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転生した令嬢


「なんで…なんで…なんで私の推しはヒロインとくっつかないのよー!!!」


「いい加減気づきなさいよ。あんたの推しは優しすぎて進展しない、友達止まりタイプなのよ。」


「うぅ〜。それにしたってどのルートでも結ばれないなんてありえる?こんなにハイスペックなのに!私がこのゲームの中にいたらヒロインとくっつけてあげるのにー!優しい子が報われない世界なんてクソだー!」


ーーーーーーー


久々に会った友人とそんなことを話した後、帰宅して爆睡。

そして目が覚めると、直前に話していたゲームの世界へ転生していた。

メインキャラではないが、侯爵令嬢という申し分ない身分。

父と母に溺愛されていて顔も中々に可愛い。

産まれた年からしてヒロインと同学年だから、きっと"彼"もいるはず。

ヒロインと幼馴染でずっとそばで見守ってきたのに、王太子や他のキャラにあっさり負けてしまう私の推しが…。


「悪いけど、私はヒロインと彼をくっつけるわ。」


もうすぐ初めてのイベントが起こる。

〜ヒロインとメインキャラの出会い編〜

王太子殿下の10歳の誕生パーティー

社交界デビューや婚約者選びも兼ねて同年代の子達が集まるイベントだ。ここで初めてメインキャラが集合する。


ヒロイン、カミラ=アンダーソン

金色の髪に黄緑色の瞳をもつ可愛らしい女の子。あまり裕福ではないが由緒正しい伯爵家出身。強い癒しの力をもっており、後に光の精霊王と契約して聖女となる。


王太子、ハインツ=ルードベキア

白銀の髪に赤い瞳をもつ美男子。文武両道の天才。ニコニコしてるが結構腹黒い。


ヒロインの幼馴染(私の推し)、アインス=ブルーノ

王国の四大公爵、北部の砦であるブルーノ公爵家の次男。

優秀な兄と多才な弟に挟まれ劣等感を抱いていたが、ヒロインの存在に救われる。グレーの髪に空色の瞳をもつ美男子。


ライバル令嬢、クラリス=エスメラルダ

赤い髪に紫の瞳をもつ美少女。王国の四大公爵、東部の盾であるエスメラルダ公爵家の5人兄妹の末娘。

王太子の婚約者候補No. 1で何かとヒロインと競い合う。


この世界の悪役、グラン=シャノワール

黒髪に赤い瞳をもつ美男子。ヒロイン達より5歳上。王国の四大公爵、西部の剣であるシャノワール家の後継者。


あとは

騎士団長の息子のダグラス=クリッド(侯爵家)

大神官の孫のレミリオ=ノスカータ(伯爵家)

魔塔主の息子のダミアン=ファラメル(公爵家)

後にヒロインの友人となる、

クロエ=ホワイト(子爵家)アイリーン=トゥワイス(伯爵家)

が一堂に集まるのだ。


そしてある事件が起きる。

その事件をヒロインが解決することで出会いイベントが終了するのだけれど…私的にちょっとこの事件は見過ごせない。

ストーリー上しょうがないのだろうけど、胸が痛む事件だから、ヒロインには申し訳ないけどこの事件は起こさせないと決めている。

まぁ始まりのイベントってだけで、他にも出会いイベントは沢山あるし、私は推しとヒロインにくっついて欲しいし、このイベントは諦めてくれ!ヒロインちゃん!


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