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2回目の裏切りそして召喚

久しぶりに書いてみました!続くかは未定!

「ピエタ…なんで…」


「……?何故って…分かりませんか勇者様?」


 私を抜いた5人のパーティーメンバーが右手を勇者様に向ける私に驚愕の眼差しを向けます。


 私ピエタこと本名クイラは今魔王をあと一歩まで追い詰めた勇者パーティーを裏切って勇者のオルデンを後ろから攻撃しました、それこそ超級の魔法です。魔王への攻撃に力を入れていて背後ガラ空きだった勇者様には致命傷でしょう。


「まあ一言で言うなら魔王さんとの契約を果たした、そういうことですかね?」


「魔王…さん?」


「ピエタ!あなた元からそっち側だったの!」


「あっリーデレさんまだ叫べるくらい元気でしたか〜まあ正解です。私はあなた達に会うから魔王さんに会って今回の計画を立てていたんですよ、まあ考案したのは私ですが。」


「…!では魔王の攻撃に回復魔法が効かないというのは…」


「へ〜…そこまで分かりましたか正解です。いや〜大変でしたよ、聖魔法自体使えるのは少ないにしてもゼロではありませんから賢者など聖魔法使いををパーティーに加えさせない様に裏で始末させたりね。」


「今回も私の信頼が高かったから勇者様は回復魔法を使わなかった、回復魔法が効かないから私は役ただずで始末は後でいいだから私に攻撃が向かなくても違和感はない。なかなか上手くいったでしょう?」


「てめぇ…」


「しかし意外でしたね、本当は回復出来ないからじり貧で負けると思っていたんですが…まさかトドメ1歩手前まで来るとは。それほど勇者様達が強かったか…魔王さんが久しぶりの戦闘で鈍っていたかですかね?」


 私は魔王に向かって視線を向けました。


「…ふん、言ってくれるなピエタよ、しかしこのザマだ言い返すことも出来ないな。」


 魔王さんはクククと笑いながら顔を私に向けてきました。


「はぁはぁ…ピエタ…じゃあ今までの冒険は…あの約束も嘘だったのかよ!」


「嘘だというか〜茶番?演劇?まあそんな感じですかね、正直ほとんどの戦いは私からしたらおままごとレベルで笑えましたね〜。」


「なるほど…実力も偽っていたかそれに攻撃魔法も使えるとは…口振りから推測するに7大魔かそれ以上の実力を持っているな貴様…」


「ご名答、まあ七大魔なんか私の足元にも及びませんよ。」


「………!」


「まあ私の話はもういいですかね?それでは皆さん―――さよなら。」




「いや〜思ったよりあっけないですね〜。」


 私と魔王さんは部下も倒され生き物が一体も居ない廊下を歩いていた。


「………」


「ん?どうしましたか魔王さん?」


「正直言うとわしはお主が勇者達に情が湧きわしを裏切ると思っていた、しかし違ったお主は情の欠片もなく彼らを切り捨てた。普通は人にある情というものがお主にはなかったのだ。あれほど長く命を預け合い共に冒険をして語り合った仲なのにだ。」


「あはは、言ってくれますねつまり私は人でなしってことですか?」


「悪魔的と言ってもいい、いや悪魔にも情はあるのかもしれぬ。お主はそう、ワシに魔王に近い。」


「へ〜?」


「話は逸れるがもうわしは長くない先程の攻撃でほとんど魔力を使い切った。」


「なるほど…つまり私に次の魔王をやれってことですか?」


「ああ…お主が欲しがっていたあれ以外にも財宝、部下、魔導書など全てやるだから頼めぬか?」


「ふ〜む別に私は魔王って柄じゃないんだけどな〜後継者とか居なかったんですか?」


「居ないな…この座に居座れる程の者は誰一人としてな、七大魔でも手に余っただろう。それに今回の戦いで強いものは皆死んでしまった。」


「分かりましたいいでしょうただし私が後継者を見つけるまでですですから―――最後の力を振り絞っての自爆はやめましょうね?」


「クククッやはりバレていたか。」


「当たり前じゃないですかそもそも隠す気なかったでしょ。」


 面白そうに笑う魔王に私はジト目で睨みます。


「まあ良いここじゃ。」


 そこにはただ壁が広がっていました。


「…やはり宝の倉庫にはありませんでしたか。」


「どこでこれのことを知ったのかは知らぬがここまで読めて勇者を裏切ったか、まあお主のような人間には喉から手が出るほど欲しい物だろうな、なあ魔法学者の少女よ。」


「…ククク、そこまでわかってましたか。」


「そもそもこれをただの僧侶の小娘が欲しがるわけなかろう。ワシのように世界を手に入れようとしている者でも手が余るのだ考えられることはそれを解析しその力を上手く使いたい者のみだ、お主のようにな。」


 そして魔王さんは壁の前で呪文を呟くと壁が左右に割れて壁の向こうが見えましたそこには。


「おお…これが!」


「そうだ、これが邪神の力を閉じ込めた邪神の眼と呼ばれている宝石だ。」


「素晴らしいです!これほどの力が閉じ込められてなおこの魔力!この長い旅も無駄ではなかったですね。」


「クハハそうだろう!わしも最初見た時は驚きで全身が震えたわ!」


「しかし不思議ですね…これ程のものを私にくれるとは…いや裏切る予定でしたね?」


「そうだ!確かに最初は勇者を倒しお主を始末する予定だった、しかし勇者の予想以上の力!そしてお主の力と素質を見て考えが変わったのだ。」


「なるほどね…まあいいでしょうどっちにしてももうおしまいです。」


「何?グハァ!」


 見ると魔王の胸にはレイピアが刺さっていてその傷あとはレイピア出さしたとは思えない大きな穴が空いてた。


「終わりなんですよ魔王さんとりあえず自爆されると困るので貴方の魔石を割らせてもらいました。」


「…何故だ今殺さなくてもワシはもう時期死ぬぞ!」


「でも今すぐじゃないでしょ?私を後継者だ〜とか色々騒がれると迷惑なんです。」


「私の筋書きはこうです、勇者様と私を除くパーティーは魔王と激戦をくりあげ相打ち、残された私は死に物狂いで魔王城から王様の元に帰り勇者様達の死を悲しみつつも人類の勝利を伝え、私は勇者様の死を悲しみ部屋にこもり世の中は魔王が居なくなったので長い平和が訪れるであったおしまい…てもう聞こえてませんか。」


 気がつけば私の横には元魔王が転がっていました。


「さて、邪神の眼をバッグにしまってさっさと帰りますか。」


 私は邪神の眼を手に取るとバッグに仕舞ってなる部屋から出ようとしましたしかし


「なっ!」


 足元に魔法陣が現れそれが光を放ちました。


「まさか魔王!違う魔王な死んでいるならば誰が…いやまさか!」


 そして次の瞬間僧侶ピエタこと魔法学者クイラはこの世界から姿を消した。




「やりました!召喚に成功しました!」


 目を再び開けると目の前に僧侶が何人かいて成功したやったー!と騒いでいましたそして横を見ると状況が分からないようにしている少年少女が5人いました…これはつまり。


「勇者様方!私達の世界を救って下さい!」


「………」


 なるほど…今回は最初から勇者パーティーの1人として呼ばれましたか。


 今回のピエタの道具と武器


 貫通のレイピア(レプリカ)


 ピエタが元いた世界では一振りあれは軍隊と戦えると言われる七大秘剣の1つのレイピアを元に作り上げたレプリカ傷をつけたものに大きな穴を空けることができる、本物は傷をつけたものを殺す即死のレイピアに進化するが所詮レプリカなのでそんなことは無い、身体強化の恩恵も無い。


 邪神の眼


 2番目の世界の邪神の力が封印されている宝石その強い力から魔王でも扱うことが出来ず厳重に保管されていた。しかしピエタは元の世界で邪神の力の一部を見たことがあるのでその力を解析制御する自信はあるらしいが…?


まあまあ疲れました!

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