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異世界に於る時間と暦について

【主題】


異世界ファンタジー作品に於いて、作者が余り深く考えずに

  ・1日24時間

  ・1ヶ月30日

  ・1年12ヶ月

  ・1年365日

と設定している事がよくありますが、これは余りに考え無しであり酷く子供(ガキ)っぽく稚拙な設定であるかと思います。



【考察】


 1日が24時間であるとするのはまだ良いのです。これは日の出(または日の入)から次の日の出(または日の入)迄を1日としそれを24分割したものであり、たまたま時法が現実世界=地球と同じ「24時制」を採っているだけであって、異世界の1時間と現実世界のそれが実際に同じ長さであるとは限らないからです。


 しかし1ヶ月の日数や1年の日数ならび月数となると話は異なります。

 中学生程度の知識があればお分かりかと存じますが、1年の日数である365日は太陽を周る地球の公転周期から来ており、1年の月数や1ヶ月の日数は月の満ち欠けから来る太陰暦が基になっています。

 つまり1ヶ月30日・1年12ヶ月・1年365日が成り立つには、作中の異世界は地球と全く同一の公転周期で太陽(恒星)を周り、加えて月(衛星)が存在する上にこれまた全く同様の周期でその異世界を周っている必要がある訳です。

 異世界が地球の並行世界だという設定ならまだしも、全く別の異世界ならばそんなこと有り得ませんよね。ww

 それなのに酷いものになると、前述の設定にしておきながら月が2つある!(=この時点で太陰暦が異なる)作品まであります。こうなると乾いた笑いしか出ません。


 勿論、設定を簡単にして手抜きしているのだと分かる訳ですが、こういった世界設定が考えも無くさらりと単純になされてしまうと、途端に作品が厨二臭く安っぽくなってしまいます。



【処方】


 ちなみに、ある程度物事が分かっている作者の方々の作品ではこれらの年月設定は敢えて触れずに、作中の表現も何日何ヶ月とただ単純になされています。

 つまりは【書かなきゃ良いものを態々書いて失敗する】設定な訳です。

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― 新着の感想 ―
[一言]  自転、公転、衛星、恒星の下りにつきまして。  並行世界というわけでもないのに、それら条件が地球と一致しているのはどうなのか、という話です。  結論から言いますと、問題ない、というのが私の…
[気になる点] そもそも異世界だから物理法則によって成り立つ云々は魔法によって消え去っています
2021/07/26 19:55 退会済み
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