表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/70

第30話 降臨する救済の亜神

 優しい光が朝の到来を告げる。

 私は天蓋付きの高価そうなベッドでゆっくりと目を開けた。


 「ふぁーーーー、良く寝た」


 大きく伸びをして欠伸をする。

 貴族令嬢にあるまじき行為だね。


 「うーん……どうなったのかしら。まあ寝ている事が出来る状態ではありそうね」

 「領主邸が襲われていたらこんなに静かじゃないものね」


 おじいちゃんに教えられたあの言葉。

 たぶん夢ではない。


 私はベッドに腰を掛け意識を集中した。


 「ステータス!」


※※※※※


【名前】ロナリア・ウッドストック/高坂舞奈

【種族】【亜神new!】

【性別】女性

【年齢】18歳/38歳/【寿命撤廃new!】

【職業】【救済の亜神new!】

【固有スキル】new!

【鑑定(10/10)】

【解呪(10/10)new!】


【保持スキル】


 健康促進・【不老長寿new!】・言語理解

 社畜根性・地球の知識

 調理8/10・家事3/10

 創造8/10・魅了10/10

 隠蔽5/10・基礎魔法8/10

 ストレージ5/10・念話(創造神)


【称号】


(くつがえ)すもの】

【運命を完成させるもの】

【愛をはぐくむものnew!】

【運命神の孫new!】


【状態】

【転生・正常】

【愛する人:1キロ圏内new!】

【恋敵:1キロ圏内new!】


※※※※※


 私は体から力が抜けるのを感じた。

 はっ?

 はあああ???


 どうすんのよコレ?

 もう人間じゃないじゃん!


 ああ、突っ込みどころが多すぎる。


 おじいちゃん、運命の神様だったのね。


 もう、小さい子が分かる訳ないでしょ?

 あんな難しい話。


 くうっ、笑っているおじいちゃんの顔が浮かぶわね。


 わーい。

 年取らないのね私。

 はああ。


 !?愛する人…1キロ圏内?

 恋敵!?


 ううう。


 突然頭に創造神様の声が響き渡った。


 『こりゃ、舞奈、やりおったな?』

 『……おはようございます』

 『っ!?…うむ、おはよう』

 『『はああああーーーーーーー』』


 同時に着くため息に思わず笑ってしまった。


 『舞奈おまえ、やり過ぎじゃろ』

 『うん。…って、私悪くなくない?』

 『まあ、の。むう、あのじじいめ、加減を知らんの全く』

 『はは、は』


 絶対面白がっているわ。

 おじいちゃん。


 『コホン。まあなったものは仕方がない。それよりもお前さんに伝えることがあるのじゃ』

 『伝えること?ですか』

 『うむ。……おぬしの(つがい)……たらしじゃの』

 『つっ、つっ、番って…は?はああ??どういうことです?!』


 えっ、えっ?ええー?……やっぱり……俊則!?あう、本当に!?


 私は顔を赤く染めプルプルと震えてしまう。

 鼓動がどんどん早くなっていく。


 『こりゃ!落ち着かんかい!!まだ何も話しておらんわ!!』

 『は、はひ』

 『まったく。……おぬしに頼むつもりの因果の終息を、わずか数秒の抱擁で止めよったわい。たらしといわず何と言うんじゃ』


 …抱擁?……俊則が?……誰と?……はあ?!

 浮ついていた気持ちが海の底まで沈んだ気分だ。

 そして燃え上がる嫉妬の炎!!

 きっと今の私にはゴゴゴゴゴというエフェクトが見えているはずだ。


 『……排除…』

 『んん?なんじゃ?』

 『泥棒猫は排除してやるううう!!!』

 『落ち着けと言うとろうが!!!この馬鹿もんが!!』

 『ひっ!!……ごめんなさい』

 『まあの…気持ちは分からんでもない。そういうわけで、元凶は多分もう問題はないじゃろ。舞奈よ』

 『……はい』

 『亜神でも子供は作れるでの。まあ、幸せになりなさい』


 『っ!?……ありがとう』

 『ふぉっふぉ、……彼を見つけたのはオルゴイルドじゃ。罪滅ぼしらしいがの。ではな』


 ああ、信じていたわ。

 あの無駄に名前の長い素敵な美しい神様♡

 ありがとう♡


 チュー位ならしてあげてもよくてよ。


 ………なんか『いらないよ』って聞こえた気がするわね。


 私はベッドから起き上がり、少し大きめの声で可愛い侍女の名前を呼ぶ。


 「ルル!お願いできるかしら?」

 「はい。ロナリアお姉さま♡」


 たぶん『ル』のタイミングでドアが開いたわね。

 まあ……本当に有能だわ。


 「ルル、目いっぱいわたくしを可愛くしていただけるかしら」

 「はい。お任せください」


 「……皆は無事かしら」

 「ええ、ロナリアお姉さまのお薬、大活躍みたいですよ。詳しくは誰も教えて下さらないけど。もちろん機密ですもんね」

 「はは、は。まあ、そうね。……ルル、世の中には知らない方が良い事もあるのよ」

 「???」

 「あっ、お化粧も……可愛く……えっと、自然な感じで…お願いね」

 「ふふっ。かしこまりました」


 さあ、大団円を迎えるわよ。

 待っていてね……俊則♡


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ