作戦会議その3
ケンのお母さんの差し入れのおやつを食べ、
ほんの束の間の休息をとった。
こんな時間が続いてくれればいいのに。
「じゃあ、お約束のものを作ってきた?」
と俺は護身用の棒5人分テーブルに出す。
「もちろん。」ケンは改造したサッカーボールを出す。
「ここがスイッチ。」スイッチのボタンを押す。
サッカーボールのところにところどころにラインがあり、そこが青く光りだす。
「ちょっと、庭に出て試運転しよう。」と俺達は庭に出る。
「あの的に向かってボールを蹴ってくれ。」とケンはコウキにボールを渡した。
「じゃあ。」とコウキがボールを蹴ろうとすると、「いや、もっと離れて。」とケンは的からかなり離れたところからのところを指定してきた。「こんなの無理だよ!!」とコウキは半ギレしてる。「この距離からじゃないとこの改造したボールの成果は出ない。」
「わかったよ。」とコウキは半信半疑の表情のまま指定されたところまで行く。外は冬に近づいていて、今日は少し風も強かった。こんな条件の中、蹴ったボールは的に当たるのか。
「いくよ!!」とコウキは勢いよく的に向かってボールを蹴る。蹴ったと同時にボールはあり得ないくらいの加速力をつけて飛んでいく。見事命中。
「すっげー!!」とコウキがぶったまげている。「だろ?」とケンはドヤ顔をしている。「じゃあ、今度は当たりそうにないところからボールを蹴ってみて。但し、ボールが当たった時のインスピレーションを強く思ってみてくれ。」「よっしゃ!!」とコウキは的に到底当たりそうにないところからボールを蹴る。「おっりゃー!!」
ボールは的に向かって飛んでいく。またまた見事命中!!
「すげえな!!」コウキは満足そう。
「試合の時も使えればな。」
「スポーツはフェアじゃないとだろ。」
と俺は言った。全くコイツは。
「さあて、明日から動きますか。タカシ、少しでもいいから、オヤジさんから情報を盗んできてくれ。」
「えっっ!!いきなり。。。うん、わかったよ。。。」と弱々しくタカシは答えた。
「頼むよ。事件の手がかりになりそうな情報はそうでもしないと手に入らないんだから。タカシだけが頼りだよ。」「うん。。。」とタカシは自信なさげに言う。
「よし、今日はこれで解散。また明日。」
と俺達は解散した。
帰り際にケンが俺に言ってきた。
「リョウ、お前、くれぐれも気を付けろ。もしかすると命を狙われるかもしれないぞ。」
「ああ、わかった。ありがとうな。」
と俺はケンに礼を言った。
マキと俺が車に乗ろうとしたら、
「あっ、車のタイヤが1つ穴が開いてパンクしている。」とマキが見つけた。
「ひどいわ、いったい誰が。」
「これはかなり気を付けないといけない前触れだな。」とケンがクールに言う。
ケンの家のタイヤを1つ借りて、俺達は家路に向かった。あんなことが起きて全く気味が悪い。




