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人種とバイト(バインバイン)




 ツー訳で、俺とリサは依頼書に書かれた店へと向かった。


「別にいいじゃねーか、オッサンがどんな耳してようが。

 生まれ付きの特徴にいちゃもんつけんのは無粋だぞ。」


『私は別にいちゃもんを付けようとしてるわけでは有りません。

 ただ私の世界だとうさ耳は大体女性が付けるものだから驚いただけです。』


「いや、お前思いっ切りガッカリしてたぞ。」


『気のせいですよ…』


「まぁ、俺もうさ耳は女性の方が合ってるとは思うが。」

『ですよね!』

「………ああ。」


 そう言えば異世界人はケモ耳が付いた獣人には異常なまでの興味があったって聞いたことがあったが、本当だったのか………ユリシアさんに会わせてやろうかな?


『良く見ると色んな人が居ますよね。

 様々な獣人、

 多分あの背の低い人達は小人ですね、

 毛むくじゃらでどっしりしてるのはドワーフ、

 あの羽が生えてるのは妖精?思ったより大きいですね、さっきの小人より小さいですが。

 それに上を見れば翼を生やしてる人達がいますね、あの人達も獣人に分類されるんですか?それに翼がない人たちも飛んでますね、魔法かな?

 あの人は真っ白な肌に真っ赤な目を持ってますね、吸血鬼っぽいですね?

 わっ!でっかい!それに角が生えてます!鬼族とかそう言うに種族の人ですか?

 あのとがった耳はエルフ!』


 と、リサははしゃぎまくっていた。

 そんなに珍しいかな?


 ああ、それと今リサは俺の頭に直接語り掛けていて他の人には彼女の声は聞こえない。

 これは俺がリサを装備してるから出来るそうだ。装備する事で〈憑依一体〉が発動して俺と五感が共有されている。

 〈万能霊視〉で見る事はできていたみたいだが、他の感覚殆ど無かったらしい。では、どうやって俺の言ってることが解ったのか聞いてみたら、俺の思いが微量でも込められた言葉は感じ取れるんだそうだ。

 意味があんまり解んねーが、兎に角意思が込められた言葉なら霊視で感知出来るそうだ。本当に万能だな。


 そして今リサは俺の感知を共有していろいろな物を満喫してる。空気がキレイで、美味しそうな臭いがするそうだ。


 わ、ともかく質問に答えとくか,人種の事は敏感だから知っていて損はない。


「大体はお前の言ったとおりだ。でも、もう少し覚えておいた方がいいことを教えといてやる。


 翼が生えてる人達はもし翼以外で鳥とかの特徴が無ければ翼人っと呼ぶんだぞ。あいつ等はプライドが高いから間違えると決闘を申し込んでくる事もある。


 あの妖精族は純粋な妖精じゃない。多分お前が言ってんのは純粋な方だ、あいつ等は手のひらに収まるからな。


 角が生えてるのは鬼人だ。デカイのは豪鬼で身体能力が異常に高く性格は荒っぽいのが多いい。あと鬼人には妖鬼がいて、そいつらは魔力が高く不思議な能力があるやつが多いい。

 鬼とかオーガって呼ぶと切れる。まぁ、人なら猿やゴブリンって呼ばれるような物だからな。


 角と言えば悪魔族か、あいつ等は羊のようなくるりと回った角を生やしてやがるから気をつけろ。あと角が無くてもひょろ長くて先が尖った尻尾はあるからそれで見分けろ。

 あいつ等は絶対悪ってわれじゃね~が欲に正直で片寄った人格を持ってやがる。関わると面倒くさいことになるのが必須だ。


 あの赤目の人は吸血鬼で有ってると思う。でも赤目は大体魔族の証だ。魔族って簡単に言えば知識があり、文明を発展させてる魔物だな。元々は全員魔物って部類だったんだが昔高い知力を宿した魔物達が集まって組織を作ったんだ。

 その目的は人族との交流と和平だったけな。彼等は人に認められたかったんだ、そして苦難を乗り越えて目的を達成した。

 今の魔族は普段人の姿をして居るんだ、魔物と間違われないように。更に長い年月を持ってジョブまで取れるようになった。今では正式に知的生命体として扱われてる。

 ただ、今だに魔族を認めようとせず戦争をふっかけてる国は幾つかあんだがな。


 今はそんぐらい知ってればいいか。質問あったら後で聞いてくれ。」


『へ~、そうなんですか。結構複雑なんですね。

 そしてこの世界っていろんな人種が共同して暮らしてるんだ、なんだか素敵です。』


「まぁ、この国は世界一色々な種族が共存してる事で有名だからな。他の大国は大体一つの人種に片寄っている。

 獣国や魔国は元々様々な容姿をした市民が多いいから結構他の種族には友好的だが、三大法国や北の帝国見たいな人間主義国家は差別が激しいな。」


『やはりこっちの世界でも差別ってあるんですね…………

 でも何でこの国はそんなに人種が豊かなんですか?』


「ん?まぁ簡単に言うとここは人が住める大陸の中では一、二位を争うぐらい危険な場所だったんだ。で此処に集まってきた人達は腕試し目的のみできた各人種のバトルジャンキーばっかり。大体強ければ何だって認めちゃう人たちの集だったから人種差別は少なかったんだ。」


『それは何とも…まぁ結果的にはいいので別に良いですが。

 ネロ君も戦うのが好きなんですか?』


「まぁ腕試し好きだし強者も尊敬するが、とにかく強い奴と戦い続けたい何て自殺願望はないな。

 出来れば美女ばかりのハーレム作って毎日いちゃいちゃしながら生きたい。」


『この国は一夫多妻何ですか?』


「ああ、…でも実際に貴族は二人ぐらいいても普通だがそれ以上はまれだな。」

『何でですか?』



「………この国の女が強すぎんだ。昔妻たちの喧嘩を止めようとして………無残な姿になったやつも居た。それに家の関係とかで誰もかしこもってのができないみたいだ。

 それに正式な妻、正妻でも側室でもなるのには覚悟がいるそうだ。」

『覚悟ですか?』

「ああ、…ここは元々強者が集まった場所で女もなんと言うか強い奴が好きなんだ。

 だから今結婚してる女がきに食わないと……

 正直この国は女同士の決闘のほうが断然おおいいんだ………」


『………この世界だと女同士の戦いは物理なんですね。』

「更に陰湿なのもある。」


『………そりゃ奥さんを多く持とうなんて思いませんよね。

 それでもハーレムを目指すんですか?』

「ああ!勿論だ!俺は色んな妻と色んなことがしたい!

 できれば巨乳で美人がいい!」



『……………………(ニヤ)まぁ男の子ですからね、しょうがありませんよ。

 そう言えば私の世界の創作物で奴隷とイチャイチャするのとか有りましたが、ネロ君はどう思います?』


「奴隷か?この国は奴隷少ないからな〜。犯罪奴隷か期限限定の契約奴隷だけだ。

 他の国、特に帝国は身分奴隷が多いいようだがな。

 それに奴隷に非人道的行為はできないから、どっちにしろ相手の許可がいるし、もし子供が出来たら親共々面倒を見なきゃいけねーからな。実際に結婚してるようなもんだ。

 他の国は知らねーが。」


『ふ~ん、そういう認識なんですか。まぁ、そう言う話は後でもっとしましょう?今はもうついたようですから。』


「?ああ本当だな、[生き物屋通り]についたな。」


 そこは都市の西のはじにある地区だ、通称[生き物屋通り]。

 その名の通り生き物をを売る場所だ。色々な生物がいるので常に厳しい警備と管理がされている。

 生き物と言うと従魔や騎獣の様な戦闘用もあればただの愛玩用もいる。それに少しだが奴隷もいるんだよな。犯罪や借金しすぎたバカ冒険者とか…


 まぁ、〈テイム〉が使えない【テイマー】ならこれからお世話になる所だ。頑張らせて頂こう。

 

 『本当に色々な生物がいますね〜。アッ、あれが奴隷ですか?』


「ああ、ボロい服から見て犯罪者だろうな。」


『……………………あの、今日時間があったら見に行っていいですか?』

「?別に構わないが……………………やけに奴隷を気をするな。やはりあちらの世界には無いから珍しいのか?それとも哀れみか?」

『いえ、ただの好奇心です…(奴隷にあれやこれをさせたりする。グフフフフ、じゅるり。)』


「そうか、なら後で立ち寄ろう。それよりまずは依頼だ。」

『はい!冒険者の依頼って言ってもバイトみたいなものですよね?』


「そうだが、まいいんじゃないか?時々はこういう依頼も。」


そして付いたのが愛玩スライム専門店[ラブリースライム]だ。


「スミマセン、冒険者ギルドから依頼できました!

 店長はどちらに?」


「はいはい〜い、わたしが店長ですよ~。」

 となんだか気の抜けた声が聞こえてきた。そしてそっちの方を見てみたら…


 

 バインバイン!!!!

 

 の女性がある二つの奇跡を弾ませながらこっちに小走りしてきた。


 そして 


     バインバイン!!!!

     

     の彼女が目の前で止まってくれた。本来は問題ない距離なんだが、今にも当たりそうだ。

 (出来ればあと半歩近づいてください!転んでのしかかってもいいですよ!)


「店長〜のスウですよ~。今日はよろしくお願いします〜。」


「……………………これからも!よろしくお願いします!」


 時々と言うか毎日ここでいいんじゃないか?

 今でも服を弾き破りそうな胸をチラ見しなが思った。

  

  オッサンナイス!









『(爆乳金髪!凄い!漫画で見たのとそっくりだ!

 ああ!できれば今すぐ色んなコスプレさせたい!そしてもみ倒したい!それから……グフフフフ♡)』

   と、仮面も興奮していた。



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