次の目的
そして俺達は一時間歩いて南の森についた。
(やっぱ広過ぎだろこの都市、あのギルド南側にあるのに付くのにこんな時間がかかるなんて。)
『うわ〜、キレイなところですね〜。
こういう場所に居ると解放的になりませんか?』
「………なんとなくこの会話がどこに行ってる見当が付くんだが…」
『な!もしかして私が変な事考えてるって思ってるんですか?心外です、私だって自然を純粋に楽しむ事だって出来るんですよ!』
「そうかそうか、確かに一方的な決めつけは紳士的じやなかったな、悪い。
で?本音は?」
『葉っぱ一枚ファションに興味ありませんか?』
「ねーよ!?俺は一体どこの原始人だ!
つーか良くそんな「コーヒーにミルク入れる?」ぐらいのテンション言えるな!」
『テヘ…///』
「褒めてねーよ!つーかなんだよ葉っぱ一枚って。下半身しか隠せねーじゃねーか。」
『え?下半身に付けるんですか?』
「何でそこで疑問を持つんだよ!
そこは疑問持っちゃいけねーだろ!!
他にどこを隠すんだよ!!!」
『う〜んそうですね〜。
私ならおへそを隠します!(ドヤ)
そして葉っぱが落ちない様に走ります!(ドヤドヤ)』
……………………それは何も隠してないのと同じことなんじゃねーか?いや、…隠せる物はあるけどあえて隠してねーんだぞアピールか?どっちにしろ…
「変態女に聞いた俺が馬鹿だった………」
『あん…♡そんなに褒めないでくださいよ、照れるじゃないですか///。』
「よし、じゃあその照れを糧にして羞恥心を持て!」
『勿論羞恥心は持ってますよ!
無かったら恥ずかしい事しても興奮出来ないじゃないですか!』
……………………なんかもう色々言ってやりたいんだけど、今はこれで手を打とう……………………
「ソウデスネ。」
◇◆◆◇◆
「それでお前が言うハーレム計画に役立つ従魔のアイディアって何だ?服溶かすスライムとかか?」
『いいえ、そう言う露骨なのは実際に付き合ってからにしましょう。』
ここでそんなのは無しだ、なんて言わない相棒に感謝だ。つまりいつかはオーケー何だよな。俺の希望の元だし。
『良いですか、異世界奴隷物で奴隷を主人公にラブラブにさせる最も確実な方法、それは…
不幸な奴隷を見つけて幸せにしてあげる事です!』
……………………?
「なんつーか、その………詐欺っぽくねーか?
しかも奴隷は人道的な扱いをするから別にそこまで不幸ってわけじゃねーぞ。」
『ちっちっち、解ってませんね。良いですか、奴隷になる前から問題を抱えている人を見つけるんです。例えばその問題のせいで奴隷になった娘とか。
それと詐欺かどうかって言うのは個人の感覚だけど別に幸せにしたから絶対付き合えって強制する気はありませんよ。ただ、恩を感じてくれるのならそうなりやすいだけです。
後、………本当にどん底に居る人って誰でも良いから助けて欲しいんですよ。
それでも目の前に居る一人だけを助けるのは偽善だ、助けるなら全員助けないと行けない、なんて批判される事もありますけどね。』
「それはそいつ等が馬鹿なだけだ。
全員救うなんて神にも出来ねーよ。それなのに自分の届く範囲だけ助けるのは偽善だ〜?
じゃあ誰も助けなきゃいいのかよって話だ。
いいじゃねーか偽善、俺は元々自分が好きな奴しか助けねーし嫌いな奴は見捨てる。美人かブスのうち一人しか助けらんね~なら俺は美人を選ぶぜ、性格が酷すぎない限りはな。身内か他人なら身内を選ぶ。
それに何の問題があんだよ。誰を助けるかは俺の自由だ、他の奴らが出しゃばんなってんだよ。
だから偽善がどうとかは別に気にしなくていいぜ。」
『………そうですよね、やっぱり一人でも助けたいですよね。改めて有難うございますネロ君、私を助けてくれて。』
「………別にいいよ、気にすんな………
でも出来るならもう俺にあんな格好………」
『それで奴隷が抱えてる問題の中でも一番良く出てくるやつがあるんですよ!』
……………………もう諦めたほうがいいのかな?
「それはなんだ?」
『それはですね…
身体の不具合や病気、そういった医療処置が必要な方々。
でも医療費が払えないから、もしくは役立たずとして捨てられて奴隷になってしまった人達です!』
「………確かにそういう話しはよく聞くな。
だが回復魔法で治らない病や怪我は治すのに金がかかりすぎるぞ。
強力な回復魔法が使える様な従魔何て超レアだし。」
『ふふふ、そこで私です。
私はネロ君を通して従魔のスキルを従魔同士で与えられます。ですから回復魔法では無く、強力な自己再生能力を持つ従魔を従えられれば…』
「!なるほどな、それは確かに良いアイディアだな。
クソ、またお前を捨てにくくなりやがった。
でも俺自身の回復手段にもなるからな、次の従魔は自己再生持ちを探すか!」




