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ExtraMaxWay  作者: 凩夏明野
第二章-始まりを紡ぐ-
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彷徨った彼方

IVE(イヴ)とはFISARD(フィサルド)が発生させた人外の事だ。

人外と言っても、角が生えていたり、翼で空を飛んだり、背が目茶苦茶高いという訳ではない。

見た目は普通の人間だ。違いは内部にのみある。

イヴは、ADOM(アダム)という異能の使い手なのだ。

アダムとは前述の通り異能で、火を自由に扱ったり、瞬間移動したり、この世に無いモノを創り出したり出来る。

基本的にLv1~3まであり、レベルが上がれば大抵は強くなる。魔術師で言う星だ。

ただ、極められた能力、例えば“直感は思考を超える”や“神の意志などないに等しい。抗うもまた容易く”などにはレベルが存在しない。

そして、火、水、電気、大地、重力、物質、光は原点のアダムと呼ばれ、それを使うイヴを原点使いという。

彼等はイヴの中でも一歩秀でた存在で、その力は絶大と言える。

彼等は総じて2204年12月31日午後23時にイヴとして覚醒した。そして、“それ”は1月1日から始まった。

二つの超自然災害と五つの異常事態。

富士山の陥没である『頂の落下』から始まり、『世界の水没』、『完全制圧』、『マテリアルロスト』、『電気の崩壊』、『たった三日の崩壊』、そして『消えた一日』。

俺達イヴは、人類にとって有害指定すべき人の一部なのだ。

いや、だった。

いつだって人は他人を頼らずには生きていけない。

共存を選ぶ事で俺達は、再び日常を取り戻したんだ。

染まった同胞の死を以て。

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