第56話 宅配へとレッツ! ゴォー! (11)
「──ライザ伯母上さま後はよろしくおねがいします」と告げ。
「パパ宅配にいってくるね」
とリムは二人へと微笑みながら告げる。
「──あいよ~! リム、行ってらっしゃい! 気をつけていくんだよ!」
ライザは伯母上さまは乙女のように照れ恥かしそうにする振る舞いを辞めて、いつもの彼女らしいはきはきとした声音でリムへと労いの言葉をくれた。
だからリムも元気よく「はい!」と言葉を返すと、パパもライザ伯母上さまの超巨大で威風堂々とした胸の谷間で、幼子のように甘える行為を辞め、顔を上げ──。リムの方へと顔の向きを変えると。
「……リム気をつけて行ってくるんだぞ!」
パパは微笑みながら労いの言葉をくれました。
「うん、じゃ、パパいってくるねぇ~」
リムは夫婦仲良く立ち並ぶ二人へと大袈裟に手を振りながら言葉を返せば踵を返して【皐月】の方の出入り口ではなく、我が家の本来の顔である玄関先へと向かう。
そして玄関へと到着すればリムは外出用のスニーカーを履いて、扉のドアノブを掴み、握り。
《ガチャ、ガチャ》
と音を立てながら扉を開け──。扉の外へと出ると扉を締め、玄関の鍵を『ガチャ、ガチャ』とかけると。
その後は踵を返し、リムは注意深く周りをキョロキョロと確認……。
リムの碧眼の視界に人の姿がないことを確認すれば。リムはブツブツと神技の呪文を唱えるの。自分の身体を透明化にするためにね。
そしてリムの神技の詠唱が終わればこの通りだ。
リムの身体は人間の目には映らない透明な竜の姫巫女人へと変わる。




