前へ目次 次へ 27/106 正義を取れ 殺人は赦された。 一つの咎として確立されてきたそれは、現在ではただの一つの事象としてしか捉えられない。いや、そう捉えることしか出来ない。 およそ人が行う内の最大の咎の一つとしてあったそれは、確かに司法の世界から容認された。 だがそんな事は知った事ではない。 殺しを犯せば俺達には見える。 ならば狩る以外やる事はない。 それが、俺達ワレラの宿命なのだから。 ワレラとは罪を犯し、罰を受けない者に相応の罰を与える者の事だ。 説明なんていらないだろ? 詰まらないからな。