第8話 Sランク以上の冒険者
俺はこの町を滅ぼす。
これはもう決まったことだ。
だが俺は一般市民までは殺さない。あと、使えそうなやつもな。
取り敢えず俺が考えている事としては、この町を全部《無限収納》で取り込む。
そして更地になったここに選別して生かす価値なしと判断したものを出す。そして殺し、そのあとに生きる価値のあるものを出す。
アンサーこの計画に何か問題はあるか?
『Sランク以上の冒険者ですと《無限収納》に生きたままでは入らない恐れがあります。』
そうか。嘘発見器でも造って俺に従うものだけ生き残そう。
『了解。《心読》を《創造》しました。』
よし、これでいけるな。
早速開始するか。
「《無限収納》!!!」
そう叫んだ瞬間、町が3人の冒険者を残して消え失せた。
「なっ何が起きたんだ!?」
その中で一番弱いであろうものがそう叫んだ。
弱いといってもSランクだからな。
いい魔法が手に入るかも知れない。
っと、戦う前に言わないとな。
「俺はこの町を潰し、新しい町を造る。俺に従う者はいるか?」
よし、心を読んだ。
「おい、そこのお前。」
「な、なんだ?」
「お前だけ助けてやる。お前は良い選択をしたよ。
それ以外は残念だな。俺に殺意を向けてきた。」
その中で一番弱いであろうやつに俺はそう言った。
そして残り2人をみる。
見たところよほど自信があるようだな。
「俺に殺意があるものを従える訳にもいかないのでな。
君達には他界してもらう。」
「俺がどこの馬の骨かも分からんようなやつに従う訳がないだろう。お前を殺してこの町を元に戻してやる!」
問答無用と言わんばかりの勢いで攻撃をしかけてきた。
はぁ。剣か…それじゃあ何も得れないんだなぁ。
『《剣技》は経験ですので新しい効果が必要になります。
《会得》を《略奪》に改良しますか?』
おお!流石だな。頼む。
『《会得》を《略奪》に改良しました。
これによって死体からも能力を得れるようになりました。』
マジ?よし、後で試そう。
剣技奪うし、造ろっと。
剣《創造》!
よし、これで条件は一緒だな。折角だし楽しみますか。
「え………」
おっと、思わず声が漏れてしまった。
でも仕方ないよね。
手始めに黒雷使ったら3人とも気絶するんだもん。
横で見てた二人まで気絶したからびっくりしたよ。
どーしたことか。
取り敢えず回収するか。
気絶すりゃあ取り込めるし……
読んで下さいましてありがとうございました。
続きます。