表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/42

店長の実力(教えて貰える)



 まさかこんなに早く卵を手に入れられるなんて思ってもいなかった。最低でもひと月は覚悟していたんだがな。

 日頃の行いがいいからだろう!紳士だから!



 ………なんだよ?文句あんのか?

 思い出してくれ!つい先日俺はイレギュラーから冒険者を救い、貧しい子に銀貨を与えた!自分で言うのも何だか自分でも驚くぐらい善行を重ねている!



 ……………………え?下心?


 ………私は今までご先祖様達が残して来た血を絶やさないようにしているだけなのです。

 次の世代をきづくためなのです、だからセーフ!



 ……………………何か一気に卵の中身の期待が小さくなったような気がする…


「フフフ、そんなにやろこんでもらえて嬉しいけど〜、ちゃんと仕事が終わったあとよ〜。」


「はい!勿論です!今すぐ掃除しちゃいますね!」


「あらあら、元気になっちゃって〜。スライムちゃん達にはちゃんと気を使ってあげてよ〜。

 デリケートな子達が多いいのよね〜。」


と、店長は水晶のように透明なスライムを持ち上げた。


「それってもしかして[プュア•クリスタルスライム]?!

 高給ペットじゃないですか!確か白金貨ぐらいはしましたよね!」


「あら〜?知ってるの〜?フフフ、当店はスライム専門店でも最高級店ですからね〜。

 ただ下手に豪華にすると〜変な人達が来ちゃうかもしれないのよね〜。

 ここは貴族や冒険者でも位の高い人しか知らない穴場なのよ〜。」


 いや、…店内の雰囲気でなんとなくわかってたんだがやっぱりはっきり言われるとおどろいちゃうよな〜。


『ここってそんなに凄いところなんですか?

 正直私には普通の店にしか見えませんよ?』


「いや、見た目は素朴だが店内の美品や飼育用アイテムはすべて最高級品ばかりだ。

 更に様々なスライム達に一つ一つ最適な環境を調整している、ここは間違いなく最高級店だ。」


「フフフ、ありがとう。

 やっぱり解るのね〜、流石はギルドが選んでくれた人材ね〜。信頼できるわ〜。」


『へ~、あっ!スミマセン!別に店長さんを疑った訳じゃないんです!

 ただ、私何も知らなくて。』


「別にいいわよ〜、わざとそう見せているんだから。

 一様戦闘用のスライムちゃんも居るけど〜出来れば店内を荒らされたくないのよね〜。」


「まぁそうですよね。

 それに戦闘用ってあの台の上に乗ってるやつですよね。

 驚きましたよ、どの種類か検討もつきませんが…まさか『青』級が居るなんて。」


『『青』?

 あのスライムどう見ても銀色じゃあないですか。』


「『青』ってのは魔物やモンスターの強さの事だ。

 『色別』って言われてる強さの基準があんだよ。

 まずは『色別』の前に[下級、中級、上級]がある。そしてそれより強い奴らが『色別』に含まれる。

 色は[青、黄、赤]順で強くなって行くんだ。更にその魔物の配下や眷属、とにかく数の強さに合わせて『格』もつける。その格は[将、王、帝]だ。

 もし個体の強さが無いけど数のある奴は『白』と呼ばれ、個体だけで戦うのは『戦』の格が与えられる。

 例えば〈青王級〉は上級より強くてかなりの数の配下がいる。〈赤戦級〉は凄まじい戦闘力を持つ化物で、単体で戦う。そして〈白帝級〉は魔物自体は下級から上級のちからを持ながら、国を滅ぼせる位の大軍を従えている。

 ってのが簡単な基準かな。解ったか?」


『ほへ〜、なるほど。因みにネロ君はどれぐらいなら倒せるんてますか?』

「無理すれば能力の解っている中級だな。上級と戦えば数分で殺される自身があるぞ。」


『………え?じゃああのかわいいスライムちゃんて………』

 「やろうと思えば俺ぐらいは瞬殺できんな。」

 『……………………流石は最高級店。』


「フフ、ありがとう〜。因みに私のスライムちゃんで一番強いのは〈黄将級〉よ〜。』




「……………………おいリサ、これからは店長様に失敬な態度を取るなよ。」

『解りました。』


「別にかしこらまないでもいいわよ〜。その子は〜ただちょっと強くなるのが好きな子だったから〜そうなっちゃっただけで〜、私は別に争い事は好きじゃないの〜。」


「いや、…ちょっとって。〈黄将級〉なら平均的な都市国家なら滅ぼせますよね?

 それを使役してるだけでこの国の騎士団に入れますよ?」


「フフ、でも騎士団の隊長クラスなら簡単に倒せるでしょ〜。」

「……………………あの化物達と比べる時点でおかしいです。」


「あらそう?あっ、お客様がいらしたようですね〜。ほらネロ君仕事仕事!」


「ハイ、解りました。」

 そう返事をしてから俺は仕事に取り掛かった。

 (まずは店長のオッパイを再現した奴を探そうかな?マッサージをしてあげよう。)





◁◁◁




 そして仕事が片付いて、閉店になった。

 

「ふう〜、よく働いたな〜。自分で自分を褒めてやりたいぐらいだ。」

『じゃ私が褒めてあげますね。』

「ありがとよ。」

『どういたしまして………ん?』


「どうした?」

『いえ、…あの黒いスライムが私達の事を見ているような気がして。


 はっ!これがもしかして伝説の

 

『仲間になりたそうに此方を見ている』?!


 凄い、まさか伝説を体験できるなんて!』


「それの何処が伝説なんだよ?

 それにあれはただ興味があるだけみたいだな。仲間になりたいって言われてもこの店のスライム何か買えるわけねーがな。」

 『ですよね〜。』


「あら〜、ネロ君お疲れ様。こっちに契約用の部屋が有るからいらっしゃ〜い。」

「解りました。」

『黒スライム君、またね〜。』


 黒いスライムが少し揺れたのを見届けて、店長の言う部屋へと足を運んだ。

 その部屋の床には魔方陣がかかれていて、様々なアイテムが有った。

 そして俺の事を待っていて下さった店長の横には持つのに両手が必要なぐらい大きな卵がテーブルに乗ってあった。


(ランダム卵、何が出てくるかわからね〜が関係ね〜な。兎に角今は俺を絶対裏切らない従魔が欲しい。後は育てて強くすれば良いだけだな。)


「じゃあ〜、まずはこの卵に主従契約を刻んであげて〜。後〜、出来れば他にも強化用のを刻んであげて〜。卵から刻んであげた方が効果がいいから〜。

 あっ、…それ用の刻印知ってる?」


「ハイ、任せてください!

 契約以外にも〈成長限界上昇〉と…そうだな、俺が【テイマー】としてかけてるものの一つである〈司令の才〉が刻めそうだな。それ以上は流石に卵の負担が重すぎるけど、この二つでいいだろう。」


「…………………………………………へ?ネロ君そんな複雑なの刻めるの?私でも無理よ、て言うかリスクが高すぎるのよね〜。凄いわ〜。」


俺はちょっと照れながら刻印を卵に刻む準備を始めた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ