無彩色の猫に幸あれ。
「魔女さん、居ますか?」
古い町の一軒家に住む居候の木陰と、家主である雪。
毎日を平穏に過ごす2人だったが、木陰にとってはその幸せは時間制限付であった。
少しでも長く雪と日々を過ごしたいと願う木陰に、『何でも願いを叶えてくれる路地裏の魔女』の噂が流れてくる。
必死の思いで魔女を見つけて頼み事をする木陰だったが、魔女の口から放たれた言葉は耳を疑いたくなるようなものだった。
―――あんた、そう長くは生きられないでしょ。・・・雪のこと殺して、ここに居なよ。
古い町の一軒家に住む居候の木陰と、家主である雪。
毎日を平穏に過ごす2人だったが、木陰にとってはその幸せは時間制限付であった。
少しでも長く雪と日々を過ごしたいと願う木陰に、『何でも願いを叶えてくれる路地裏の魔女』の噂が流れてくる。
必死の思いで魔女を見つけて頼み事をする木陰だったが、魔女の口から放たれた言葉は耳を疑いたくなるようなものだった。
―――あんた、そう長くは生きられないでしょ。・・・雪のこと殺して、ここに居なよ。