情報(………言っちゃったよ)
「………その先の言葉は気を付けろ、『母様』は異界の仲間の話になるととても機嫌が悪くなる。勿論まだ懸命である方々のことについてはさほど気にせんが、もし死んでしまった仲間に対して軽はずみな発言をしたら……わかるな?」
………ぞわ。
流石、蟲人の戦士。騎士並の殺気を放ってる。多分警告だな、彼女達の『母』の機嫌を害する者は許さない的な。
フッ。
ヤッベーーー!!
ちょー怖いんですけど!足が…足が震えて立ってるのも辛い!
あ~〜これ知ってる、ガチのやつだ。次の発言下手したら最後の言葉になりかねん。
ちょっとした好奇心だったんだけどなー。
にしても最後の言葉か…もしこれが本当に最後になるんだったら俺はなんて言うべきなんだろう?
最後の言葉、つまりは俺の真の望みか………
やっぱり(「ミリーとマリアナにエッロイメイド服着させてエッロイご奉仕してもらいたい!」)かな。まぁ他にも同じ様な事して欲しい人達はいるけど。でも、やっぱりメイドで奉仕ならあの二人だな!
店長なら無知な俺を押し倒して色々教えてくれるお姉さんプレイがいいな〜。出来れば誰もいない店内で。
アジュリカ先生なら彼女がドジした所を助けて、お礼に私をあげちゃいます。的なのがいいな〜。なんかあの人チョロインっぽいし。
ユリシアさんはそのまんま人妻プレイで、まぁその後親父に殺されるだろうけど。え?妹の母親をそんな目で見ていいのかって?………その事についてはまたいつか話そう。
アウローラ…………あいつは…………逃げよう、まだ死にたくねぇ。
え?いつまで現実逃避してるかって?
ハハハ、いいじゃねーか。俺の頭の中ぐらい好きにしたって。
でも、もうそろそろ現実に戻るか。
「俺は別に彼らをけなすつもりはない。ただもしかしたら【蠱毒女帝】が気になるかも知れない情報を持っているだけだ。」
「ほう、…情報か。今更どんな情報に価値があるのだ?」
確かに今更だよな〜、何百年前の話だってことだよ。でも、…
「それは此処では言えナイな、出来れば直接お伝えしたい。
そしてそれが出来ないなら別に今すぐに教える必要は無いからいつか直接会えたら話すよ。」
「ほう、…逆に聞きたくなってきたな、その情報とやらを。もし本当に価値のある情報なら母様に報告してもいいぞ、勿論母様がその情報に価値を見出だせたなら貴様にも褒美が出よるぞ。」
なんか食い付いてきたけどなるべくこいつの事は伏せておきたいからな…
『あの〜、情報って私の事ですよね?』
(あったりめーだろ!他に何があんだよ!)
『ですよね〜、でも前にも少し話に出て来ましたけど【蠱毒女帝】ですか。
あの時は深く考えられませんでしたけど…………コドク、それに虫ってもしかして………。』
(やっぱ心当たりがあんだな?)
『………スミマセンネロ君、約束を一つ破ります。』
(は?おい、何する気だ?)
『こんにちは、蟲人の戦士さん。私の名前はリサ、昔異界から召喚させられた異世界人です。そして多分貴方のお母さんのクラスメートです。』
バッ!………この野郎、俺があんだけバラすなって言ったのに。
そして女戦士の方を見ると、そこには………
「へ?」
さっきまでの凛々しい顔付きが嘘のように驚いてる顔があった。
………当然だよな。




