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164話 今日からセイアッド帝国民

本文と後書き修正。

 俺たちは昼過ぎにルトルの故郷テティスを出発し、フェグナリア海岸を訪れてからセイアッド帝国を目指した。


 移動には複数のミステリーエッグの卵を平たく連結して作った空飛ぶ絨毯っぽいものを使っている。


 レベルアップの影響で射程範囲は広がり、卵の形状変化も可能になったが、透明化や防寒なんてことはできず……本当は魔法王国の空飛ぶ船みたいにしたかったんだけど、ちょっと無理だった。ただ、操作はずいぶん楽になったからルトルを乗せても全然疲れないし、なんなら目をつぶってても余裕って感じだ。


 加えて今まで不可能だった射程範囲の形状変化もできるようになった。つまり隣に座ってるルトルのアイテムボックスに蓄えられた魔力を卵にして、ガラクタ同然にする危険もなくなったってわけだ。


 ちなみにグルフナには、触手を傘のように薄く広げて高速移動に伴う風圧を防いでもらっている。半透明だからギリギリ視界を確保できる。


「なあルトル、フェグナリア海岸はどうだった?」


「どうだったって、俺がおすすめしたんじゃないか。多少荒れてたけど綺麗だっただろ?」


「だな。相変わらず美しい場所だった。それにでかくて丸い宝石も拾えたし最高だ」


「なんだ、行ったことあったのか。ところでそれはセイアッド帝国についたら売るのか?」


「そんなわけない。俺は丸くて綺麗なものはコレクションすることにしてるんだよ」


「へぇ、アルフのことまた1つ詳しくなった」


 嬉しそうに目を細めるルトルから目を反らし、宝石を偽卵にして革袋にしまう。それからセイアッド帝国の方角を改めて確認して速度を上げた。風を切る音が大きくなり寒さも増した。


 ルトルが慎重に俺の後ろに回り、体を密着させる。温かな沈黙、それが不意に昨夜のことを思い出させた。


 昨夜、ぐずぐずに泣いていた俺の所に戻って来たルトルは、風が気持ちいいと外に連れ出してくれた。


 荒地になったマデイルナン公国の遥か遠くから吹いてくる夜風には、何故か綺麗な歌が混ざっているように感じられ、胸がじわりと満たされていったんだ。


「不思議だったな……」


「ん? 何か言ったか?」


「昨夜のを考えてたんだ。少し元気が出たよ。ありがとう」


「いや、俺は何もしてない……」


 ルトルが顔を赤くして目を反らす。


 何もしてないと言うけど、そんなことはない。


 夜風に当たった後はずっと一緒にいてくれたし、朝起きた時も隣でお早うと言ってくれた。


 まだアドイード由来の心の隙間は全然埋まっていないけど、それでもルトルが側にいるんだと実感すると活力が湧いてくる。


 そう伝えたら、俺もだよと返してくれた。


「うぅー、なにその空気感。すごく居心地悪いから止めてよ」


 ミステリーエッグの射程外から不満をぶつけてきたのはコルキス。今日もディオスに包まれている。空は寒いもんな。


『まったくよ。急いでるって自覚あるのかしら? イチャつくのは落ち着いてからにして欲しいわ』


「わかってるさ」


 急いでる理由はセイアッド帝国が移動し始めたからだ。何故か少し前からミュトリアーレ方面へ向かっているらしい。滅んだマデイルナン公国の上空を通過するだろうけど、フェグナリア海岸によったせいで、俺たちのいる地域の反対側を飛んで行くことになるって見立てだ。


「だから全速力で卵を操作して進んでるじゃないか」


『そうは見えないけど』


『ロポリスは厳しいなぁ』


 ロポリスはジト目になったけど、モーブが味方してくれる。


「ゲジィ」


 そしてグルフナはお腹が空いた、と。


「悪いけど卵はしばらくあげられないからな。これからはミステリーエッグで卵を作りまくって、孵化させまくるんだから」


 そう、俺は前向きに考えることにしたんだ。ミステリーエッグでアイテムを量産していれば、いつかアドイードを生き返らせるものが出てくるかもしれない。


 だから毎日死の女神様にお祈りをすることにもしたんだ。


 俺の望むアイテムが出るまでアドイードの魂を循環させないで下さい。それと、その時がきたらアドイードを生き返らせる許可を下さいって。


『蘇生魔法なんて無駄魔法に頼らないのは良い心掛けだね。アニタ様はそういう死を冒涜する行為が本当に嫌いだから。まあアルフのお祈りも同じようなものだけど、アルフなら案外すんなり許可されそうだもんね』


『無駄魔法ってなによ。確かに悪影響しかないけど聖光魔法を馬鹿にしないでよね。闇臭くて陰湿で腹も真っ黒な誰かさんの魔法よりよっぽどましよ』


 モーブに突っかかり始めたロポリス。


「ギュウゥ」


 空気をまったく読まず、また空腹を訴えたグルフナ。


『ほら、グルフナにこれをあげるよ。美味しいよ』


 そしてロポリスを完全無視してグルフナに黒いもやもやした物体を与えるモーブ。


『……』


『……』


 しばしの沈黙の後、2人がさらに上空へ移動し争い始めた。


 ロポリスは箒と小龍の腕輪を武器に聖光魔法を、モーブは背負っていた6冊の本とグルフナを武器に闇魔法を使って。


 いきなり風避けが無くなったせいで吹き飛ばされそうになったのを、咄嗟に前後左右に卵を集めて防ぐ。


 結果、空飛ぶ絨毯から空飛ぶ箱にカッコ良さが格下げされた。この形状は進行方向が見えなくて危険だ。少し卵を動かして肩から上が出るよう――駄目だ、息ができないし目も開けられない。


「うわぁ、久し振りに見たけどモーブ様はやっぱりすごいなー。こう、いやこうかな。どう思うディオス」


 コルキスは自力で飛ぶのを止めて俺の作った卵の箱に入り、ディオスとモーブの動きや魔法を分析し始める。とっさにミステリーエッグの射程の形状を変化させた俺を褒めてほしい。


「大精霊様同士の戦いは凄まじいな」


 ルトルは顔を引きつらせていた。初めて見るルトルには刺激が強すぎたか。あの2人はクランバイアでもたまにああやって喧嘩して(じゃれ合って)たから、そう珍しい光景でもない。


 けど今日は特に激しいな。


 可愛らしい人形に入っているせいで違和感が半端ないけど、この世の終わりが訪れたのかと思うほどの苛烈な争いだ。


 そんな地獄絵図の中で、怯えながらもなす術なく振り回されているグルフナが哀れでしょうがない。モーブが強化してくれてると思うから大丈夫だろうけど、ちょっと心配。


 と、そこへ流れ弾よろしく飛んできたヤバそうな魔法が、ミステリーエッッグ効果で卵になった。消費された魔力量がえげつない……。


「危ないなぁ」


「モーブ様の戦い方、シュナウザーに似ている……」


「ああ、それはシュナウザーがモーブの真似をしてるんだよ。ミラが自分を使ってくれって頼んだらしい。確か2人が良い仲になってすぐだったかな」


 グリモアニアが自分の魔書を他人に見せるのは、そういう行為と同義と言ってもいい。

 

「そうなのか。あの2人が……」


 あのモーブの本は本当に危険で、残虐極まりないことも多々記載されているらしい。


 実は俺、2冊だけその名前を知っている。


 晦冥版(かいめいばん)六道輪廻図(ろくどうりんねず)宵闇版(よいやみばん)山河社稷図(さんがしゃしょくず)


 ただしモーブは俺に教えるのをめちゃくちゃ渋ってたから嘘かもしれないけど。


「お~い、急ぐんだろー! 遊んでないで早く行こう!」


 俺の呼び掛けはロポリスの小龍の腕輪から放たれた咆哮に掻き消された。



 ##########



 急いだかいあって、俺たちは日の高いうちにセイアッド帝国へ辿り着いた。


「うーん、久し振りだなぁ」


「ぼく初めて来たけど……なんか、すごい町だね」


「アギルゲットも相当入り組んだ町だったが、ここはそれ以上だな」


 あれから、なんとかグルフナを取り戻すことには成功したけど、しばらく経っても聖腕輪箒人形(ロポリス)闇本6冊人形(モーブ)喧嘩(じゃれ合い)が終わらなかったから、2人は置いてきた。どうせ放っておいてもそのうち来るだろうし。


 俺たちは今は呑気にしてるけど、実は入国にちょっとだけ手間取った。なぜなら移動中のセイアッド帝国は基本的に入国できないからだ。


 しかもこの国はクランバイアと同じく巨大な結界で覆われていて、一般人は浮遊大陸の周りに存在する浮き島の限られた場所でしか出入国できない。


 俺たちはそのうちの1番小さな浮き島を訪れたんだけど、1人勤務中の帝国兵に門前払いを食らった。


 そこでコルキスの出番。ガチの魅了で骨抜きにしたあと、吸血で支配下に置き、移民として処理させた。手続き日時の改竄やらも抜かりない。


 移民であればこの帝国特有の仮面や被り物を着ける義務はなく、着けようが着けまいがどちらでもいい。四六時中、仮面着けっぱなし生活はさすがにね……皆、同意見だった。


 ちなみに、どこから入国しようとお金を払えば好きな都市へ転移させてもらえる、ありがたい仕組みがある。世界でもこの国しか持っていない都市間転移装置の恩恵だ。


 それはこの帝国に存在する古代神殿遺跡の1つ、時の大神殿から発掘されたと言われている。


 俺たちはセイアッド帝国の中でも特に入り組んだ、(くだん)の時の大神殿のある都市を選んだ。


 時都ドゥーマ――別名、移民のラビリンスとも呼ばれるこの都市は、住居や商店をはじめとした各施設が無秩序に建設された、皇都ラグエルに次ぐ巨大都市。


 元々は時の大神殿とそれに関わる施設しかなかったらしいけど、ダンジョンが発見されたことで移民が押し寄せ、それに従って永きに渡って増改築を繰り返した結果、今のような迷子多発都市に発展したという。


 一応セイアッド皇帝直轄領だけあって、無秩序ながらもどこか品が……う~ん、あるってことにしておこう。でも嫌いじゃない景観なんだ。


 ただもし、アドイードがこの場にいたら、「植物が少ないよ、生やさなきゃ」とか言いそうだ。おまけにキョロキョロ落ち着きなく歩いて一瞬で迷子になりそうだよな……。


「アルフは来たことあるのか?」


「え、ああ……ちょっと言いづらいけど見合いで。あ、でも速攻断られたからな。何も無かった」


 ジル姉様は速攻で一目惚れされて婚約してたけどな。勇者の出現で一方的に破棄したけど。そういえばあの時は珍しく母上も一緒で……古代神殿遺跡を案内してもらったんだっけ?


 あれ? ここのぶっ飛んだダンジョンの方だったかな? 


 あのポルテ岬の先端に築かれた大豪邸、芸術家贔屓のパトロンケイプ。芸術関係の魔物と遭遇し、その魔物に自分の演奏などのアートが気に入られるとアイテムやお金がもらえる風変わりなダンジョン。だから、ドゥーマに住む移民の多くは芸術家やそれ関係の冒険者……って教えてもらったんだっけか?


「ははっ、そうか。勿体無いことをしたな、その見合い相手」


 ちょっと思い返していたら、優越感の見え隠れするルトルの眼差しが俺の目に固定され、近付いてきた。


 あ、これって……でも………はっ!?


 コルキスが何とも言えない不快そうな表情で俺とルトルを見ている。肩に乗っているディオスも同じくだ。


「ル、ルトル」


 視線で合図を送る。するとルトルも気付いたようで、わざとらしい咳払いをして俺から少し離れた。


「ぼくとディオスもいるってこと忘れないでよね。あとグルフナも」


「ゲギゲッ!」


 厳重注意を食らってしまった。ていうルトルは目をつぶらない派なんだな。


「はぁ……じゃあ土地を買いに行くよ」


 ディオスをお供にコルキスが進み始めた。


「ちょっと待てコルキス。土地ってなんだよ」


「兄様ここに住むんでしょ? じゃあ家がいるよね。家を建てるに土地がいる、でしょ?」


 それはそうなんだけど、このダンジョン顔負けのリアル迷宮都市で買える土地なんて、もうとんでもないハズレしか残ってないんじゃないか?


 大陸の最下層から飛び出た断崖絶壁の一部とか激狭な土地とか。俺は古くてもいいから既にある家を買った方が良いと思うんだけど……ほら、あそこの行き止まりに繋がる橋の下にくっついてる逆さまの家とか面白そうだぞ。


 しかし、俺の意見はことごとく無かったことにされ、なかば引きずられるようにして商業ギルドまで連れて行かれた。

~入手情報~


【名称】晦冥版(かいめいばん)六道輪廻図(ろくどうりんねず)

【分類】大精霊結晶

【属性】闇

【希少】不明

【価格】不明

【アルフのうろ覚え解説】

闇の大精霊モーブの周りを飛んでいる分厚い本の1冊。

詳細は不明だが大変危険な代物らしい。名前は嘘かもしれない本当かもしれない。


~~~~~~~~~


【名称】宵闇版(よいやみばん)山河社稷図(さんがしゃしょくず)

【分類】大精霊結晶

【属性】闇

【希少】不明

【価格】不明

【アルフのうろ覚え解説】

闇の大精霊モーブの周りを飛んでいる分厚い本の1冊。

詳細は不明だが大変危険な代物らしい。名前は嘘かもしれないし本当かもしれない。


~~~~~~~~~


【名称】小龍の腕輪

【分類】大精霊結晶

【属性】聖光

【希少】不明

【価格】不明

【アルフのうろ覚え解説】

聖光の大精霊ロポリスの周りを飛んでいる煌めく腕輪。

詳細は不明だが大変危険な代物らしい。本当は全然小さくないってロポリスが言ってたような気もする。


~~~~~~~~~


【名称】ロポリスの箒

【分類】大精霊結晶

【属性】聖光

【希少】不明

【価格】不明

【アルフのうろ覚え解説】

聖光の大精霊ロポリスの周りを飛んでいる煌めく箒。

詳細は不明だが大変危険な代物らしい。その気になれば星も貫けるし世界まるごと掃き掃除できるとロポリスが言ってたような気もする。


~~~~~~~~~


【名称】都市間転移装置

【分類】古代魔道具

【属性】時

【希少】★★★★★★

【価格】-

【効果】

セイアッド帝国にしかない超希少な古代の魔道具。

古代神殿遺跡の時の大神殿から発掘され、帝国の都市や町と出入国用の浮き島に設置してある。距離によって使用料が変わるが、国民は大幅に割引される。


~~~~~~~~~


【古代神殿遺跡】

セイアッド帝国の遺跡。

遥か古より存在している時の大神殿、月の大神殿、死の大神殿のことで、セイアッド帝国の象徴でもある。それぞれが、時都ドゥーマ、月都ナール、皇都ラグエルの上空に存在し、それらは巨大な正三角形の各頂点に位置しており、果てしないほどの長距離を神秘的な道で繋がっている。その道は日々、川であったり石畳であったり光であったりと、様々なものに変化する。現在は大精霊が一切の立ち入りを禁じている。


~~~~~~~~~


【皇都ラグエル】

セイアッド帝国の首都。

広大な帝国にあって最も広い都市。古代神殿遺跡である死の大神殿が存在する。古代神殿遺跡が描く正三角形の中心には、名城と名高い環をもった皇帝城が浮かんでいる。世界でもトップレベルに発展している為、帝国首都の名に相応しい活気に満ちている。また、特殊な効果の仮面や被り物がひっそりと売られており、冒険者や商人が血眼になって探す光景も珍しくない。


~~~~~~~~~


【時都ドゥーマ】

セイアッド帝国の都市。

帝国の西側に位置する都市であり、移民が多く住んでいる。都市の上空に古代神殿遺跡の1つである時の大神殿が存在する。他に類を見ない変わったダンジョンが有ることでも有名。無秩序に増改築された建物が独特な景観を生んでいる。


~~~~~~~~~


【名称】パトロンケイプ

【種別】マスターダンジョン

【階級】☆☆☆☆☆☆☆☆☆

【場所】セイアッド帝国時都ドゥーマ東部ポルテ岬 

【属性】芸術

【外観】大豪邸型

【内部】異種建造物混合大迷宮


【生還率】90%

【探索率】32%

【踏破数】0回

【踏破者】-


【特記事項】

 等級指定:D~

 固有変化:入場料、売店の商品及び展示作品の入れ替え等

 特殊制限:エリアごとに効果減少属性あり/ゴミ捨て禁止等

 帰還魔法:全属性使用可

 帰還装置:無し

 最高到達:我が子を抱く主の鐘楼

 安全地帯:入場受付/売店/応接室等


【ダンジョン大図鑑抜粋】

セイアッド帝国に存在するダンジョンの1つ。

ダンジョンの外観は岬に建つ大豪邸。内部は教会や舞台、ホールや展示会場、創作部屋や練習室といった芸術に関連した場所が多く、通路などもそれらのロビーや廊下といった作りになっている。魔物も芸術関係のものが大半でとても強い。ただしそういった魔物は、演奏や創作が始まると大人しくなり、気に入った者にアイテムやお金を差し出し逃走する習性を持つ。しかし、少しでも気に食わないと感じた瞬間に狂暴化、執拗に命を狙ってくるが深部でなければDランク冒険者相当の強さがあればなんとかなるだろう。まれにコンペティションという現象が発生し、強制的にそのエリアいる者の芸術審査が始まってしまう。順位によって希少な特殊アイテムや莫大な賞金を得られるが、下位になった場合は審査員(ザ・ジャッジ)嫌な大御所(シニカルマグネイト)という、やたらと強い魔物に襲われる場合もある。なお、展示作品を故意に汚したり傷付けた場合は修復作業を強いられるか、それに応じた寿命を奪われる。

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