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第30話 お好み焼き屋【皐月】の宅配は全国可能! (2)

「そうか、リム、分かったよ。ありがとう」

「いいえ、いいえ、どういたしまして」と。


 パパがリムへとお礼を告げてきたので首を振る。


「リム、悪いんだけれど。お客様の名前と住所。それと電話番号をメモしてくれるか……」


 パパがリムに嘆願をしてきた。


 しかしリムもパパの妃であり。この広島お好み焼き屋【皐月】の女将の一人なのだから。リムはパパに指示を受けなくても、お仕事の手順は全部理解をしているつもり。


 特に今でこそ、大変な賑わいを見せ──広島のお好み焼き屋さんの中でも行列ができる流行りのお店の一つとなった【皐月】だけれど。以前は《《閑古鳥が鳴く》》ほどお暇なお店で、パパはお店の住宅ローンも滞り。【皐月】の売却もしくは、お店の中を改装してテナントとして貸し出すかの選択にパパは迫られている時もあった。


 しかしリムが桃源郷から竜神さまの転生者であるパパを助けるために地上……。このお店……。広島お好み焼き屋【皐月】へと姉上と共に降臨……。


パパ(竜神さま)の竜神化へと手引きをして、三人で夫婦仲良く必死に切り盛りをして軌道に乗せ赤字を黒字に変え、借金も追いつきどころか? 


 その後母上や伯母上達もパパのことを現竜神さまと認め降臨したことで神殿の財宝を少し売却して隣の空き地も購入──新たな駐車場や竜神さまの社と母上と姉上の社も建設したぐらいの女将さんだから、これぐらいのことは出来て当たり前なのです。



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