第4話 魔法作成
「はぁー。倒したかったなー。」
初めての魔物を逃がしてしまった。
その悔しさから俺はそんなことをいっていた。
『〖攻撃〗のための能力を改良します。
《学習》から《会得》に改良されました。
この効果は《学習》の効果に加え、想像するだけで存在するほとんどの魔法を習得可能になるというものです。』
え、マジか…
このほとんども神属性と造られた魔法以外ってことだな。
『その通りです。』
うん、やっぱりチートだ。
さて、新しい能力も手に入れたことだし魔法を習得しますか。
あ、そういえば魔法って詠唱時間とかあるの?
『有ります。効果が良いものほど詠唱時間が長くなります。』
あるのか。ならそのバランスも考えないとな。
まず闇属性は﴾黒雷﴿があるからいいとして、火属性だな。
火属性の魔法で定番といえば﴾ファイアボール﴿だけどこの世界にもあるのかな?
『有ります。《会得》しますか?』
あるのなら勿論《会得》しますよ。
『火魔法﴾ファイアボール﴿を《会得》します。』
よし、次は水かな。
でも、水っていうより氷の魔法が多いよね。
﴾氷槍﴿とかできたらいいんだけど流石に無理だよな。
『水魔法の分類で存在します。なので《会得》可能です。《会得》しますか?』
え?会得出来るんだ…
出来るならするけども…
『水魔法﴾氷槍﴿を《会得》します。』
次は木属性かー。
木属性といえば回復系だよな。
詠唱時間と効果は自由に変えたいけどそれは流石に無いよな…
「あ!《創造》!」
そうだった!無いなら造れば良いじゃないか!
よし。造ろう。
効果は「詠唱時間に比例して効果も高くなっていく。」だな。
『回復魔法﴾回復時間﴿を《創造》します。
効果はマスターの言ったものです。』
よし、できた。
最後は光属性だけど明かりのための魔法って何か無い?
『光魔法﴾太陽﴿という指定した範囲を昼間のように明るくするものが有ります。《会得》しますか?』
それって10センチとかでも可能?
『可能です。』
ならそれで。
『光魔法﴾太陽﴿を《会得》します。』
よし、これで全種類の魔法が揃ったな。
最後に聞きたいことがある。
それぞれの属性の弱点はなんだ?
『火は水に弱く、水は木に弱く、木は火に弱い。
また、光、闇は互いに弱点となっていて神属性に弱点は有りません。言うのするなら神属性のものに神属性以外の魔法は通じません。』
よし、予想通りだ。
これで前のやつが出てきても多分勝てる!
読んで下さりありがとうございました!
続きます。