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震源の陰謀:警鐘ジャーナリスト凍鷺夢生

作者:智有 英土
 その地震は、あまりにも正確すぎた――。
 災害報道の現場でキャリアを積んできたジャーナリスト・凍鷺夢生(いてさぎ・むう)は、ある奇妙な内通情報を受け取る。「8月30日、首都直下型地震が起きる。それは自然災害ではない」。
 政府発表よりも早く地震の発生地点を特定し、事前警告を流すYouTuber。
 地震と連動して動き出す国家緊急対策本部の不可解な計画。
 そして、水面下で進行する都市再開発プロジェクトに潜む巨額の利権。
 取材を進める夢生のもとに現れたのは、元官僚、研究者、自衛隊経験者といったかつて体制に属していた者たちだった。彼らは口を揃えて言う。「この国には自然災害を兵器化する技術が存在している」。
 メディアは沈黙し、情報は隠蔽され、SNSでは陰謀論として処理される。
 夢生は、命を賭して最後の警鐘を鳴らす決意をする。果たしてそれは、国民に届くのか――?
 物語は、夢生の視点と、一人の市民の行動という二重構造で描かれる。
 備蓄を始める人、地方へと移動する人、SNSで告発の声を拡散する人。
 何も知らないまま犠牲になるのか、それとも自らの選択で未来を変えるのか。
 静かに、しかし確実に、その日は迫ってくる。
 これは、フィクションである。
 だが、あなたが今いるこの現実世界でも、何が起きても不思議ではない。
 信じるか否かを決めるのは、あなた自身だ――。
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