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スパルタドジっ子



「あなた達は何をしていたのですか?」


「行き成り爆破されて宙を舞ってました。」


「いえ、そうでは無くてその前………」


「自分達より巨大な火球に襲われました。」


「いえ、あの、………ですから!」


「………」

 俺は無言で俺と今隣で伸びてる顎共を爆破した二十代後半、赤髪ポニーテールな美人眼鏡教師事、担任のアジュリカ先生をジト目で睨んだ。ちなみにあだ名はスパルタドジっ子だ。

 (つーか俺の周り美人多くね?何で誰とも脈がねーんだよ!)


「ご、ゴホン!まぁ、何となくは分かります。

 昨日の事件の事で絡まれてたんですよね?」


 誤魔化しやがったぞ、この先行………

 スキルの〈手加減〉を使っていたとは言え普通公園で中級の攻撃魔法使うか?しかも火系統の、自然破壊も良いところだ。

 多分学院にいない事を忘れていつものノリで魔法を使ってしまったのだろう。スパルタドジっ子………この人のうっかりで殺せれかけた事は片手ではたりない。


 あんまり突っ込むのも野暮だろうから誤魔化されよう。


「ええ、その認識で合っています。正確には嫉妬からの逆恨みですね。」


「………そうですか。」

 先生は憐れむような眼差しで俺を………いや、違うな。

 目で分かる、"お前の自業自得だ”って言ってる。多分この件だけじゃなくて、昨日のことも含めてだ。


 ちっ…


 やっぱ美人だけど好きになれねーんだよなこの先生。魔法がまったく使えない俺を見下してる。別に俺に直接何かしたってわけじゃね~し、皆と同じ様に接しようとしてくれてんだが、分かっちまうんだよなー。

 いや、分かる、何で先生やミリーが魔法で優劣を付けちまうのか。生まれは魔法の名家で幼少の頃から魔法の英才教育を受けて来た。だからどうしても魔法が価値観の中に入ってしまう。

 いやっ、普通ならこの人は魔法が苦手でも努力してる生徒を見下したりしない、していたらウルマティア学院でSクラスの担任なんかには絶対に慣れない。


 でも俺はかなりの魔力量を宿してる、普通こんだけ有れば間違って魔法使えちまうくらいだ。それなのに一番簡単な強化魔法も出来ない。

 それに、努力してる剣術だって(ユリア)が比較対象じゃどうしても霞んじまう。あの天才は努力も凄い。俺れと同じ時間で倍近くのメニューを来なすし俺より体力有るから長い間練習出来るだけ。(俺は途中でぶったおれる。)


 どうしても俺のやる気を疑っちまうんだ。彼女自身は気づいてねー、と言うかそんな自分を見たくねー見たいだけどな…


 この先生は生徒に思いやりがある教師の鏡だ、………ただ俺だけとは合わないだけで。


 「………昨日の事は、私達教師は特別に不問にしようと思っています。君が取り乱した理由が理由でしたし。正直君には悪いと思っています。

 だも、これはお互いの為なの、理解してくれる?」


 ………この人にこんなに優しくしてもらえたのって初めてかも…………




 でも、薄っペリーんだよなぁ………この優しさ。いつもの鞭や火球の方がまだ大切にしてもらってる感が編る…はぁぁぁ、じゃあ一応………


「どうもありがとうございました、これからはふたたびおなじあやまちをおこさないよう、よりいっそうべんがくにはげむつもりであります。

 たいへんじひぶかきたいよう、こころからかんしゃのきもちがアフレデルヨウデス。」


「………まぁ良いです、君はそういう人ですし。 

 それと本来ならSクラスに居るには有望なパーティーのいち員であることが条件ですが、君は特別にこのままいることが許されました。」


 昨日聞いたよ………ん?待てよ?


「先生、質問があります。」

「ん?何でしょうか?」

「どうしてリヒトは昨日俺がパーティーを追い出されてもSクラスに残れると知ってたんですか?

 確かアジュリカ先生が許可したとか言ってました。あの騒動のあと結構直ぐに俺合流したはずなんですけど、





 いつリヒト達と話したんですか?」


 そうだ、あいつらなんであんなに用意が良かったんだ?俺がSクラスに残れるとか、【移動要塞】の事とか。

 無口なハートは置いといて、あのお人好しの化身であるマリアナが一言も喋らなかったのも今思えば不自然だ。


 そう、最初から準備していた様に………


 まさか………


「…ふう、察しの通り〈転職の義〉の前から私達はパーティーメンバーの交代を彼らに勧めていました。」

「!!………いつのま…いや、魔法実技の時間か。確かにこの頃あの授業のあとは皆から気混付い雰囲気がしてたな。」

「ええ、そうよ。その時彼等にこの話を持ち込んで、リンディアさんに紹介しました。

 誤解しないで、彼等だって最初は強く拒絶したわ。でも時間を掛け、ちゃんと話したら本当にお互いの為だと理解してくれました。

 それでも乗り気では決して無かった…そう、【星読】様がリヒト君が【勇者】となる予言をする前は。」


 ………




 !!はっ?



「えっ…じゃあ知っていた?のか?最初から?」

「いえ、予言は所詮予言、確実ではありません。でも、もし【勇者】となるのならば過酷な運命がリヒト君を待っています。

 出来るだけのサポートが彼には必要なのです。皆、最後まで悩みました、ですがもし本当に【勇者】となるのならば、世界の為なるべく早く確実に強くならなくてはいけない。

 ですから最終的に、【勇者】になれば私達の提案を受け入れる事にしてくれました。勿論君がSクラスを出ていかなくていいように頼まれました。君が今まで道理にSクラスの授業と設備を使える様に。ふふっ、仲間思いですよね、彼等にも余裕なんてないのに。

 君も知っているでしょう?歴代や他の【勇者】が立ち向かわなくてはいけなかった困難を。


 ある者は魔力災害を止め、


 ある者はひもじい者たちの為〈魔境〉の奥地まで行き新しい作物を見つけ、


 ある者は独裁者となった【帝王】を打ち取り、


 ある者は獣人族と妖精族の戦争を止め、二種族の間に和解をもたらした、


 ある者は邪竜とかした最強の王竜を封印した、


 この様に、【勇者】となったリヒト君には絶大な使命があるのです。そしてそれに伴う大衆からの期待や、彼を利用しようとして来る貴族や商人。【勇者】は名誉な事だけでは無く、呪いとしても彼には思えるでしょう。

 勿論君にも期待してますよ。【剣士】となり正しいスキルを選べば、君は順調に成長して行きます。そして必ず上級職の中でも上位になれるでしょう。

 皆さんは別に君を見捨てたのではありません。しょうがのないことだったの。ただ、今はどうしても一緒に居てはお互いを駄目にしてしまうんです。

 どうか分かってください。」

 

……

………

…………

……………

………………

…………………

……………………

………………………

…………………………

……………………………








ああ、やっぱりこの人はスパルタドジっ子だ………






だってさ………










それ…


















俺に一番知られちゃいけない事だろう。




テッテレテー 、ルビを覚えた!(おそ!




う~ん、思う様に掛けません。日々ボキャブラリーの狭さに悩ませられます。


毎日更新する人達が神に見えてきました…


まぁ、書くこと自体は楽しいのですがね。





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