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第43話 紅蓮の竜の姫巫女様登場! (7)
だから気さくでノリもよいライザ伯母上は竜神さま! 竜の姫巫女さま! 戦妃さま! であろうとも満身の笑みを浮かべながら。
「ありがとう!」、「ありがとう!」、「皆、サンキュー!」、「サンキュー! サンキュー!」
と、お客さま達へとお礼をいつも告げつつ、広島お好み焼きを焼いていると言う訳でね。
今日もライザ伯母上さまは、彼女だけの特別な芸をお客さま達へと魅せつつ歓喜! 喝采! 声援! を受けながら大変に御機嫌よく三つのそば麺を蒸し焼きにしながら炒め続け終わると。
ライザ伯母上はね、蒸し焼きにしたそば麺を二つの千切りキャベツの大山の頂上へと──そば麺のシングル、ダブルと、リズムよく振り分け、載せていき。
今度は大きなボールの中に沢山ある。黄金色に輝く烏骨鶏ではなく、この世界の鳥──鶏の卵を一つ掴み握ると、作業用の鉄板の角へと。
《コン、コン》
と当てて。
《ピリ、ピリ》
と卵の殻に亀裂が入れば。
ライザ伯母上のしなやかな片手で、器用よく。
《パリッ》
と心地良い音を出しながら割ると、鉄板の上に卵の中身を落とし、卵の殻は近くに設置してある、卵の殻を捨てるための大きなボールへとライザ伯母上さまは、『ヒョイ!』と卵の殻を投げ込み、終えれば。




