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ExtraMaxWay  作者: 凩夏明野
第二章-始まりを紡ぐ-
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始まりを紡ぐ

「はあっ!」


「ハハハハハハハハハハハハハハハ!」


100Gの右ストレートを、出宮が“打ち砕く魔の大槌”で受け流す。

すかさず直太が重力負荷の刃を放つ。

それを出宮が左手のSwordsで切り裂く。


「“ボーリョクジュウル”三連。」


「よっ!はっ!」


二発のボールが避けられ空中で爆破した。

周辺のビルはかわいそうだな。

所々へこみ、加えて切断されている。


「ち……『細やかな刃(ミクロス)』。」


逃した一発を、何本ものナイフが襲う。

ナイフは重力の渦に巻き込まれながらも、相手の存在を消すことに成功した。


「ついでに、『武装(パノプリア)椀脚(クスィフォス)』。」


出宮の体を、直太と違い、金属の鎧が覆っていく。

両手両脚の前後側面は鋭利な刃になっている。


「さあ、これで“騎士が化け物退治をする”図の完成だ。」


「阿呆か。本気で行くぞ真。“ボーリョクジュウル”二十連空間固定。」


嗚呼、ゾワゾワする。

本気の空気が場に充満して気持ちいい。

でもヤバイ、かな。

直太のボールは、そこにあるだけで言っちゃなんだが害だ。

中心から外に向かって常に重力負荷が掛かっているし、斬撃も出ているからな。

しかもそれが20個。

あんなもん一気に爆破されたら、ここら一帯が消し飛んでもおかしくない。

ま、直太自身が本気で行動するよりマシだが。


「アハハハハハハハ。いいね。さっさとこいよ。全部弾いてやる。」


「……殺すからな。行け。」


四方八方から重力の球が出宮に襲い掛かる。


「は。」


それを出宮が躱し、切り裂き、蹴りつけ回避している。


「全ての人は肉塊に。全ての物は塵芥に。来いよ死の部屋……。」


直太はブツブツと呟いている。

あれは確か……


「は?てめえふざけ―――」


「“ラムティル・ヴィーグ”。」


漆黒の円蓋を纏う空間。

内側に向け、1000Gの重力負荷が掛かっている。

つまり、中のモノは、人だろうが何だろうが、潰し、塵芥(ちりあくた)と化す。


「だから殺すと言った。……ま、死んでねえとは思うが。」


「俺もそう思う。」


この程度で死ぬはずがない。


「当然。」


上の方からデータ崩壊するように、円蓋が消えていく。

そして出宮がぴんぴんしたまま、鎧は消えているが、立っていた。


「反射。自己破滅“Reflection”。あのチャイナ野郎も役に立ったなアハハハハハハハハハハハハ。はー、止めだ止め。飽きたわお前と戦うの。」


「・・・俺もだよ馬鹿。」


風に掻き消されたかの様に、黒い鎧は無くなった。

中の直太は煙草を吸っている。

ホント化け物だなコイツら。


「じゃあもうお開きってことで。『真理の国』。」


出宮は消えた。

自分の箱庭に入ったんだろう。


「……はあ。相変わらずあいつは化け物だ。」


「謙遜かよ。お前だって十分化け物だよ。」


「お褒めに与り恐悦至極。さ、俺達も宴会に行こうや薫。」


「ああ。」


全く、今日は色々あったな。

これだけ連続して妙な出来事があると、予感が心に染み渡るな。

何かが始まる予感が。

さて、これから紡がれる始まりは、一体何なのだろうか。

楽しみっちゃ楽しみだな。

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