新たるは欲望の彼方より-
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Accumulate

{お早うございます。HAJACK第九地区に2224年3月6日の朝が来ました。今日のお天気をお伝えします。今日は晴れでしょう。降水確率は0%。最高気温10度、最低気温8度。これ以上の詳細はお天気発信地にて確認して下さい。アドレスは、hmjc://wws.otenki-hasshinti/22240306。引き続きニュースをお伝えします。3月2日から行方不明のセナリア・ベイグラントさんですが、以前消息は掴めておりません。情報をお持ちの方は必ず警察に届け出ましょう。}

赤い奴との邂逅から四日。

俺は見違える程に魔術の腕を上げていた。

毎日毎日、悪魔の出す訓練を消化することで、呪文の星をどんどん上げていったのだ。

悪魔と同化しているおかげでかなり楽だったよ。


「とかそんなことどうでもいいんだよ。」


[……。]

ニュースでも言っていたが、セナリアは行方知れずだ。

ベリネは切れていて連絡の取りようがない。

そして、全く同じ状況に陥っているのがジェイカー・リットネスその人だ。

彼の姿も3月2日以降目にしていない。

お久しぶりベルサーチにそれを話した所、ジェイカーはふらりと一週間何処かに行ったりする事があるそうだ。

普段ならそれで終わりでいいだろう。

だが今回は話が違う。

赤い奴、小堀殺しのあいつの事もベルサーチに伝えた。

“……それは確かに気になる。分かった。私も友人と協力してジェイカーを探す。セナリアさんは元々探すつもりだったからね。言っては何だが行きがけの駄賃さジェイカーは。”

そう言ってウインクを残し、彼は去った。

[ジェイカー・リットネスの生存確率は極めて高いだろう。奴の実力は金の折り紙付きだからな。]

ああ、それは分かってる。

だからベルサーチも冗談であんなことが言えるんだろう。

[だがあのお嬢さんの実力を我々は見ていない。サブナクと同化しているとは言え、貴様より年下の、うら若き少女なのだからな。]

つまりセナリアの安否は予測不能と。

[そういう事になるな。]

……っく!

一体何処に……!

[そう熱くなるな。感情を高ぶらせたところで見つかるわけでもあるまい。]

そりゃそうだが……。

[行動しろ。W.W.S内で聞き込みだ。]

え?

この中?

[先程、貴様のBetweenLINEを介してW.W.Sの門の所にある監視カメラの記録を見た。]

勝手な事してくれるな。

[まあ聞け。3月2日~5日までの記録を全て洗ったが、お嬢さんは一度も写っていない。]

……3月2日、俺はセナリア達とW.W.Sで合流した。

そのあと俺は帰ったけど、セナリアは用事があるとかで帰らなかった。

W.W.Sから出るには必ず門を通らなきゃならない。

なのに、門の監視カメラにセナリアの姿がない。

つまり、彼女はまだW.W.S内にいる可能性が高いって訳か。

[その通り。『広がる地平』とやらに建っているのだ。行方不明になってもおかしくはないだろう。]

問題は、何故行方不明になっているかだ。

迷子とか、そんな単純なもんならいい。

[だがそうすると、何故ベリネを切っているかが分からない。]

……やっぱり嫌な事に巻き込まれていると考えるべきだよな。

何にしても急がないと……。

[先ずはセナリア・ベイグラント、次にジェイカー・リットネスだな。]

ああ。

一般人で構成される警察なんかに任せておけない。

……彼女は俺が見つける。

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