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詩*見つめて*

疾走する夕暮れ

作者: a i o

玄関から緋色の夕暮れへ

踏み出した足が

つま先から切なさに染まって

しどろもどろの雲の

頼りない影は走り去る


心の赴くままに歩きだした

果てしなく続くような

夜に向かって

重なり濃くなる空と

潰える光の咆哮

息と息を繋いで

鼓動と鼓動で(こた)えた


焚き付けられるように

いきたくはなくて

古めいた白熱灯

そんな

千切(ちぎ)れそうな明かりを

いくつも路地に散りばめてる


それぞれの窓枠に陽が落ちて

風の青さが吹き抜けて

ひとり

そこから吹かれていく

夜のうねりの静けさに

次第に忘れゆく夕暮れに

突き上げるのは

寂しさじゃなく

今、出会えた喜びだと

そういつか

伝えるために








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