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第34話 お好み焼き屋【皐月】の宅配は全国可能! (6)
「えぇ~。パパ、何で~?」
リムがパパへと不満を漏らせば。
「……もしもリムに何か起きたら大変だから俺がいくよ。だからリムはお店の手伝いの方を頼む……」
しかし我が家の竜神さまは、自分の御身体よりもリムの身を案じてくれるから。リムは嬉しいなぁと思う気持ちもあるけれど。リムはパパの妃の一人だから、竜神さまの御身体の方が大変に心配で仕方がない。
だからリムは嬉しい反面もあるけれど。パパの過保護さには困ったなぁ、とも思う気持ちもあるから、自分の顔色を変えながら。
「パパ~。リムの方は大丈夫だよ。リムだってパパの妃なのだから大丈夫……。それにリムもドラゴンなのだから。もしも自身に厄災がふりかかれば。直ぐに自分で対処できるから心配はないよ。それにちゃんとスマートフォンのナビシステムを使用しながら。お客さまの家を探すから問題はないし。この宅配システムに応募できる人は。常日頃から大変に素行がよく。他人のためになにかしら。お役に立つことをした人にしか応募ができないようになっているから。女の子のリムがお客さまの家に商品を届けても。何の問題も起きないから、パパ大丈夫だよ」
と、リムはパパの説得を試みる。




