第1話 序章(改修版)
改修しながらの投稿ですがよろしくお願いします(o*。_。)oペコッ
まだ地上では梅の花が咲く、寒さが残る、春先の日に。
「陛下、陛下、どこにいるの? 一体どこにいるのよ」
まあ、何処の恋愛物語では良くある話でございますが。
今日も竜神の巫女である、わらわが愛する男性を探している声が聞こえてきます。
それもわらわの喉が枯れるほどの叫び声は数日! 数十日! 数か月……。まあ数年、数百年……。
この近代日本の暦では弥生や縄文時代以前の太古の昔……。この青い星! 広い世界!
そう、この地球の地上を支配した巨大な生物たち……。《《恐竜》》と呼ばれる者達が全滅して、この地上を支配し始めた二足歩行の猿がわらわ達の神技で進化をした。
そう二足歩行の猿が猿人へと進化して、更に神技の祝福……。生物の促進化を計り、人間と呼ばれる者達へと進化させ。
彼等! 彼女達へと! わらわたち神々は《《知性》》! 《《理性》》! 《《感性》》! を備えつけさせた頃より、竜神の巫女でもあるわらわは、人間達の観察を合わせ鏡の中を覗き込み、観察しながら。
わらわの愛する人……。
そう古から渡り鳥が運んでくると言われている《《死の病》》によって若くして他界をしたわらわ達の陛下……。
竜神さまの転生者を真っ赤な宮殿の後宮から、地球の神々が手塩にかけて創生した蒼く美しい地球の地上をね。
この金色の瞳でわらわは鏡越しに隅から隅まで、近代日本の《《令和》》と呼ばれる時代まで根気よく、我慢強く、竜神さまの転生者を探索したのでした。
わらわは、竜神族の一族のためにね。
だってわらわ達竜の巫女は、余りにも早く夫である、竜神さまを失ったことで失意のどん底に落ちてしまっていた。
だからわらわの一族の巫女達は覇気もあがらず、毎日悲しみに耽っては溜息……。
そして嘆きと愚痴とばかりを漏らして……。竜の一族の世継ぎの方も、もうこれ以上は残すこともできないでいるから、わらわ達は寂しい思いをして覇気も上がらない状態が続いている。
まあ、そんな最中に……。わらわの愛する娘二人が、母であるわらわの目を盗み合わせ鏡を見詰める中……。
ある日! ある時に! ある異変に! わらわの娘達は気がついてくれて、《《ある者》》! を発見してくれたのだった。
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