表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

24/63

第24話 リムの社は、広島お好み焼き【皐月】(7)

 だからリムも学校から帰宅をしたばかりだけれど。


「パパ~、リムも手伝うね」


 と、旦那さま(竜神さま)へと告げる。


「あいよ」、「悪いな、リム」


 忙しいけれど馴れた手つきで手際よく、広島お好み焼きを焼く旦那さま(竜神さま)から言葉が返る、


 リムはパパへと「うぅん」と首を振り。「大丈夫だよ」と告げると。


 リムは厨房へと向かわずに、先ずは店内に飾ってある小さな祠(神棚)へと向かう。


 そして小さな祠(神棚)の前へと到着すれば。お客さま達が居ても気にした様子を見せないで。


《ポンポン》


 と自分の手を叩き、お祈り……。


 そう【皐月】の店内に祀っている小さな祠(神棚)は、最初にリムがこの世界へとパパの妻になり支えるためにきた時に設置をしてもらった。竜神の巫女であり、商売繁盛、恋愛の竜神さま──リムを祀り、商売繁盛を御祈願する自分専用の社……。


 特に赤字続きだった【皐月】を黒字へと立て直した商売繁盛と恋愛に効能がある竜神(リム)神棚()へとお客さま達に幸あれと。リムは今日も小さな祠(神棚)念を注ぎ込むために祈りを始め、終わり、踵を返せば。


「リムちゃん?」


 と、お客さまから声をかけられた。


「……ん? 何?」


 リムが首を傾げ声を返すと。


「リムちゃんの言った通り、お店の神棚を来店の度に祈っていたら、彼女が出来たよ。あっ、ははは」


 お客さまは照れ恥かしそうだが、嬉しそうな声音で、今まで彼女ができなくて寂しい思いをしていたけれど、やっとできた。


 だから幸福になったのだと教えてくれた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ