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判明(色々)



「今日はありがとね〜。またいつか君の事指名させてもらうわ〜。」


「こちらこそ有難うございます!【テイマー】の事とか教えてもらったり、卵まで頂いて本当に感謝してます。いつでも呼んでください店長。」

『またね~店長〜。』

「お前なんか店長の口調が写ってんぞ…」

『え!?』


「フフ、気をつけて帰るのよ〜。」

「ハイ、ではまた。


 ああ…それと店長。」


「?なあに〜?」




「誰が今日の依頼を仕組んだかは俺には解りませんが、店長に感謝してるのは心からの本心ですよ。」


「!!      


  ………そう〜、有難うね〜。」


そして俺は店長にもう一度頭を下げて店を後にした。


◆◇◆◇◆◇◆


「ふう〜、やっぱり解っちゃうわよね〜。だからインクはやり過ぎだって言ったのよ〜



      ユリシアさん。」


 そう店長が依頼主に文句を言ったら、店の奥から腰に剣を添えた黒髪の美人が現れた。

 

「違う、確かに色々疑ってたけど決めては貴方。」


「あら〜、何が行けなかったのかしら〜?」


「貴方が一番強いスライムの階級を簡単に打ち明けたから。それはこの店の生命線、それを今日あったあの子に教えるような人がこの都市で高級店何か持てない。」


「あらそう〜?それならギルドに入って間もないのに高級店であるこの店の依頼を受けれる方がおかしくな〜い?」

「ギルドは彼の素性を知っている。高級店で働いても問題の無いマナーと知識を持ってる。

 それにあの〈青戦級〉のスライムに見晴らせてる時点であの子はこの店に下手な事は出来ない。

 それなのにそれ以上の戦力をバラすって事は、もしあの子がその知識を悪用しても何らかの保険があるって言ってるようなもの。勿論貴方が嘘を付いてる可能性も有るけど、あの子は意外と他人の嘘を見抜くのが上手いのよ(下半身が暴走しなければ)。

 だからもしあの子が何かしても、損害を払ってくれるかあの子を止めてくれる、依頼以外では無干渉なギルド以外であの子をこの店に呼んだ責任者がいるって解る。

 後、貴方が心配したインクとか卵の高級品はそこまで疑われない。何故ならあの子は今日初めてあなたと会う、だから貴方の性格を知らない。もしかしたら本当に只のお人好しなのか、それともあの子を使ってオルゴット家と関係を持とうとしてるかもしれないし、他の理由があるかもしれない。

 だから第三者の存在に気付いたのは、貴方の軽率な発言のせい。」


「あらそう〜?でも何でこんな回りくどいことしたの〜?こう言うまどろっこしいの嫌いそうなのに〜?」


「私じゃなくて『夫』のアイディア。何でも陰から手助けする方が格好いいそうよ、ヒーローみたいで。」

「………あの御方も元気そうで良かったわ〜。」

「今回の報酬何だけど…」

「あ〜、別に要らないわ〜。正直あの子を甘く見ていたわ。まさかあんなに高クラスの刻印が出来るなんてね~。 

 あなた達から報酬を貰わなくてもネロ君とのコネだけで十分だわ〜。

 ………それにあんなに感謝されたら報酬なんて貰いづらいわよね〜。」


「そう……………………せっかく貴方のその無駄な脂肪を切り落としてあげようと思ったのに。」

「あら〜、ユリシアさんも十分大きいじゃないですか〜。私のと比べると悲しい事になるだけで〜。」

「………やっぱり切ろうかしら?」

「フフ、そんなに怒らないでよね〜。」


「ハア〜、じゃ今日は有難う。またいつか。」

「ハイ、またいつかお話しましょうね〜。」


◆◇◆◇◇◆◇◆◇



『最後のあれってどういう事なんですか?』

「ん?ああ、誰かが俺をあの店に行かせるように仕向けたんだよ。多分俺の親だと思うけど。

 ………かっこ悪いよな〜、家を出るなんて言っておいてまだ助けてもらってるだなんて。でも別に親が憎いってわけじゃねーからな、これで少しは心配をなくせてあげられたら良かったんだが。」


『………フフ、良い親御さんですね。』

「ああ、そういうお前の親はどうなんだ?」

『両親は私が産まれた少し後に亡くなりました。育ててくれたお婆ちゃんも数年前に………それからは一人暮らしでした。』

「………嫌なこと聞いちまって済まねーな。」

『大丈夫ですよ、私は一人暮らしをけっこう堪能してましたから。だから気を悪くしないで下さい。』

「そうか…解った。

 じゃあ約束した奴隷商に行くか?安い所なら見学させてもらえると思うぜ。」


『その事なんですが…』

「どうした?」


 少し緊張した声になった。これは多分何かを警戒しているような感じだな。よく見るとシルヴィアも周りを嗅ぎ回って警戒している。(………本犬は真剣なんだろうけど、やっぱ微笑ましい絵柄になっている………そしてそのギャップがまた可愛い。)


『何と言うか、ざわざわしてるというか、何か危険なものが近づいてるような…』

「?お前ってそういうスキル持ってたのか?前は全部のスキル言わなかったけど。」

『あーえーと…私のスキルと言えばスキルですね。〈憑依一体〉がシルちゃんと魂のパス?みたいな物をネロ君の契約をたどって出来てるみたい。そのおかげでシルちゃんの〈危険感知〉が使えるようになってるみたいです。』


「へー便利だな……





 はっ?!!ち、ちょっとまて.


 何それ?え、じゃぁ何か。お前は俺と契約してるのモンスターのスキルを使えるってことか?」


『そうですね、多分私と同じ様な主従契約の間ならできると思います。でも流石に強力過ぎるのは無理でしょうし、多分一体につき一つ目のスキルだと限界だと思います…感覚的に。

 ああ、後ネロ君も使えるようにできまると思いますよ、ほら。』


  …!ピリ…


  ………何だこれ…嫌な感じがする、これが〈危険感知〉なのか?


「…凄すぎだろお前…でもこれなら回避できるかも知れねーぞ、やっぱ行くか?」


『う〜ん、やっぱり今日は良いです。ネロ君疲れてるみたいですし、また今度お願いします。

 あっ、でも出来るなら服を作ってみたいです。ほら、約束した時々で良いからネロ君に着てもらいたいって言いましたよね。出来れば今夜一つ目を着てもらえませんか?

 ああ、でももし布が高いなら良いですけど。』

「いや、少し汚れた無色のなら簡単に手に入るぞ。糸と針は冒険者になった時に買っておいた、必要になるかもしれないしな。帰り道で買ってやるよ。シルヴィアの餌もな。」


「ワン!」

『有難うございます!(ようやく………あと少しの辛抱よ!)』


◁◁◁


 そして安い布を買って宿についた。シルヴィアの餌は安いドッグフードだ。さっき一杯食べて眠りに付いた。


「んじゃ始めるか、つっても俺がリサの指示通りにするだけ何だけどな。服作んのは初めてだから少し雑でも許してくれよ。」

『初めはしょうがないですよ。でも着るのはネロ君だから自己責任ってことで。

 でもいつかはもっと凝ったのが作りたいですね。』

「う〜ん、もっと金が貯まったら誰か雇うか?まっ、それまで俺で我慢してくれ。で、先ずはどこを切ればいいんだ?」

『ああ、それはですね…』


 と、リサの指示を受けながら俺は作業を進めて行った。

 意外にシンプルで、さほど問題なくリサが俺に着て欲しい服ができた。これって…………


『完成です!凄いですねネロ君、とても上手でしたよ。初めてだったなんて信じられません!』

「あのよ〜リサ、これってどこから見ても………




       フリル付エプロンじゃねーか。」


 そこには可愛らしいエプロンがあった。


『ハイ、そうですよ。じゃぁちょっと裸になって着てくれますか?』



「……………………へ?」


次は何と言うか、変態発言が多々あるので嫌いな方は飛ばしても構わないようにしておきます。

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