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私は悪役ロリータ令嬢  作者: 桜餅
2/5

2話目

可愛いものが好きなロリータ令嬢になったことに気づき時間が経つと先程のメイドが医者とお母様とお父様を連れて戻ってきた


「シャロン!!」


「お母様、お父様…」


お母様とお父様が顔を青ざめて駆け寄ってきた


「大丈夫?痛いところは?」


お父様が私の背中に手を添えながら聞いてきた


「大丈夫です 今はもう痛いのは治まりました」


できるだけ笑顔で答えてそう告げると2人は少し安心したような顔を浮かべた


「でも念の為医者に見てもらいましょう?」


お母様が近くにいた医者に声をかけ診断してもらった


『シャロン』の父親と母親はとても過保護で愛娘を溺愛していた

父親は王家に仕える騎士の団長をしていて普段は厳しく、怖い顔で有名だが愛娘や妻の前ではかなりデレデレ

母親はその父親を補佐したり戦略を考えたりする軍師でとても賢いがどうにも愛娘の前だと取り乱したり時々ポンコツになったりしてしまっている


そんな愛情たっぷりに育てられた『シャロン』はワガママに育っていった


今ならわかる私も前世の記憶がなければワガママになっていたかもしれないって思うくらいには甘々な父親と母親だった


それに…


「シャロンーー!!!」


大きな声がドアの奥から響きそれは近づいてきた



バターン!!!!



「シャロン大丈夫か!?」


「お兄様…」


そう私の兄シルヴァン

長身で顔が良く、真面目で次期騎士団長と言われている


だが…


「シャロン頼む死ぬなっ!!お前がいなくなったら俺は…俺は…!!!」


酷い泣き顔でそう言った兄…かっこいい顔が台無しである

そうこの兄…


大のシスコンであった!!!


「お兄様ったら、大袈裟よ?」


とりあえず大袈裟にしたくないので笑顔でそう言うと兄は少しホッとした顔になった


「喉とか乾いてないか!?何か欲しいものはないか!?取ってくる!」


大袈裟に言う兄に一先ず飲み物が欲しいと言って部屋から追い出した


その間に医者から見てもらいなんにもない事がわかったが今日は安静にと言われベッドで寝ることになった


「うーん…このままだと私死んじゃうよね…どうしたらいいのかしら…」


色々考えているうちに眠ってしまった


あれから1夜明けて色々考えた結果


「念には念ね!」


1 主人公には近づかない!

近づいて万が一があったら嫌だもん


2 主人公、ヒーロー以外の友達をつくる!

友達が出来れば何かあった時味方になってくれる


3 剣の腕を磨き、何があっても大丈夫な様に訓練する

幸い家は騎士団長一家特訓してもらって生存力アップ


4 可愛いロリータ令嬢を目指す!

こんなに可愛い容姿にしてもらったのだもの!

せっかくなら目指したい!そして将来アパレルとかいいかも!前世の記憶を活かせば何とかなるのでは!?



「今はこれくらいかしら?

よーし!!目指せロリータで生存!!!」


こうして私のロリータ令嬢生活が始まるの!

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