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雑魚の扱い


 だってさ、『特別』持ちでさえ一生掛けてなれるかわからねーんだぜ?

 平均的な人間の寿命は何も無けりゃ70差くらいだし、その前に魔物やら盗賊やらに殺せれるからそこまで生きられる保証は無い。



 その間にレベルアップやらスキルの会得やら修行やらで〈英雄職〉の最低ラインである強さに辿り着くのだらうか…

 うん、かなり厳しいと思う………エルフ見たいな長寿な種族でも上級職の上限を超えるにはかなりの時間を費やさないと行けないと言われてる。



 それにもし普通にレベル上限に達したとしても〈英雄職〉になるのに必要な力には遠く及ばないって授業で習ったな………


 どうしようか………





 はぁぁぁ………



 もし俺にも『特別』が合ったらなぁぁ、アイツらズルすぎんだよ!

 今のままだったら俺は完璧な噛ませ役じゃん!もしコレが小説なら多分主人公の力を見せるための都合のいい比較対象じゃんか!!


 あれだよあれ、最初の一巻だけ出てきて、その後はもうモブAとしか出てこないやつ。

 何か俺の名前を知ってたら「マニヤック過ぎるファン」って呼ばれそうな立ち位置ですよ!


 畜生!どーせ俺は雑魚だよバーか!





 ………ふう。済まない、少し熱くなってしまったようだ。俺としたことが全く、フッ。

 (ヤベ、今の俺超クールじゃなかった?)


 そして俺気づくと学校の近くにまで来ていた。結構考え込んでたんだな。


 あとはこの公園を通って近道すればすぐだ、とそんな所で誰かがいきなり声を掛けてきた。


 「よう、オルゴット家の出来損ない。もう体は大丈夫か?聞いたぜ、リヒト殿に「グシャ」って虫見体に潰されたってよ!」


 振り返るとそこには俺と同じウルマティア学院の制服を着た男子が五、六人いた(数えんのめんどい)。



 こ、こいつらは!まさか?!

 いや間違いない!

 あの真ん中に居るやつ!

 あの生意気な顔!

 あの無駄にデカイ体!

 そして何より、あの割れてる顎!!









 ………誰?


「………誰?」


「なっ!テメー!僕の事を忘れたのか?つーか今一瞬「お、お前は!」的な反応したろ!」


 残念、正解は「こ、こいつらは!」の方だ。でも何かここで知らないって言ったらかわいそうなので知ってるふりをしよう。


 大丈夫!こいつの名前は検討が付いてる、こいつの名前は絶対に………


「ああ、すまんすまん。ちょっとした冗談だよ………アゴタ君!」(ドヤッ!)


「ちげーよ!だれだそれ?!」

「あ~すまんすまん。そうだよな、和国系の顔じゃねーよな。ちょとした冗談だって言ってんだろ………アゴトニオ君!」

「僕の名前はアントニオだっ!」

「おっ!以外にちけーじゃねーか。流石俺!」

「やっぱり僕の名前忘れてんじゃねーか!」


「それは断じて違う!!」


 俺は高らかに断言した。そして真剣な眼差しをアゴなんとか君に向けた。その視線に警戒して、アゴなんとか君は少し体を構えて、額に汗を流した。

 

「何故なら!俺はお前の事なんて初めから知らないからだ!(ドーーーン)」


………

……………


 アゴなんとか君達は固まった、それこそゴーゴンに睨まれたように。


 よし、このままおさらばしよう。

 学校の方角を向いてさっきと同じペースで歩き始めた。


「………は!ち、ちょっとまてぇぇぇぇ!」


「嫌だ。」

 俺は少し歩くスピードを上げた。何が悲しくてこいつ等と居なきゃならんのだ。


「待て!知らないとはどういう事だ?僕達は同じ時間に剣術の授業があったぞ!?」


「………え?マジで?」

 俺はもう一度こいつの割れた顎を見た。


「やっぱ見覚えが無いな。」

「テメー今顎だけ見たろ?なぁ?!なぁぁ?!!」

「ああ、お前の顎だけ見た。」

「少しは否定しろよ!」

「すまん、ぐうの音も出なかった。

 まぁ、そんな顎してて知ってんなら覚えてると思う、やっぱお前の事なんて知らねー。」

「俺の存在意義は顎だけなのか?!」

「えっ?その質問本当に答えていいの?」

「………やっぱり止めてくれ…」


 だろ?


「ふん!まぁお前は図々しくSランクの方々とだけ練習していたからなぁ。

 まぁ、剣を取って間もないリヒト殿とは何とか五分だが、アウローラ様やユリア様と練習していた時は殆どサンドバッグ状態!よく恥ずかしがらずに要られたな、その図太さだけは検討に値する。

 しかし!等々貴様はリヒト殿のパーティーから外された!それどころか貴様は【勇者】であるリヒト殿に襲い掛かった!

 だから僕等は立ち上がったのだ、貴様と言う『愚者』に己の立場というものをわからせてやるためにな!」


「ふーん、なるほど。詰まり俺に嫉妬してたけどリヒト達が怖くて今まで何も出来なかった、でもパーティーを止めさせられたってのを聞いて今までの鬱憤を晴らさうって魂胆か。

 まぁ、いんじゃね?俺も同じような事した事あるし。

 でも………『愚者』って何だよ?今まで出来底ないやら失敗作やら呼ばれたり、親父の息子である事を疑われた事はうんざりする程合ったけど『愚者』ってのは初めてだな。」


「ああ、お前の新しいあだ名だよ。

 【勇者】に歯向かった上に「グシャ」っと潰された愚かなる者で『愚者』。お前にはこれ程と無いあだ名だろう?」


 ………やっぱあの時リヒトの野郎、離れてた奴らがグシャって聞こえるほど俺の事を潰しやがったのか………


 まぁ、今はんなことより………


「で?結局何がしてーんだお前ら?」

 大体分かってっけど、ちゃんと聞く俺って紳士!


「ふん,まだ分からんのか?」


 と、言いながらアゴなんとか君は仲間たちに指で支持を出した。

 顎の手下共は武器を取り出したり、詠唱を始めたり、戦闘体制になり始めた.


 やっぱね、んな事だと思ってたよ。ま、俺もちょうどイライラしてたし………付き合ってやるか。(俺って優しい!)





…………切り替えろ、戦闘に集中しろ…



 まずは今詠唱してるやつが厄介だな。

 俺はノーモーションで袖に隠していた銅貨を指で弾いた。


バチンっ!

 「がッ!」


 詠唱の中断に成功、と思ったら顎を含めて三人ほど接近してけやがった。

 俺は素早く腰を下ろして構えた。

 「ッ!」


 あの野郎〈ステップ〉をする気だな。てー事はこいつらはもうジョブを持ってやがる!道理で強気な訳だ、こいつ等俺がまだジョブを持ってね~事知ってんな!


 たが…


「こらぇッ!ボガぁぁ……!」


 まだ全然使い慣れてねーな、発動モーションバレバレ。起動は分かったからこいつの顔が来る位置に拳を添えてやった。


「よっ。」

 んで、緩んだ手から剣を取りつつ、他の奴から距離を取った。


「クソっ!」

 顎は悪態をつきながら、仲間と連携して俺に襲い掛かってきた。でも…


ガキーン!!

ガ、がぁ………キン!キーン!

サッ!


キーン!


 俺は全ての攻撃をいなした。 

 この底で俺に突っかかってきたのかよ…舐められすぎだろ俺…


 んま、とっとと終わらせっかと構えた瞬間…


「止めなさい!」

 と言う忠告と共に三メートル級の火球が俺達に降り掛かってきた………





 忠告の意味は??!!!


ドッガーン!


 俺と顎達は上空にふっ飛ばされた…




 まぁ、こんなもんだよねぇ〜

 雑魚の扱いなんて…………


 はぁ、本当に良い天気だな。



 

うおおおおお!誰か読んでくれたみたいです!


正直誰も読まないだろうって思ってました!

有り難うございます!


一様二日に一度のペースで更新するんで、出来れば読んでください。

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