詩を書くということ
詩を書くということは
息をするように
何もない空間に人を描き
自然の風を描き
美しい虚構を
そうして時々は自身を描き入れて
新しい世界に生きること
そこではわたしは
空気のように軽くなって
現実世界を忘れて
限りなく自由になれる
かつて終わらない物語の少年が
本の世界に入り込んだように
世界を描きながら
そのなかで呼吸をして
ときには喜び
あるいは悲しみに浸っていても
誰にも何も言われることはなく
そこではわたしは解放されて
どこまでもどこまでも
飛んでいきたいと思う
私にとってはこういうことになりますが、面白いのも優しい呼びかけも、作者さんごとにカラーが違っていて、それぞれいいと思います。