第4話 眠り姫? (1)
「むにゃ、むにゃ」
自分の口を動かし、寝言……。
「すぅ、すぅ」
今日の午後のリムは授業終了後のホームルームの最中に転寝を気持ちがよさそうに、寝息を立てながら爆睡をしていたらしい。
だからリムは、大変にはしたない様子をクラスメイトに見せてつつ転寝をだらしなくしていたから。
「リムちゃん、起きて! 起きてよ! ホームルームも終わったから帰ろう」
リムの親友で後ろの席に座っている幸ちゃんが。後ろからリムに学校が終わったから帰宅をしようと声をかけてくれた。
しかしリムは涎を垂らしながら転寝の最中……。
それもリムは何故か、自分の遠い過去の出来事……。
それもリムがこの日本に降臨するまでの出来事を夢の中で懐かしく見ていたから、幸ちゃんの呼びかけに対しても中々目を開けることができずに。
「むにゃ、むにゃ」
リムは大変に気持ちよさそうに声にならない言葉を漏らしつつ、眠り姫みたいに眠っていたみたい。
しかし先ほどからのリムの親友の幸ちゃんの行動を見ていたらわかる通りで、もう学校の全科目の授業も終わり、午後のホームルームも終わった。
だからリム達は学生カバンに机の中にある荷物を入れ、帰宅の途に就けばいいだけだから。
幸ちゃんは後ろからリムの安眠している姿を覗き込むように見ながら肩を何度も揺らして、
「リムちゃん起きて! 起きて!」
と声をかけてくれたみたい。
しかしリムは幸ちゃんが声をかけ、身体を揺らそうがいつまで経って起きないから。
幸ちゃんは自分の腕を組み考える人へと変化をして、「う~ん、う~ん」と呻った。




