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パーティーから裏切られたホワイトマジシャンは規格外  作者: つるぴかつるちゃん
第三章 トルナージュの出来事、そして“ルナ”

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第91話  旧パーティーで、ドラゴンとの再戦③

これが最後の総力戦。


「行くぞッ!」

ジャンが先陣を切る。


「ダブルアイスストリーム!」

双流の冷気が咆哮のように迸り、ドラゴンの顔面を覆った。


氷結の力が鱗を侵食し、牙の間から白い煙が漏れ出す。


「ウインドブラスト!」

ルナの風がその隙を切り裂く。

鋭い刃が鱗の隙間を深々とえぐり、血飛沫が飛び散った。


ドラゴンの巨体が大きく揺れる。


「ジャン、ルナっ!ハイヒール!」

リリエルは仲間の小さな傷を即座に癒し、戦線を維持させる。


癒しの光は微かに揺れていたが、それでも決して途切れることはなかった。


ドラゴンは怒り狂い、凄まじい咆哮を放った。

炎が再び口腔に集まり、巨大なブレスが放たれようとする。


その圧力に、3人の喉は自然と震えた。


「今度こそ、止める!」

ジャンとルナは同時に詠唱を開始する。


「ブリザード!」

「アイスストリーム!」


冷気と氷雪が炎を迎え撃つ。

視界が揺れ、空気が悲鳴を上げた。

だが、炎はなおも強い。


ドラゴンの瞳には執念の赤光が燃え盛っている。

「押し返せぇぇぇっ!」


ジャンが歯を食いしばり、限界まで魔力を搾り出す。

ルナの顔も苦悶に歪みながら、それでも風を重ねた。


「ウインドブラスト!」

風と氷が合わさり、炎を押し返す。


轟音と閃光が塔を引き裂くように響き渡った。

天井から岩片が降り注ぎ、地面は赤熱に揺れる。


それでも、3人の足は止まらない。


「もう少し・・・・・もう少しで!!」

リリエルの祈るような声が響いた。


その光が2人を支え、立ち続ける力を与える。


ついに、炎がかき消えた。


冷気と風の奔流が押し切り、ドラゴンの顎を打ち抜く。

巨体がのけぞり、怒りの咆哮が塔内を満たした。


「今だ、畳みかけろッ!」


ジャンは「ダブルブリザード!」を叩き込み

ルナは「ウインドブラスト!」を重ねる。

氷雪と烈風が嵐のように渦を巻き、ドラゴンを包み込む。

鱗が砕け、血が霧のように宙を舞った。


リリエルも叫ぶ。

「ウインドカッター!」


鋭い風刃が口腔を裂き、炎を封じ込めた。

彼女自身の魔力は限界に近かったが、それでも仲間と肩を並べていた。




ドラゴンはよろめき、膝を折りかけた。

塔全体が振動し、天井から大岩が崩れ落ちる。


3人はそれを避けながらも、決して攻撃の手を止めなかった。


「はぁ、はぁ・・・まだ・・・なの!?」

ルナは肩で息をしながら呟く。


「あと・・・・・あと一歩で!」

ジャンが声を張り上げる。


ルナの瞳に闘志が宿り、リリエルの光は一層強く輝いた。

しかし、ドラゴンもまだ死んではいない。

最後の執念を燃やすように、口腔に赤い炎が集まる。

その姿は、まさに絶望の象徴だった。


「まだ終わってない!」

ジャンは杖を握り直す。

ルナとリリエルも同時に構えた。


3人の視線が重なり、言葉以上の決意が伝わる。

勝利は目前。

だが、決着の瞬間はまだ訪れていなかった。




塔を震わせる咆哮と轟音。


その中心で、ジャン、ルナ、リリエルの3人は最後の一撃を叩き込もうと魔力を振り絞っていた。


汗に濡れた頬、血に染まった衣服、震える足、限界はとうに越えていた。


それでも、勝利の光がようやく手の届くところにあると信じ、3人は必死に踏みとどまりながら、全力の魔力をぶつけ続ける。


「うぅ・・・・・全然押し切れないよ!」

ルナが涙目になりながら叫ぶ。

額には汗が滴り、頬は煤に汚れていた。


それでも瞳は輝き、決して諦めてはいなかった。


「大丈夫・・・・・まだ、やれる!」

ジャンは唇を噛みしめ、杖を強く握る。


炎に押されそうになる冷気を、必死で支え続けた。


「ジャン・・・・・!体が!」

リリエルの声は震えていた。


彼女はヒールを唱えながらも、目の前で血を流すジャンの姿に胸を締め付けられていた。


「心配するな、リリエル!オレはまだ大丈夫!」

ジャンが振り返り、必死に笑みを見せる。


その姿に、リリエルは強く頷いた。

「ええ!」




その時、炎の勢いがわずかに弱まった。

ドラゴンの動きが鈍り、翼の羽ばたきが重たく見える。


確実に体力は削れていたのだ。


「ジャン!今がチャンスだよ!」

ルナが叫び、風を巻き起こす。


「ウインドブラスト!」


鋭い風の奔流が炎の渦を切り裂き、ドラゴンの顔面を抉った。

血と鱗が飛び散り、怒り狂った咆哮が塔内を震わせる。


「うわわっ、私はまだ耐えるもん!」

ルナが顔をしかめて叫ぶ。


直後、ドラゴンは巨大な爪を振り下ろし、岩床を粉砕した。

その衝撃で3人の体が揺さぶられる。


「ルナ、下がれ!」

ジャンが飛び込み、彼女を抱えて飛行魔法で後方へ避難する。


すぐさま尻尾が薙ぎ払い、岩壁が粉々に砕けた。


「ひゃああっ!危なかったよー!」

「油断するな!まだ終わってない!」

「ジャン、ありがとっ!」


ドラゴンは全身を震わせ、最後の力を振り絞るように炎を練り上げていた。

口腔に赤黒い光が渦巻き、これまでで最大のブレスを放とうとしている。


「これ・・・・・来ます!たぶん、最大の一撃!」

リリエルの声が震える。


その目には恐怖と覚悟が宿っていた。


「3人で全力をぶつけるしかない!これで決めるぞ!」

ジャンが叫ぶ。


声はかすれていたが、力強さは失われていなかった。


「分かったよ!やってやるんだから!」

ルナが、杖を構える。


彼女の声には子どものような無邪気さと、大切な人を守りたい一心が混ざっていた。


「ええ!私も・・・・・最後まで!」

リリエルが胸に手を当て、震える声で応じる。


3人の魔力が同時に解き放たれた。


「ダブルブリザード!」

「ウインドブラスト!」

「ハイヒール!」


冷気と風が渦巻き、癒しの光が2人を支える。


3つの力が一つに絡み合い、巨大な奔流となってドラゴンの炎にぶつかる。


轟音。

閃光。

蒸気。


塔が崩れそうなほどの衝撃が走った。


「押して!押し返すんだから! ・・・・・・もう・・・・・倒れてーーーっ!」

ルナの声が響く。


涙を浮かべながら、それでも必死に杖を振るっていた。


「オレたちならできる!絶対に勝てる!」

ジャンの叫びが重なる。全身の魔力を振り絞り、炎を押し返す。


「どうか・・・・・どうか届いてください!」

リリエルは祈るように声を震わせた。


ドラゴンの炎が揺らぎ、少しずつ押し返されていく。

しかし、その目にはまだ光が宿り、最後の抵抗を見せていた。




巨体を震わせ、命のすべてを燃やして3人を焼き尽くそうとする。

炎と氷、風と光。

双方の力がぶつかり合い、塔全体が砕けるかのような衝撃に包まれる。


その中心で、3人は決して退かずに立ち向かっていた。

最後の力を振り絞ったドラゴンの炎が弾け、やがて押し返される。


氷の刃と風の奔流が灼熱を切り裂き、ついにドラゴンの巨体を貫いた。

その咆哮は地鳴りのように塔全体を震わせ、赤黒い血が岩床に飛び散った。


巨体が揺らぎ、よろめく。

確かに勝利は目前に迫っていた。


「よし!貫いた!!」

ジャンは小さくガッツポーズをする。


「や、やった・・・・・届いたよーっ!」

ルナが涙を浮かべながら、笑顔を作った。


その隣でリリエルも胸に手を当て、震える声を上げる。


「ここまで・・・・・追い詰めたんですね!」

3人は杖を構え直した。

疲労困憊、立っているのもやっとだった。




だが、次の一撃で確実に仕留める覚悟を決めていた。


「今度こそ、今度こそっ!!次で・・・・・終わりにする!」

ジャンの声に、ルナとリリエルが強く頷く。


3人の魔力が再び収束した、その瞬間だった。

ドラゴンの尾が振り抜かれた。

ドラゴンの必死の抵抗だった。


「っ!」


ルナとリリエルは飛行魔法でかわしたが、衝撃は逃れきれず、体が弾かれ、岩に叩きつけられた。


「きゃあっ!!」

「いったぁあっ!・・・っ!?ジャン、危ない!」

全身に痛みが走り、息が詰まるが、ルナが叫んだ。


だが、疲労で足が絡まり、ジャンの動きは遅れた。

尾が直撃し、彼の体が宙を舞って岩壁に叩きつけられる。


「ぐあっ!」


血が散り、ジャンの体が地に崩れ落ちた。

その瞳は閉じられ、反応がない。


「ジャンっ!!」

ルナの絶叫が塔内に響いた。


「よくもジャンにっ!!エクスプロージョン!!」

ルナは泣きながらも、ドラゴンに強烈な一撃を叩きつける。


その直後、涙を溢れさせながら駆け寄り、ジャンの体を抱き起こす。

「お願い、返事して!ねぇ、ジャン!起きてよ!一人にしないでよ!」


声は嗚咽に掻き消され、頬を伝う涙がジャンの顔に落ちる。

彼の胸に耳を当てるが、鼓動は弱く、声を返すことはなかった。


「っ、いや・・・・・・やだ・・・・・・!ジャン、死なないで・・・・・・お願い!」

ルナは半狂乱のように叫び続ける。


胸の奥を突き破る痛みと恐怖に押し潰され、視界は涙で滲んでいた。

その隣でリリエルも震えていた。

恐怖と絶望が心を支配しかけていた。


だが、彼女は震える手で杖を強く握りしめ、かすれた声を絞り出す。


「ルナ!今は・・・・・・ジャンを揺さぶっても駄目です!」

「でも!でもっ!ジャンが・・・・・・っ!」


その時、リリエルが震える声を上げた。


「ルナ!まだです・・・・・ドラゴンがっ!!!」

ルナが顔を上げる。


瀕死のはずのドラゴンが、怒りの形相でなおも立ち上がり、口に炎を溜めていた。


執念の光が、その目に宿っている。


「ウソ!?・・・・・まだ動けるの!?」

ルナの瞳に恐怖と絶望が宿る。


しかしリリエルは必死に首を振った。


「信じましょう!必ず・・・・・・必ずジャンを助けるわ!そのためには、今・・・・・・あの怪物を倒すしかないのよ!」


リリエルの声は涙で震えていたが、理性の火はまだ消えていなかった。


「ここで倒さなければ・・・・・ジャンも、私たちも・・・・・!お願いルナ、立ち上がって!」

ルナはジャンの顔を見つめた。


血に濡れた頬、閉じられた瞳。

胸の奥からこみ上げる悲しみが、怒りと決意へと変わっていく。


「ジャン・・・・・見てて!絶対に、勝つから!・・・・・・ジャンは絶対に、死なせない!」

涙を拭うことなく、ルナは杖を構えた。


リリエルも隣に立ち、震える手を重ねる。

「やるわよ!一緒に!」


「うんっ・・・・・泣いてばかりじゃダメだから!今、私が守るよ!」

2人の声が響き、魔力が解き放たれる。


ルナのウインドブラストと

リリエルのウインドカッターが絡み合い

嵐のような奔流となってドラゴンへ突き進む。


瀕死のドラゴンは最後の力で炎を吐こうとした。


だが、それを突き破るように風と光が飲み込み、鱗を切り裂き、口腔を抉り、巨体を貫いた。


「お願い・・・お願いだから・・・倒れてよっ!!ここでは、死なないんだからぁああああっ!!」

ルナが叫び声を上げ、涙と共に魔力を放ち続ける。


塔が震え、轟音が響き渡る。

そして、ドラゴンは絶叫を上げながら崩れ落ちた。




炎の輝きは掻き消え、塔には静寂が訪れた。


「っ、はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」

リリエルは、肩で必死に息をしながら、倒れたドラゴンを見つめる。


もう動かない、そう確信できるまで、視線を外せなかった。


ルナは杖を取り落とし、膝から崩れ落ちた。

全身は汗と涙に濡れ、震えていた。


それでも、すぐにジャンのもとへ、這うように駆け寄る。

「ジャン・・・・・終わったんだよ!勝ったんだよ!だから、お願い・・・・・起きてーーーっ!」


彼の体を抱き締め、何度も揺さぶる。

頬を伝う涙が彼の顔に落ちても、瞳は閉じられたまま。

返事は返ってこなかった。


「ジャンっ!!いやだよ!私をひとりにしないでーーーっ!!」

ルナの絶叫が、静寂に包まれた塔内に響き渡った。




怒りも憎しみも溶かすように、巨体は細かな光の粒へと変わり、静かに舞い上がった。


ルナとリリエルはその光に包まれる。


傷口がみるみる癒え、裂けた服の隙間から覗いていた血は消え去り、肌は元通りになった。


全身の疲労も霧が晴れるように消え、体が軽くなっていく。

「す、すごい・・・・・全部、治っていくんですね」

リリエルが呟く。


その声には驚きと安堵が入り混じっていた。

ルナも一瞬だけ目を見開いたが、すぐに腕の中のジャンに視線を戻した。

彼の体も光に包まれている。

だが・・・・・


「ジャン?ねぇ・・・返事・・・してよ」

その瞳は閉じられたまま、返事はなかった。


胸の上下は微かに動いているが、意識は戻らない。

「いや・・・・・いやだよ!全部治ったんだよ!?」


ルナの声は、呟くような小さい声から、絶叫に近い声に変わっていく。


「治ったんだから・・・・・ジャンも起きるはずだよ!?」

ルナは震える声で叫び、彼の頬を両手で挟む。


何度も揺さぶり、必死に呼びかけた。


「ジャン!ねぇ、お願いだから返事してよ!私を置いて行かないで!いやだよ、いやだよーーー!」

涙が滝のように流れ、ジャンの顔を濡らし、絶叫した。


ルナは泣きながら、子どものように何度も何度も抱きしめ直す。

光の粒はやがて消え去り、静寂が訪れた。


そのとき、カランと硬い音が響いた。

地面にひとつの鍵が落ちていたのだ。




金色に輝く装飾の鍵は、まるで次の道を示すように淡く光っていた。


「これは・・・・・」

リリエルが恐る恐る近づき、両手で拾い上げる。

その掌に冷たい感触が伝わる。


彼女は一度目を閉じ、呼吸を整えてから、ルナへ声をかけた。


「ルナ・・・・・見てください。これが・・・・・きっと、次のステージへ行くための・・・・・」


「そんなのいらないっ!!」

ルナは怒鳴り、涙で濡れた顔で振り返った。


「いやだぁっ!! ジャンが起きないなら、鍵なんて、何にもならないんだからぁああっ!!」


「でも・・・・・」


リリエルは言葉を詰まらせる。


正しいことを伝えなければいけないと思う一方で、今のルナは心が壊れかけていることも痛いほど分かっていた。


「お願い・・・・・お願いだから・・・・・起きてよ・・・・・私を抱きしめてよ!!『終わったな』って言ってよーーー!!!」

ルナは再びジャンを抱き締め、耳元で泣き叫んだ。


その声は嗚咽にかき消され、塔の壁に虚しく反響する。

リリエルは胸に鍵を抱き、ただその場に立ち尽くした。

彼女の目にも涙が浮かんでいたが、それを堪えながらルナを見守るしかなかった。


「ねえ!ジャン・・・・・ジャン・・・・・私を置いて行ったら、絶対に許さないんだから!」

ルナの叫びは恐怖に満ちていた。


震える指でジャンの手を握りしめ、顔を何度も擦り寄せる。


頬を叩いても、揺さぶっても、返事はない。

「どうして・・・・・・目を開けてくれないの!?ねえ!・・・・・・悪い冗談はやめてよっ!お願いだから・・・・・・」

声は涙に濡れ、震えていた。

ルナは彼の胸に顔を埋め、必死に縋りつく。


身体が完全に癒えた分、余計にその沈黙が恐ろしかった。


「ねぇ、笑ってよ・・・・・目を開けて、私に“だいじょうぶ”って言ってよ・・・・・お願いだからぁぁぁ!」

その叫びは塔の奥深くに響く。


ルナは半狂乱のまま、ジャンを抱き締め続けていた。

リリエルは涙を堪えながらも、ただ祈るようにその姿を見守ることしかできなかった。




ジャンは彼女の腕の中で眠るように横たわり、目を覚ます気配はない。


「お願い・・・・・ジャン・・・・・目を開けてよ・・・・・!よくやったって・・・・・褒めて・・・・・」

ルナの涙は止まらず、頬を伝ってジャンの顔に零れ落ちる。


彼女は必死にその頬を撫で、何度も名前を呼び続けた。

だが返事はなく、静かな呼吸だけが確かな生の証を伝えていた。


「どうして・・・ヒック・・・どうしてなの?傷は治ったのに・・・・・」


リリエルは、声をかけたくても、ルナの心の痛みを思うと、ただ見守ることしかできなかった。


「一緒に・・・ヒック・・・ずっと一緒に・・・・・いてくれるって・・・ヒック・・・生きて・・・・・帰ろうって・・・ヒック・・・」


ルナの声は震え、喉の奥で嗚咽が絡まる。

その心を支配するのは恐怖と絶望だった




エルミナ「読んでくださって、本当にありがとうございます。今回も、なかなか凄い展開だったわね」


ルミア「塔でジャンたち、ドラゴンを倒したのは本当にすごいけど・・・・・・ジャン、意識不明って・・・・・・」


カイラス「ルナのあの泣き声・・・・・・さすがに胸が締めつけられたな。リリエルも動けなくなるほど動揺していたし」


エルミナ「ええ。見ていてつらかったなぁー。あれはもう、心が壊れてしまいそうな叫びだったから」


ルミア「でも・・・・・・どうなるのかしら。ジャン・・・」


ライアス「おいおい、落ち込みすぎじゃ。主人公がそう簡単に死ぬわけねぇだろうが」


カイラス「もしここで死ぬようなら、バッドエンドだな」


ルミア「というか・・・今回、話のボリュームすごくない? 予定より長くなってるような」


エルミナ「ああ、それね。もともと“89話と90話で完結する予定”だったらしいわよ」


ライアス「ところがのぉ、どっちも1万語超えになっちまってな。結果、91話まで伸びたわけじゃ」


カイラス「詰め込みすぎだろ作者・・・」


エルミナ「まあ、おかげで私たちも出番をいただけたのだし、よしとしましょう」


ライアス「さて、もしジャンがここで死んだら・・・・・・ほら、次はワシら中心の物語が始まるんじゃろ?

“カイラスとゆかいな仲間たち~塔のてっぺんまで行ってみた~”とかのタイトルで」


エルミナ「それ、絶対に誰も読まないと思う」


ルミア「というか、ゆかいな仲間たちって・・・・・・私たち?」


カイラス「まあ、リリエルもオレたちの仲間だし、メインを張れないこともない・・・・・・のか?」


ライアス「ほれ、もう決まりじゃ。新主人公カイラス、ヒロイン枠にエルミナ、癒やし枠にルミア、そして万能枠にリリエル! そして暴れる枠のワシ!、完璧じゃろ」


エルミナ「誰がヒロインですって?」


ルミア「えっ、癒やし枠って・・・・・・私には、荷が重いわよ」


カイラス「それにリリエルは今、それどころじゃねぇって!」


ライアス「まあまあ、冗談じゃよ。ジャンは戻ってくる。あいつはそんなやわな男じゃねぇ」


エルミナ「ええ、信じている。だからみんな」


4人「次回もお楽しみに!」



ルナ「ジャンは死なないもん!! 勝手に主役交代の話しないでよーーーっ!!」


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