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落ちていく

作者: 晴れのち雨

落ちていく。

光がだんだん小さくなっていって

暗闇に包まれてく。


助けて。


そう言いたいけど

そんな叫びを受け止めてくれる人なんて見つからなくて。


落ちていく。


地面はどこかな。

はやくぶつかっちゃいたいな。


助けてほしい。

でも

助けてもらってどうなるの。

私を救える人なんているの。


そんな疑問が助けてっていう叫びをからしていく。


助けて。


誰か。


……………………………………………………………………………………………………………………………………………


助けて。

そんな声が聞こえた。


いや聞こえた気がしただけだろう。


傷ついても笑って。

刺青のように胸に焼きつく傷たち。

受け止めてもらえるなんて到底思えないから

我慢して、我慢して。


こんな私になってしまってから何年も経つ。

胸の痛みを感じることも、感情さえも消えていく。

ただひたすら、どんよりとふわふわした日常。


私は何。


ふっと湧いたそんな疑問は日々の波に飲まれていく。


ちらと暗闇が見えて、落ちていく感覚におちいり、

前後不覚になる。


疲れてるのかな。


そう思うことにした。

そう思うことしかしたくなかった。


……………………………………………………………………………………………………………………………………………


今の私を変えようと思うけど、

こんな人生リセットしたいけど


そう思うだけ。


そしてまた落ちていく。


地面はどこかな

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