第84話 楽しい休日、事件発生
翌朝――。
柔らかな朝日がカーテンの隙間から差し込み、部屋を淡く照らしていた。
ジャンはゆっくりと目を覚まし、隣でまだ眠たげに瞬きを繰り返すルナの姿を見て、小さく笑った。
「もう朝か」
「ん・・・・・。お腹、空いたよ」
寝ぼけた声で呟くルナに、ジャンは苦笑しながら起き上がる。
ほどなくして2人は身支度を整え、フィリーネと合流して宿の食堂へ向かった。
香ばしい匂いが漂う食堂では、焼きたての魚の定食が運ばれてくる。
湯気を立てる白飯と、黄金色に焼き上がった魚。
その光景に、ルナの目はぱっと輝いた。
「わぁ! すっごくいい匂い! いただきます!」
箸を手に取ると、彼女は勢いよく魚をほぐし、頬を膨らませながら夢中で食べ始める。
「んーっ、おいしい! すっごく美味しいよ!」
子どものように嬉しそうにはしゃぐルナを見て、ジャンは思わず肩をすくめた。
「まったく・・・・・朝から元気だな」
「ふふ・・・・・。でも、ルナが楽しそうに食べてくれると、こちらまで幸せな気持ちになれるわね」
フィリーネは穏やかな笑みを浮かべ、ジャンもつられて口元を緩めた。
和やかな空気が3人を包み、短いながらも心安らぐ朝食の時間となった。
食後、彼らは揃って冒険者ギルドへと向かう。
朝の街は人通りも多く、石畳を踏むたびに活気ある声が耳に届いた。
重厚な扉を開けて中へ入ると、見慣れた一団の姿が目に入る。
エヴァンたちのパーティーが、受付の近くにいたのだ。
その中で一番にこちらへ気づいたのはソフィアだった。
彼女はぱっと表情を明るくし、マントを揺らして駆け寄ってくる。
「ジャン! ルナ! フィリーネ! 昨日は本当にありがとうございました!」
彼女は深々と頭を下げ、感謝の言葉を繰り返した。
その真っ直ぐな眼差しに、ジャンは少し気恥ずかしそうに後頭部をかいた。
「いや、大げさだって。気にすんな」
「でも、助けてもらわなければ、私は・・・・・。だから、ちゃんとお礼が言いたかったんです!」
ソフィアは言葉を重ねる。
その後ろから、仲間のエヴァン、エレオス、リディアも近づいてきた。
彼らの顔にも、昨日の出来事を経た安心と信頼がにじんでいる。
ソフィアは振り返り、仲間たちに頷いてから、ジャンたちへ元気いっぱいに提案した。
「もし良ければ・・・・・皆さんも一緒に草原に行きませんか? 昨日のお礼も兼ねて、ぜひご一緒させてください!」
その言葉にルナは嬉しそうに目を丸くし、フィリーネは少し驚いたように瞬きをした。
ジャンは一拍考えたあと、肩をすくめて応じる。
「まぁ、気晴らしにはいいかもしれないな」
ジャンは気になる事があり、ソフィアに声をかける。
「もう、大丈夫なのか? 無理して動いてないか?」
「はい! もうすっかり元気です! 心配かけてすみません!」
ソフィアは笑顔を絶やさず答える。
その明るさに、ルナも安心したように頷いた。
やがて一行は街を抜け、風の通る草原の手前に差しかかる。
青空の下、どこまでも広がる緑の波が迎えてくれた。
その光景を見ながら、ジャンはルナとフィリーネの顔を順に見ると、静かに言葉を口にする。
「なぁ、今日は無理せず休みにしよう。ここしばらく色々あったし、ちょっと一息ついた方がいい」
思いがけない提案に、ルナはぱっと顔を輝かせた。
「ほんと!? やったー!」
彼女は飛び跳ねるようにして両手を上げ、無邪気に喜びを表す。
その姿に、ジャンは心が和んだ。
「ふふ・・・・・。ジャン、やっぱり優しいのね」
フィリーネは静かに微笑んだ。
仲間を気遣う彼の姿勢に、胸の奥が温かくなる。
エヴァンが、穏やかな声で続けた。
「ソフィアの休息も兼ねて・・・・・今日はオレたちも休みにしよう。」
エレオス、リディアは笑顔で頷き、ソフィアもエヴァンの心遣いを嬉しく思った。
こうしてジャンたち3人と、エヴァンたち4人のパーティーは、束の間の平穏を分かち合うのだった。
草原に着くと、さわやかな風が一同を包み込んだ。
頬を撫でる柔らかな風に、皆は一瞬目を閉じ、その心地よさに浸る。
遠くでは草が揺れ、波のようにざわめいていた。
やがてソフィアが口を開く。
「ジャン、ルナ、フィリーネ・・・・・本当にすごいよ。シャドーを倒すなんて、普通は考えられない。ルナが背中を切られた時は、もうダメだと思ったのに・・・・・」
ルナは、胸を張って答えた。
「ソフィアのためなら、頑張れるもん!」
言い切る彼女の無邪気さに、皆の口元が思わず緩む。
フィリーネはそっとルナを見ると、落ち着いた声音で微笑んだ。
「あの時のこと・・・・・。ソフィアを救い出した瞬間、ジャンとルナがどうしていたのか、あなたに見せてあげたかったわ」
その言葉に、ルナはぱっと顔を上げて
「なになに!? ねぇ、どんなこと!?」
と食いつき、ソフィアも
「わたしも気になります!」
と瞳を輝かせる。
ジャンはただ静かに口をつぐみ、わずかに肩をすくめるだけだった。
エヴァンとエレオスはそっぽを向きつつも聞き耳を立てて、リディアは腕を組んだまま、フィリーネの次の言葉を待っている。
草原を渡る風が、フィリーネの声を優しく運んでいった。
「シャドーを倒した時、ジャンはルナに・・・・・ハイヒールをかけたの」
その瞬間、ルナは目を輝かせて身を乗り出し、ソフィアはますます期待に満ちた目で続きを見つめる。
一方、ジャンの表情には、陰りが浮かんでいた。
フィリーネは唇の端を上げ、いたずらっぽい顔をして、間を置いてから、言葉を継ぐ。
「それから・・・・・私の足の怪我を放っておいて、ジャンとルナは、いちゃつき始めたの。しかも、気を失っていたソフィアのことすら忘れてね」
「えぇっ!? そ、それはっ!」
ルナは真っ赤になって慌てて否定しようとするが、ソフィアはぽかんと目を丸くしたあと、頬を膨らませる。
「わたし、そんな大事な時に放っておかれてたの?」
「い、いや・・・・・・ち、違うんだ! 誤解だ!」
ジャンが両手を振って必死に弁解する
「あれは頑張ったルナを褒めただけだ!」
ジャンが両手を振って必死に弁解する。
しかし、その直後にルナが自爆した。
「あ、あれは戦いが終わった直後でね、えっと、その、ジャンとラブラブしたかっただけだよっ!」
その瞬間、ソフィアの目が「シャキーン」と音を立てるかのように吊り上がり、満面の笑みを浮かべながら2人を見据えた。
「ま、待て!」
「そ、それは誤解だよーっ!」
ジャンとルナは同時に声を張り上げるが、ソフィアはにっこりと微笑みを崩さない。
だがその笑顔は、優しさよりもむしろ迫力に満ちていた。
「ルナさん?」
ソフィアの声は驚くほど柔らかかった。
だがその裏に潜む圧力は、ルナの背筋を凍らせるに十分だった。
「は、はい? え、その・・・・・笑顔が・・・ね・・・、こ、怖い・・・・・よ?」
額から玉のような汗を流しながら、ルナは小さく震えた声を絞り出す。
次にソフィアの視線が向いたのはジャンだった。
彼女の手のひらには、いつの間にか小さなファイアボールが浮かんでいる。
「ジャンさん?」
「ソ、ソフィア・・・さん? あの・・・、その手に持ってるのは・・・・・な、何でしょうか?」
ジャンがおずおずと尋ねると、ソフィアはにっこり笑ったまま、わざとらしく首をかしげてみせた。
「さぁ? 何でしょうねー?」
とぼけた声音で答えながら、彼女はゆっくりとジャンとルナに歩み寄っていく。
リディアとエヴァン、エレオスは、唇を噛んで笑いをこらえるのに必死だった。
そんな彼らの様子を横目で眺めていたフィリーネが、ふと口元を歪め、冷静な声でとどめの一言を放った。
「Aクラスよりも、Cクラスの方が強い証拠がこれね」
その瞬間、リディアたちは堪えきれず、ついに大爆笑を響かせた。
「はははっ! だ、だめだ、お腹痛ぇ!」
「あはは、これは・・・ひどい、もうっ!」
3人は肩を揺らしながら爆笑する。
しかしソフィアだけは笑わなかった。
静かな微笑みを浮かべたまま、ついにジャンとルナの目の前に立つ。
そして、掌の上で赤々と燃えるファイアボールを、ゆっくりと頭上へ掲げてみせた。
「ちょ、ちょっと待て! 話し合おう!」
ジャンが慌てて両手を前に突き出し、必死に叫ぶ。
一方のルナは完全にパニックに陥っていた。
「き、今日の魚、太陽ごはんで、魔導書のギルドだったよ!」
まるで遺言のように、まったく意味不明な言葉を口走る。
「どういう意味だよっ!?」
ジャンが悲鳴混じりに突っ込む。
「ひゃああぁっ、燃やされるーっ!」
ルナは頭を抱えてしゃがみ込み、必死に身を小さくした。
ファイアボールの赤い光が、彼女の顔を真っ赤に染め上げる。
ソフィアは、なおも微笑んだまま、ファイアボールを大きく振りかぶるように掲げ・・・・・
「おしまい!」
と、声高らかに叫んだ。
「うわあああああっ!」
「きゃあああああっ!」
ジャンとルナが同時に絶叫する。
しかし次の瞬間、ファイアボールはふっと掻き消えるように消滅した。
残されたのは、煙のように揺れる魔力の残滓だけ。
「っ!?」
ジャンとルナは固まったまま顔を上げる。
ソフィアは、からかうように肩をすくめ、にこりと笑ってみせた。
「冗談です」
「じょ、冗談!?」
「ひどいよソフィア! 心臓止まるかと思ったよ!」
ジャンとルナが同時に抗議するが、ソフィアは笑顔で首を傾げる。
「でも、ちょっとは反省しましたか?」
2人は顔を見合わせ、同時に深々とうなずいた。
その様子を見ていたリディアたちは、再び笑いの渦に飲まれる。
フィリーネも口元に手を当てて、少しだけ肩を震わせていた。
その時、エヴァンがふいに真顔で口を開いた。
「Aクラスであっても、こういう状況じゃCクラスに負けるんだな」
場にいた全員が一瞬きょとんとしたが、次の瞬間、爆発するように大笑いが広がった。
「はははっ、確かに!」
「く、くるしいーーーっ!」
リディアもエレオスも、腹を抱えて転げ回るほどに笑っている。
一方のソフィアは、笑うのではなく、腕を組んで「ふむ・・・・・」と妙に納得したようにうなずいていた。
「なるほど・・・・・。確かにそうかもしれませんね」
ルナはというと、肩を落とし、目に涙を浮かべながら小さな声でつぶやく。
「わ、わたしは・・・・・ソフィアが怖かっただけなんだよ」
ジャンはそんなルナの姿を見つめながら、冷や汗をかき続けていた。
(またルナが地雷を踏んだんじゃないのか? 心臓がバクバクする・・・・・)
すると突然、ルナが立ち上がろうとした瞬間、足をもつれさせて盛大に転んでしまった。
「きゃあっ!」
転がった拍子に、草の上で頭に花びらがぺたりと貼りつき、ルナは半泣きで顔を上げる。
「うぅ・・・・・ドジってばかりだよぉ」
その情けない姿に、緊張していた空気が完全に崩れ、今度は全員が堪えきれずに再び大笑いした。
「まったく・・・・・最後まであなたらしいわね」
フィリーネが肩をすくめる。
「もう、勘弁してくれよ」
そう言うと、ジャンも苦笑いを浮かべる。
ルナは拗ねたように頬をふくらませるが、みんなの笑顔に釣られて、結局ルナも笑ってしまった。
やがて、腹を抱えて笑い疲れた一同は、ふと時計の代わりに太陽の位置に目を向けた。
「そういえば、もう昼だな」
エヴァンが言うと、リディアも大きく伸びをして頷く。
「そろそろお腹も空いたし、昼食に行きましょうか」
自然と全員の足は、街へと戻る方向へ向かっていった。
街へ戻る道を歩きながら、にぎやかだった笑い声も少し落ち着きを取り戻していた。
そんな中、フィリーネがふと歩調を合わせてジャンの横に並ぶ。
「ねえ、ジャン。今日休みにするのは私も嬉しいわ。でも・・・・・アステリアに戻ることや、蘇ったかもしれない古代文明の遺跡の調査は、しなくてもいいのかしら?」
問いかけは静かだったが、その眼差しには真剣さが宿っていた。
ジャンは少しだけ視線を上げ、澄みきった青空を見上げてから答える。
「どっちも逃げるもんじゃないさ。それに、この先は休む暇がなくなるかもしれない。だから今日くらいは忘れて、楽しんでおこう」
その言葉には迷いがなく、むしろ仲間のことを気遣う優しさがにじんでいた。
フィリーネは小さく瞬きをし、それからふっと笑みを浮かべる。
「それもそうね。あなたの言う通りだわ。だったら、今日は遠慮なく楽しませてもらうわね」
ジャンが「そうしてくれ」と返すと、少し前を歩いていたルナが勢いよく振り返る。
「そうだよ!今日は楽しむ日なんだから!もう難しい話は禁止っ!」
無邪気な宣言に、エヴァンたちも頷き、空気は一気に軽くなった。
そして一行は、街の中心にある食堂へとたどり着く。
中へ入ると、木の香りがする広々とした店内に、焼きたてのパンや煮込み料理の匂いが漂っていた。
「わぁ・・・・・いい匂い!」
ルナがきらきらした目で辺りを見回すと、店員が笑顔で迎えてくれる。
大きなテーブルへ案内され、次々と料理が運ばれてきた。
バターの香るふわふわのパン、
香草で焼き上げた肉料理、色鮮やかな野菜のスープ。
どれも見ただけで食欲をそそる。
「いただきます!」
ルナが真っ先にパンへ手を伸ばし、大きくかじりつく。
頬をいっぱいに膨らませながら「おいしい!」と声を上げる姿に、全員の笑みが自然とこぼれた。
「本当に・・・・・元気ね、あなたは」
フィリーネが苦笑しながらもパンをちぎり、口に運ぶ。
しっとりとした食感に、彼女の表情もやわらぐ。
「これ、すごくうまいな」
ジャンも素直に舌鼓を打ち、エヴァンやリディアも料理を前にして会話が弾む。
ソフィアは湯気の立つスープを手に取り、「はふ、はふ」としながら夢中で口に運んでいた。
そんな彼女の姿を見て、ルナはまた笑顔になり、「ほら、こっちのお肉も美味しいよ!」と自分の皿を差し出す。
やがて食堂のテーブルは、笑い声と「美味しい!」の言葉で満たされていった。
昼食を終えて街に出ると、石畳の上を行き交う人々のざわめきと、露店から漂う香ばしい匂いが一行を包み込んだ。
ルナはというと、元気いっぱいに後ろ歩きを始め、両手を広げながら声を張り上げる。
「ねぇねぇ、次はどこへ行くー?」
ソフィアは慌てて、両手を伸ばす。
「ルナ、危ないですよ!人にぶつかっちゃいます!」
けれど、ルナは自信満々の笑みを浮かべ、器用に人波を避けながら歩みを進めていた。
「だいじょうぶだよー!ほら、ぜんぜん平気っ!」
が、次の瞬間。
「わっ!」
小さい段差に足を取られたルナは、派手に背中から転んでしまった。
石畳に響く音に、周囲の人々が思わず振り返る。
「いたたたた」
情けない声を漏らすルナに、リディアがすかさず笑いながら言った。
「後ろ歩きなんてするからよ」
フィリーネはため息をつきつつも、優しい笑みを浮かべて手を差し出す。
「もう・・・・・子どもなんだから」
その言葉にルナは頬をふくらませて立ち上がる。
「子どもじゃないもん!」
頬を赤く染めて反論する姿に、周りは笑みをこぼすしかなかった。
ジャンも思わず口元を押さえながら肩をすくめる。
「まったく・・・・・元気すぎるのも考えものだな」
笑いに包まれながら、七人は石畳の賑やかな通りを進んでいく。
街は活気に満ち、行商人が声を張り上げ、子どもたちが追いかけっこをしている。
そんな中、一行の前方からただならぬ気配が迫ってきた。
血相を変えた女性が、必死に人をかき分けながら走ってくる。
髪は乱れ、頬は涙で濡れていた。
彼女はジャンたちの目の前で立ち止まり、息を荒げながら叫ぶ。
「友達が・・・・・林で・・・・・助けて!」
その声は悲鳴に近かった。
周囲の人々がざわめく中、ジャンたちは一瞬だけ互いに視線を交わした。
ルナとソフィアはほぼ同時に顔を見合わせ、息をそろえて言う。
「「助けに行こっ!」」
2人の強い眼差しに、エヴァンも真剣な顔つきでうなずく。
リディアは腰の剣に手をやり、エレオスも短杖を握り直した。
フィリーネは一歩前に出て、怯える女性の肩に手を置く。
「落ち着いて。詳しく話してくださる?」
女性は涙で濡れた目を必死に見開き、声を震わせながら答えた。
「林の奥で・・・・・化け物みたいなのに襲われて・・・・・みんな逃げたのに、一人だけ!」
ジャンは深く息を吐き、仲間たちをぐるりと見渡した。
「よし、行こう。手遅れになる前に!」
その声には迷いがなかった。ルナは力強くうなずき、ソフィアも拳を握りしめる。
七人の視線が一つに重なった瞬間、街の喧騒とはまるで別世界のように、空気がピンッと張りつめていった。
ソフィア「読んでくださっている皆さん、本当にありがとうございます! 今日も来てくださって嬉しいです! 私、こういう場だと緊張するんですけど・・・・・・が、頑張りますっ!」
ソフィア「ところで、ルナって、本当に幸せそうに食べますよね。あれ、見てるだけでお腹が減るんですけど・・・」
ソフィア「読者の皆さんはどう思います? あれ、魔法じゃないですか? “食欲増幅魔法”とか?」
ソフィア「ところで、ジャンはどうして何も話さないんですか?」
ジャン「しーーっ!」(眉だけ動く)
ソフィア「え、なんでですか?」
ジャン「作者の陰謀だ!オレは何も見ていないし、何も聞こえない」
ソフィア「いや、聞こえてますよね、それ。」
ジャン「ルナが・・・・・・ソフィアとオレだけで、あとがきに出たと知ったら、オレは」
ルナ(遠くから)「ジャーーン! どこにいるのーー!? 匂いで探すからねーっ!!」
ジャン「しっ!!!」(慌てて壁の影に吸い込まれるように隠れる)
ソフィア「読者の皆さん、どう思います? Aクラスのエースが隅っこで影と一体化してるんですけど」
ソフィア「しかも相手は、私ですよ。Cクラスですよ?」
ジャン(影の中)「やめてくれ、精神的に効く」
ソフィア「さて、次回タイトルは『第85話 ばいばいルナ、ばいばいソフィア』なんです」
ジャン「2人はどうなるんだ?」(影の中からひょこ)
ソフィア「ふふっ。ジャンは内容知ってるじゃないですか」
ジャン「ああ、知ってる」(影へ戻る)
ソフィア「知ってるといえば、作者から“IFの世界線”の話を聞いたんです」
ジャン「そうか、じゃ、オレは関係ないから帰る」(影ごとスーッと移動して退場)
ソフィア「逃げるの早っ!」
ソフィア「作者が言ってました。“IFの世界線をいくつか映像で見た”って」
ソフィア「その中の1つ“私とジャンが付き合う世界線”を聞きました」
ソフィア「“私とジャンが付き合う世界線”は2つあったんですが、どちらも残念でした」
ソフィア「でも、“どの世界線も誰も幸せになれないから公開しない”そうです。」
ソフィア「他の“IFの世界線”ど、どんな世界線なんでしょうね、それ怖い!」
ソフィア「それではーー」
ルナ(遠くから全力ダッシュで乱入)「次回も、お楽しみにーーっ!!!」
ソフィア「きゃっ!? わ、私のセリフが・・・・・・」




