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ExtraMaxWay  作者: 凩夏明野
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HAJACK(はじゃっく)

2050年に起きた大規模な地殻変動に依り、関東、東北がハワイとくっつくき出来た複合国。北海道は、HAJACKの北20kmに位置している。関西、近畿、四国、九州、沖縄はユーラシア大陸と完全にくっついてしまった。中部は愛知県を残し全て沈んでいった。現在愛知県は立入禁止となっている。HAJACKの話しに戻ろう。現在の生活の基盤になっている科学技術。また、世界に普遍として存在するようになった魔術師と魔術の研究は全てHAJACKに集められた。何故HAJACKに魔術が集まったかというと、地殻変動の影響で海底深くに眠っていた、魔術の源とも呼べる存在である『“|渦に現存する恒久たる永遠スティグミ”』が復活し、更にそれが複合したHAJACKの下に存在する事が分かったからである。『“スティグミ”』は、人の魔力を上げる物なので、結果的にHAJACKに魔術師が集まるようになった訳である。

第一地区:第四地区を基準に西に存在している地区。他の地区とは大通りを介して離れている。基本的に金持ちしか住んでいない。

第二地区:第四地区を基準に北に存在している地区。

第三地区:第四地区を基準に東、W.W.Sに面する形で存在している。魔術師が住んでいる地区。一等地、二等地、三等地とあり、等級が高い程W.W.Sに近い。

第四地区:所謂スラム街。HAJACKの中央に位置している。高い壁に覆われており、一般人には侵入不能。第三地区からならば、扉があるのである入る事が出来る。

第五地区:第四地区を基準に南西に存在している地区。何故か此処だけ他と違い屋根に覆われていない。此処で涼治とドルイトスは戦った。

第六地区:第四地区を基準に西に存在している地区。

第七地区:第四地区を基準に北西に存在している。

第八地区:第四地区を基準に南に存在している。元々第二地区と同じくらいの大きさだったが、第九地区を作ることで半分になってしまった。

第九地区:第四地区を基準に南に存在している。主人公更月涼治が済む地区でもある。電磁工光学成形社に面しており、それ故電光社の社宅が多くある。もともと第八地区として機能していたものを、2つに分けることで出来た。

電磁工光学成形社:第四地区を基準に北東に存在している。第九地区とW.W.Sに面している。


世界立魔術学校(せかいりつまじゅつがっこう)

World.Witchcraft.School、通称W.W.S。魔術がロンドンの十八番だったのは既に過去の事象。今、魔術研究に於ける全ての権限は、かつて日本とハワイと言う二つの独立していた島が融合したことにより世界の中心に出来た、『HAJACK(ハジャック)』という複合国に委ねられていた。そしてハジャックで魔術の研究のみを行っているのが世界立魔術学校である。此処は研究機関であるのと同時に、魔術師の英才教育機関でもある。まあ学校言ってるくらいだからね。適正審査で魔術の適正を計り、数値が100を超えたもののみ入校可能。適正審査は3歳から受けることが出来るが、3歳で受かる者は稀。確率的に言えば、人工衛星と隕石と核ミサイルが同時に自分に落ちてくるってくらい稀。魔術の適正が確定するのは18歳で、それ以上はいくら適正審査を受けても数値は変わらないし、入校することも不可能。ただし科学者として優れていれば特別枠ということで授業を受けたり出来る。校訓は『全てを知る』。


電磁工光学成形社(でんじこうこうがくせいけいしゃ)

略称“電光社”。『FADE-out(フェイドアウト)』という、俗に言う“光学迷彩”を開発した会社。もう一つの発明として、現在では全世界の人間が組み込んでいる、『BetweenLINE(ビットウィンライン)』が挙げられる。社長は田中太一というイヴでありワレラの男。


・FADE-out(フェイドアウト)

略称“フェイド”俗に言う光学迷彩。当初は服型だったが、ビットウィンラインが開発されてからはデータ型が主流になった。データ型の開発に協力したのは平内エルステッドという電気の原点使いと甲殿啓治。服型は、田中太一の『創造は人間の宝』により創り出した物で、服に飛び込んできた光を屈折し、纏うことで周りの風景に同化するという代物。余剰部分もしっかり隠す事が出来る。対してデータ型は、基本タイプのベリネの場合、使用不能。元々戦闘用に開発された物で、一般人は使う必要がないからだ。カスタムオプションに組み込まれるフェイドは、平内エルステッドが使う“電気変換”を、甲殿啓治がプログラム化した物。入力と同時に体中、衣服が電気により原始構造から変換し、透明という色に変わる。安全面で言えば服型>データ型。機能面で言えばデータ型>服型。手軽さは言わずもがな服型の方が遥かに上。


・BetweenLINE(ビットウィンライン)

略称“ベリネ”SF小説なんかで出飽きた、人に組み込むバイオコンピュータのこと。組み込むのは簡単で、基本タイプの手術はチップを埋め込むだけなので5分程で終わる。基本タイプの欠点を挙げるとするならば、有線などが出来ないことである。基本タイプ、カスタムオプションで出来る共通の事は、ベリネを組み込んだ人と人の間の“無線会話”、文章だけ送る“メール”、ネットに接続する“ライン”、他諸々出来る細かい事として、“ナビゲーション”や“サーモグラフィー”、“距離測定”などがある。カスタムオプションは、一般人で組み込んでいる者は少なく、いるとしてもかなりの金持ちである。イヴは基本的にカスタムオプションを組み込んでいる。戦闘用に特化したモノで、基本タイプがチップを埋め込むだけだったのに対し、左脳全体を機械化する所謂義体化。基本タイプと違い“無線の有線”が出来、単純に回線速度が基本の7倍早い。また、基本では4人までしか出来ない会議通話も、カスタムでは最大20人まで可能。また『FADE-out』もデータ化され組み込まれている。記憶の保存も容易。


・適正審査

魔術師としての才能を計るもの。才能とは、簡単に言えば魔力の事である。魔力は18歳まで伸びる可能性があり、基本的に100を超えれば常人より高い値と言える。そのため100を超えればW.W.Sに入学出来る。測定、つまり適正審査で計れる魔力値の限度は1000なので、1000以上は1000オーバーとしか表記されず、正確な値は分からない。


・魔力

単純に言えば魔術師としての適正を示す。厳密に言えば一日に使用可能な呪文の数のこと。魔力は基本的に誰にでもあるので、100を超えなくても、W.W.Sに入れないだけで呪文を使うことは出来る。


・呪文

俗に言う魔術。他の世界と違い長い詠唱などは不要。ただ単純に呪文名、つまり“攻撃”や“防御”と唱えれば使える。一日に使用出来る呪文は魔力に比例し、魔力はその人本来のモノと、同化した者の魔力に比例する。物理呪文、自然呪文、上位呪文、禁忌・準禁忌呪文とある。ちなみに召喚は呪文ではなく魔術。


・兵装環装

魔術的要素で構成した鎧や刀や剣、また人工的に創られた鎧や刀や剣の総称。兵装とは兵士の装備、環装とはそれらの装備が一つの環として相対的に作用する事を意味する。魔術的要素で構成されるものを“術式兵装”、人工的に創られたものを“人工兵装”とそれぞれ呼ぶ。


・人工兵装

主にイヴに支給される兵装環装。そのシェアの内99%は電光社。残り1%はどっかの悪い人が勝手に作って売っ払っている。刀、ナイフ、剣、銃、鎧などなど注文されればどんなモノでも創る事が出来る。田中太一の気が向けば、だが。“人工兵装”のメリットとして、壊れても使用者に直接的なダメージがない(ここでいう直接的とは身体的にという意味)。簡単に修理が出来るなど。デメリットはコストパフォーマンスくらい。


・術式兵装

魔術的要素から成る兵装環装。主に魔術師が使用する。ワレラの武器もこれに含まれる、かもしれない。悪魔同化、天使同化をしていなければ使用することは出来ない。何故なら、“術式兵装”は、同化した者の性質を体現するからだ。基本の者でも使えるが、名を冠す者の方が強力なのは言うまでもない。武器、鎧、魔眼、転移に大別される。武器は刀だったり剣だったり鎌だったり弓矢だったり斧だったり槍だったりする。一度使えるようになれば発現は簡単。メリットとして、当然だが金が掛からない。また、どんな状況であろうと、自分に力が残っていなくても使えること。基本的に中の者に依存するからである。デメリットとして、破壊された場合、使用者に身体的に、精神的にかなりの負荷が掛かる事が挙げられる。


殺人許可法(さつじんきょかほう)

その名の通り殺人を許可した法律。増えすぎた人口を減らすための苦肉の策であったが、実際に殺人が増えたかと言えばそうでもなかったらしい。ただ、イヴやワレラという特殊な、言ってしまえば一般人にとっての脅威が存在する故、後になってから殺人許可免許が発行されるようになった。が、結局なあなあになってしまい、理由があれば免許を持っていない人でも殺人を許される。


FISARD(フィサルド)

2051年に北極の氷山から採掘された新しい燃料。これがIVEを出現させた。


ADOM(アダム)

フィサルドが人から引き出した異端の力。。Lv1~Lv3まであるらしい。ただし極められた能力にはレベルが存在しない。発動するさいは、日本語正式名称、英語名称を唱えると発動できるが、自分で決めたフレーズでも発動できる。原点のADOMの場合は決まり文句を言わなければならない。


IVE(イヴ)

ADOMを使用できる人間のこと。


IFLC(アイエフエルシー)

国際新燃料掘削制限委員会。2051年に設立。フィサルドの研究を行っている機関。埋蔵量の調査や国ごとのフィサルドの採掘量を制限している。


TASC(タスク)

2050年の地殻変動により、北アメリカと南アメリカがくっつき、国として一つに纏められた。TASCは国でもあるが、会社でもある。TASC内で産まれた者は、その時点でTASCのメンバー。


DGGG(ディージージージー)

2050年に起きた大規模な地殻変動。これにより日本列島はハワイと完全にくっつきHAJACKと名を改めた。南アメリカ大陸と北アメリカ大陸もまたくっつき、TASCと大陸名を変え、国も一つ、TASCとして纏められていた。


富士山 重力

2205年1月1日、富士山は標高3,776mから標高-3,776mになった。


世界の水没 水

2205年3月7日、世界中の国々が水没した。

が、その翌日には全ての水がいつの間にか引いており、そこに水があったという痕跡も全て消えうせていた。


アフリカ 火

2205年5月25日、アフリカ大陸はある種族が制圧してしまった。その種族は全員が全員イヴであり、元から持っていた身体能力に加えアダムを使うので、他のイヴでは対応不可能だった。アフリカはあらゆる国からの干渉を断ち、独自の文化を発展させていた。


マテリアルロスト 物質

2205年6月13日、世界中から全ての人工物が消えうせた。翌日、何事もなかったかのように全ての物が元に戻っていた。


電気の崩壊 電気

2205年8月16日、その日だけ全世界の電気が消え失せ世界中がパニックに陥った。その翌日からは何の問題もなく電気の供給がされた。


ヨーロッパ 大地

2205年10月15、16,17日に起きた超自然災害、“たった三日の崩壊”によってヨーロッパは消滅した。日照り、大雨、地震、落雷、火事、津波は全て一人のイヴの暴走に依って引き起こされた。現在ヨーロッパの周囲には高さ一万kmを超える海の壁が聳え立っており、中に入ろうものなら、というかその壁に触れた瞬間、触れた物質は粉々に砕け散ってしまう。


消えた一日 光

2205年12月31日は来なかった。


・インビジブルプロテクト

バイオコンピュータ『BetweenLINE』で発生したバグ。ベリネを組み込んだ人が、他人を認識出来なくなるというモノ。原因は表向き不明だが、田中太一の考察に依り、“現代人の孤独への憧れ”が引き起こしたのではないかという結論に達した。人はネットワークという“無意識下での人との繋がり”が生まれてから、ずっと孤独に憧れていたという。どういう意味か、顔を合わせずとも、ネットに繋がる端末を持っていればその時点で社会と、他人と繋がっている事になってしまう。人は意識しない内に繋がり、繋がる事にストレスを感じ、孤独に憧れる様になったのだ。ベリネの基本プログラムは、イヴの一人である甲殿啓治が組んだ、自立式意識吸収型学習プログラムが入っており、それが人の“孤独への憧れ”という意識を吸収し、学習した結果、インビジブルプロテクトを独自開発したのではないか、というのが知っている人は知っている事の顛末である。因みにインビジブルプロテクトは三日きっかり経った所で全てのベリネから消え失せた。

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