表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2/51

第2話 愛する人を見つけたみたい?(改修版)

 そう、《《あの日》》……。わらわ達竜の巫女の主である竜神さまの転生者をリムが見つけた日はこんな感じだったみたいですね。


「リム?」

「何、姉上?」

「今日はもう疲れたでしょ? だからお父さまの転生者を探索するのは、そろそろ辞めて、今日はもうゆるりとしないさい。わかりましたか、リム?」


 我が家の長女……。次女のリムの姉になるレビィアが妹の身体を心配して、陛下の転生者を探索する行為を辞めて、自分の部屋で寛ぎなさいと告げたみたいですよ。


 だからリムは素直にですね。


「はい、わかりました、姉上。今日はリムも姉上の言われる通りに、父上さまの転生者を探索する行為は辞めて、部屋で読書でもして寝ますね」と。


 《《あの日》》、リムは素直にレビィアへと告げた。


 しかしリムは《《あの日》》、ふと《《合わせ鏡》》の蓋を締め忘れているのではないか? と再度魔法の銅鏡を見詰めてみたのでした。



 ……ん? あれ?


 リムが《《合わせ鏡》》を《《あの日》》見詰めると鏡の中からよい香りがした。


 だからリムは銅鏡に向かって匂いを嗅ぎ──可愛く自分の鼻を『クンクン』と鳴らした。


 う~ん、いい匂い……。いい香りがする……。一体何処からするのだろう?


 この大変に香ばしくていい香りは?


 鏡の向こうからするのだけれど。


 一体何の匂いなのだろうか? と。


 リムは困惑しながら思いつつ銅鏡の向こう側……。


 そう地上! 人間達の住む世界の景色を注意深く観察し、様子を窺いながら。


 リムは可愛らしい鼻を『クンクン』と動かしては、自分の鼻孔を刺激する良い香りの出先を注意深く探索した。


 すると銅製の魔法の鏡……。天界の神々が太古の時代から地上を観察するために使用していた《《合わせ鏡》》と呼ばれる物に、男性の姿が映し出された。


 だからリムは『?』と思い。


 リムは《《あの日》》、更に注意深く合わせ鏡の向こう側である地上の景色を食い入るように見詰め観察をしました。


 するとリムの碧眼の瞳に、男性の姿が銅鏡に写りました。


 そしてリムは男性の姿を見て驚愕し。


「父上ー!」と銅鏡に向かって叫び!


 その後のリムは慌てて立ち上がり──自分の部屋から退室して、宮殿の廊下を優雅に歩く、自分の姉のレビィアの背へと向けて慌てて声をかけるのでした。


「──姉上! 姉上! 大変です! 大変なのです! 父上ー! 父上の転生者の男性がいた! 見つけました! このリムが! だから姉上も早く! 早くきてください! リムの部屋に! そして地上が見える鏡を覗いてみてください、お願いします!」


 リムは《《あの日》》! わらわ達の主である竜神さまの転生者を見つけたのだと、姉のレビィアの背へと向かって叫び、説明をした。


 だから姉のレビィアは振り返り、自分の妹の狼狽し、慌てている声を聞き。


「えっ! うそ? 冗談でしょう、リム?」と。


 《《あの日》》! 姉のレビィアはリムへと声を返し。リムが早く自分の部屋へときて欲しいと嘆願をするから。


 レビィアは踵を返して、リムの部屋へと慌てて戻り。


 その後は姉妹で仲良く《《合わせ鏡》》の中を覗いて、


「ああ、本当ですね」

「そうでしょう」と。


 竜の巫女の姉妹は仲良く、嬉しそうに、《《合わせ鏡》》の中に映る、今まで探し求めた()の転生者を嬉しそうに見詰め続けるのでした。


 おしまい。


 おしまい。


 日本に古くから伝わる物語はお終いなのでした。



 ◇◇◇





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ