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TASK―AIと見えない敵との戦い―  作者: 長岡 夏生
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どうしてハルが。。。

車を近所を走り回るモードにしておく。

外を見渡す。こんな危ない状況の中、行く宛も

なくハルは歩いているわけではないと思うが、

万が一があるし。

外は普段よりももっと危ない状況。

コントロールの効かないAIがフラフラと歩いて

いて、それにぶつかった浮浪者みたいなのが、

AIに殴りかかるも逆に半殺しにされそうに

なっているといった光景になっていて、余計

危険。

ハル、どこで何しているんだ。体が弱いのに。

最悪の事態は避けて欲しい。

探し回るが見つからず。

あっ、ハルがよく行くコンビニに行けば、

何か手がかりはあるかもしれない。

「マキ、ハルのよく行くコンビニに行こう。」


車はコンビニに向かう。

コンビニに入るが、店内は何やら荒れている

感じだった。物は散らかっているのはもちろん、

ガラスのショーケースが何やらあちらこちらで

割れてガラスが飛び散っている。

この店で一人で管理しているオヤジがあとから出てくる。

「オヤジさん、この状況はいったい。。。」

「何だかわからないよ!!AIロボットが突然フラフラと動きまわり、周りにぶつかり出ていったんだ!!」と言ってオヤジは肩を落とした。

「オヤジさん、うちのハル知らないか。」

「ハルちゃん。。。ハルちゃん、来ていたよ。

うちのAIロボットのウィリーと一緒に外に出ていったよ。止めようとしたんだが、誰かに誘導されているみたいで足早に出ていった。どういう

わけだか、ウィリーだけは普通の動きをしていたな。」「外に出ていって、どうしちゃったの!!」「何者かの車に乗って、ここから

見える山に向かって走っていったよ。」と

オヤジは方向を指差した。


俺達は山に向かった。山に登りは車では行かれ

ないので、車から降りた。防犯の為、予め用意

しておいた金属棒を持って山を登っていった。

あの気の強いマキが俺のそばから離れず、

しかも震えている。俺もこんなことしたことない

からビクついていた。

どこに行って探したらいいんだ。。。

あっ、オヤジさんから借りたAIだけに反応する

AI探知機がある。それを稼働させ、しばらくまた山を登る。何やら音がしてくる。音がする方向

に歩いていく。

段々音が大きくなっていく。

何やら人とロボットが倒れているのが前方に

見えてきた。

倒れているのは、ハルとAIロボットのウィリー。

「ハル!!!ハル!!!どうした!!!

しっかりしろ!!!」

かがんでハルを揺さぶるが、もう冷たい。

足元が何だか赤黒い。多量の血。

ハルの胸と首頸動脈あたりに何か鋭い刃物の

ようなもので切られた跡がある。

なんで、なんでこんなことされなきゃ

いけないんだ。当然ながら、ハルはもう息を

していなかった。俺は絶望のドン底に

突き落とされた気分になった。そして狂った

ように泣きわめいた。隣でマキも泣いていた。


ハルの命を奪った凶器を探しまくる。

ウィリーの手に血の付いたナイフがあった。

「おい!!ウィリー!!なんてことして

くれたんだ!!俺の妹に!!」とウィリーを

揺さぶる。

ウィリーも動かない。エネルギーを運んでいく

ホースが切られている。

一体、誰が!!

俺はしばらく伏せて泣きじゃくり、地面に

塞ぎこんだ。

次回続きの更新は、明日もしくは明後日を予定しています。

宜しくお願いしますm(__)m

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