154話 模様が消えつつある模様
本文と後書き修正。
夜明け前に目覚め部屋をでる。薄暗かろうとも困らぬほど馴染みある廊下を歩いて数分、今日もこの部屋に来てしまった。古くなったドアノブはひんやりとして固く、いちいちガコッと鳴る音さえどこかぎこちない。
「帰ってないか……」
暖められた部屋に一瞬ドキリとするが、それは自分がそうお願いしていたからだと気付き落胆する。
マトラ平原でアルフと別れてからもう4日目だ。
あの日俺はドリアード様の蔦に絡まれると、すぐ側の木に引きずり込まれ、どこかに吐き出された。
そこが幼い頃から我が家の庭に植えてある老木の前だと気付くのにそう時間はかからず、待ち構えていたロポリス様からしばらく家を離れはいけないと言われ、そのまま聖光の結界で家に閉じ込められた。
結界に阻まれないアドイードがアルフを探してくると出て行った次の朝、地響きと共にドンっという音が聞こえてきた。
ロポリス様は面白そうだから様子を見てくると出かけてそれっきり。俺も今すぐアルフの元へ駆け付けたい。しかしそれはなにをどうやっても不可能だった。
それに俺にはコルキスのお世話がある。眠り続けるコルキスには毎日新鮮な聖光属性の血を与えなくてはいけない。そうしなければ結界の影響で衰弱していくらしいのだ。
本来は他の者に任せたいところだが、俺がしなければならないのだとロポリス様は真剣な顔で仰っていた。それから次の満月までにコルキスともっと打ち解けて欲しいとも。今日はルトルと一緒に寝てもいい? と、モジモジしながら言われるくらいが理想らしい。
なかなかの難題に助言を求めると、コルキスとディオスを呼び捨てにするといいかもと言われた。正念場だから頑張れと笑っていたが、目の奥はとても鋭かったのをハッキリ覚えている。
そのディオスも今はいない。俺と同じくロポリス様の言いつけで、毎日昼過ぎに出かけては早朝に帰って来るからだ。
一方でコラスホルトたちはアルフたちの不在をあまり気にしていない。商品の仕入れだと思っているようだ。彼らは毎日ミュトリアーレに通って、今日はああだった明日はこうしようかと楽しそうにしている。
昨日、そのコラスホルトたちが起きる前に帰って来たディオスが、ニルド侯爵家の紋章が刻印された短剣を持っていた。
途端に血の気が引くような冷たい殺気が渦巻いてきたが、今乗り込んで奴等を殺しても領民が混乱するだけだと、なんとか落ち着かせた。
あの日以来、旧アトゥール辺境伯領はニルド侯爵領となった。父上のテティス辺境伯を慕っていた冒険者や領民たちが各地で反乱、ニルド侯爵軍と衝突して荒れていたそうだが、現在はもう静かになっている。
ニルド侯爵は領民の人間を誰1人処刑することはなく、重税を科す等もしなかったらしい。前領主であった父上の名を持ち出し、領民たちの心情に訴えかけ理解を示したという。父上を断罪する証拠を捏造した張本人が、どの面下げて……。
それにあいつは公都ニアに寄ると必ず俺がいた娼館を訪れた。そのたびに、武勇伝の如く父上や母上の処刑のことや仕えていた者たちの末路を話し、拘束した俺の首を絞めながらニタニタ見下ろして腰を振っては、穢らわしい体液を注ぎ込んできたのだ……クソッ!
いや落ち着け。俺は冷静でいなければならない……深呼吸だ。プフヘネ嬢に辱しめられたときと同様に、深く、深く息を整える。
大丈夫だ。その気になればあいつらなどいつでも殺せる。ただ今がそ時期ではないだけだ。ざわつくすべてを落ち着かせ、知らず知らず噛み締めていたらしい唇の血を拭って、再び重い息を吐く。
最近、感覚が戻ってきたせいで気持ちの切り替えが難しい。アルフのお陰とも言えるし、アルフのせいでとも言える。
「……コルキスのとこへ行くか」
そろそろお腹を空かせている頃だ。寝てさえいればフルアの寝顔を思わせるくらいには可愛い。もしあのまま弟が産まれていればコルキスみたいな感じだったんだろうか……。
コルキスの部屋は遠い。
まずアルフの寝室から歩いて旧アトゥール邸の最上階へ。ここから上下に動く太い枝の先端についた葉に乗り秘匿されし大宮殿へ渡る。
アルコルの塔とかいうダンジョンを真似たという今の形状の秘匿されし大宮殿の内部は、物理法則を無視した複雑怪奇な作りで未だに慣れない。ロポリス様がダンジョンごっこと言って放った、G~Fランクの弱い魔物も彷徨いている。
アルフが旧アトゥール邸の客室を使っていたのもこのせいだ。魔物の闊歩する家なんかで寝られるかとカンカンだったからな。
ただこれにはコラスホルトたちのダンジョン探索訓練の意味もあるらしい。たまに宝箱や魔物を見かけるが、彼らのために放置している。
「ルトルさんおはよう!」
俺から見れば、壁を歩いているコラスホルトが逃走ずた袋を片手に挨拶してくる。向こうからは俺が壁を歩いているように見えるんだろう。「変な感じだね」と笑っている。
「おはよう、早いな」
「うん、今日はオイラが輝きの楽園の食事係だから。ちょうどコイツを捕まえたから朝食に使うんだ。あと2~3匹いるといいんだけど……先輩たちよく食べるから」
逃走ずた袋は火で炙ってから思いきり殴ると、飲み込んで体内に保存していた物をサンドイッチにして吐き出す変わった魔物だ。朝食にはちょうどいいだろう。その日の運勢占いの代わりにもなるしな。
たいていサンドイッチの具材は食べ物なのだが、たまに食べ物と勘違いして飲み込んだものが材料になっている場合もある。一応食べられるようにはなっているが味は保証されない。
「逃走ずた袋なら向こうにいたぞ。赤い宝箱を大きな果物と勘違いしたのか飲み込もうとしてたな」
「本当!? 行ってみるね!」
コラスホルトは嬉しそうに笑い、指差した方へ走って行った。
「弟、か……」
なかなか引っ込んでくれない気持ちをそのままに、先へ行くための転移装置を探す。だが1つや2つではない。怪我はしないがイラッとする罠をいくつも掻い潜り、ようやく最後の転移装置を使って外壁に剥き出しの危険な階段に出た。
「日の出までもうそろそろだな」
が、ここからが疲れる。外壁の階段は一見ただの階段だが、実はすべての踏み面と蹴込み板がそうとは分からないドアで出来た階段で、決められたドアを潜り抜けていかないと先へ進めない。
どのドアを潜っても、さっき最後の転移装置で到着した場所と同じ景色になるのが混乱を招く。これはドゥーマトラ様がふざけて空間を歪めた結果らしい。
初日に家を見て回った時、迷わないように取り付けたフラワーランプの放つ微かな魔力を感じながら、正しいドアを選び続けどうにか最上階へ着いたが――
「はぁ。これはまた面倒そうな……」
最上階だけは毎日形状が変化する。
今日の最上階は騙し絵のように無茶苦茶な空間配置になっていて、俺やさっきすれ違ったはずのコラスホルト、おまけにノシャとランペルまでいる。しかも何人もだ。
しかし形状が変わっても、逃げ回る足の生えた窓を捕まえれば進めることに変わりはない。終わりの無さそうな廊下を横切り、襲ってくる自分を張り倒し、コラスホルトたちはできるだけ避けながら、逃げ回る窓をボコボコにして動きを止めた。
めそめそ泣いている仕草が腹立たしくてもう1回殴る。するとようやく観念したのか窓を開いた。それを抜けると反対側の外壁にぽつんと設置された小さな踊場に出る。
「あと少し」
既に明るくなり始めた世界は、晴れていれば気持ちの良い景色だっただろう。目覚めを促す冬の風に郷愁を感じつつそっと壁に触れて魔力を流すとディオスの模様が浮かび上がる。それに触れて合言葉を言えば、次は外壁が動き始める。
ガコガコと音を立てて不規則に出入りする四角い柱状の外壁を足場にしてさらに上へと進む。俺を突き落とそうとする外壁の動きは鬱陶しいが焦ってはいけない。ここで落ちたら庭の池に転移して、始めからやり直しになるのだから。
4日目にして初のノーミス踏破を成し遂げ辿り着いた場所は、屋根裏部屋の位置とでも言えばいいだろうか。小さな蝙蝠の羽が描かれた扉が、そうとはわからないように付けられている。この向こうがコルキスの部屋だ。
お世話を仰せつかった時に、なぜこんな訳の分からない場所に部屋を作ったのかドリアード様に聞いてみた。すると答えは単純だった。コルキスの好みだから。こういう秘密基地のような部屋が好きなお年頃らしい。確かコルキスは8歳。自分はどうだった思い返してみたら、身に覚えの1つや2つ、いや3つ……無言で納得した。
一切の明かりがないコルキスの部屋へ入る。一応ノックはしてみたがいつものように反応はなかった。
「ライト」
大きなソファ部屋の置かれたリビングを進み寝室へ。すやすや眠っているコルキスはただただ可愛い。まったく似ていないが、やはり妹のフルアの寝顔を思い出す。最後に見たのは俺が15歳の時だ。
10歳で奴隷になり娼館で5年働かされた。フルアと別れてからは2年間最低な冒険者たちとして過ごしてきた。だが俺はアルフと出会えた。フルアにも幸運な出会いがあっただろうか。そうであって欲しい。
俺の気配に気付いたコルキスが眠りながら何かを探すように腕を動かし始めた。朝食の合図だ。
コルキスの口元に腕をやるとガッと掴んでから数回唇を動かし齧りついてきた。
「うっ」
鋭い痛みが走るもそんなのお構い無しで吸血が始まる。コルキスの眉間に皺が寄っていき、これじゃないと言いたげな雰囲気を出してくるが、その癖、吸血を止める気配はまったくない。こういうところが本当に可愛くない。
満足するまで血を吸わせた後はロポリス様に頂いたアルフキャンディとレッドコーラルグミを食べて血の補給をする。
「そろそろディオスが帰ってくる頃か」
窓を開け懐かしい香りを乗せた風で部屋を満たす。それは冬にしてはやや暖かく、今年の旧アトゥール領の暖冬を予感させた。そういえばアトゥール家最後の冬も暖冬であった。
あの日から空は変わらずどんよりしている。かつて理想の領都と讃えられたテティスは揺蕩う薄霧の中で追憶に微睡んでいるかのようだ。
「アルフー!!」
届くわけもないのに早く会いたくて大声でアルフを呼んでみる。返事はなく恥ずかしさだけが残った――かに思われたが、そこへ現れたものがいた。自分をアルフと呼ぶなとでも言いたげなディオスだ。
今日のディオスは血にまみれていた。
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「アルフ殿、聞きたいことがある」
ルカはそう言って歩き始めた。付いて来いということだろう。
『なになに? 告白でもされるのかしら』
『いや、物陰でボコボコにされるんじゃないのか?』
「ギィ?」
ロポリスとドリアードはやっぱり面白がってクスクス笑ってやがる。反対にグルフナは心配してくれた。撫でてやろう。そんでアドイードは……相変わらずか。
出遅れた俺はルカを追って少し走った。そういえば、こっちはいつもルカとジャコモが帰って行く方角だな。
先は民家が少なく背の低い木が疎らに生えている。ちょっと行きたくないなと思ったのは緩やかな登り坂と薄い霧が出ているからか。
「なあジャコモは?」
やたら早く歩くルカに追い付いて横に並ぶ。どこか振り返るのを我慢しいてるように前を見ている。
「今は寝ている。昨夜はずっと泣いていたからしばらく起きないだろう」
ずっと泣いていた、の部分で俺はアドイードを見た。いつになったら機嫌を直してくれるのやら。
「喧嘩でもした?」
ルカは答えずに歩き続ける。ちょっと気まずくなってしまった。しばらく沈黙のまま進むと、家はなくなり荒れた砂利道に変わってきた。薄い霧は思ったより気にならなくて視界は良好だった。
「ルカって何で冒険者になったんだ?」
今度は当たり障りのない質問をしてみた。砂利道を歩くだけの無言に耐えられなくなったから。
「………兄を、生き別れた兄を探している」
淡々とした答え方だったけど、それが逆にとても辛そうに感じられた……俺の馬鹿野郎。
「え、えと、こっちは何があるんだ? こっちは来たことないから知らないんだ」
誤魔化すように別の話を振るとルカが立ち止まって俺をじっと見てくる。ああ、やっぱり。この顔もの凄く見覚えがある。
「この先には墓所がある。俺の、いや私の――!?」
言葉を発しながら首輪を外そうとしていたルカは、何かに気付き慌ててフードを被った。
「よう! ずいぶん早いじゃねぇか、こんな所で何してるんだ?」
それは走って来たレアルだった。新しい打撲痕や切り傷が増えているところを見るに、俺たちと入れ違いで誰かにレアルのお仕置き係の所へ連れて行かれ、逃げ出してきたっぽい。
「何でもない。たまたまアルフ殿と会っただけだ。じゃあ、俺はジャコモの様子を見てくる」
「え?」
ルカは走って行ってしまった。
「まったく愛想がないなアイツは。ところでアルフ、一緒に朝風呂なんてどうだ?」
確実に何かしらの意図を含んだ手を腰に回してきたレアルが、そのまま下半身をぴったりくっ付けてくる。
「いや、それは――」
「行かないよ! アリュフ様は行かないかりゃ! アドイードお前嫌りゃい! どっか行け!」
遠慮しておくと言おうとしたら、代わりにアドイードが叫んでレアルを蔓で攻撃し始めた。
「おい、止めろアドイード」
「アリュフ様離して! アドイード、この変なエリュフをやっつけりゅんだかりゃ!」
離してって言われても、俺に巻き付いてるのはアドイードじゃないか。
「ははは。嫌われちまったなぁ。心当たりはないんだが……しょうがない、今日は諦めるか」
レアルは攻撃を食らいながらも、アドイードの頭を撫でると町の方へ戻って行った。
「ううう、アドイードあいつが触った所なんていりゃない!」
嫌悪感丸出しのアドイードは蔦を緩めて俺の胸から飛び降り激しく首を振り始めた。バサバサッと草と葉が飛び散っていく。それが俺にもバシバシ当たってチクチクする……ちょ、おい、いつまでやるんだ。うわっ、口にも……。
『やだぁ、アルフったら寒いからって草で暖を取るのはどうかと思うわよ』
『せめて火竜花とかブレイズリーフにしろよ貧乏臭い』
ぺっ、ぺっ……うるさいぞ精霊組! 草と葉に埋もれていく俺を助けろよ! ていうかドリアードが言ってるのじゃ俺が燃えて死ぬじゃないか! 暖を取るなら抱きしめ草1択だろうが!
「グィガィ、ギィギィ」
グルフナが触手で俺を助けようとするも、ロポリスの魔法で光る網に捕らえられてしまった。ロポリスめ、また俺の魔力を無駄使いしやがって。
「ふぅ、アドイードすっきりぃした」
すっかり草と葉に埋もれた頃、すぐ近くでアドイードの声が聞こた。人を草まみれにしておいて自分はすっきりとは、なんて奴だ。
「ありぇ? アリュフ様どこ?」
「ここだ」
「ん!」
ガサガサっと草や葉を掻き分ける音がしたあと、目の前にアドイードの顔が現れた。
「アリュフ様見~つけた」
ついさっきまでめそめそ泣いてたのに元に戻ってる。よかった。やっといつものアドイードだ。
「あの気持ち悪いエリュフはアドイードが追っぱりゃってあげたよ。もう帰ろう? ね?」
そうだな。ルトルにも会いたいし一旦帰るのもいいな。
草にや葉に埋もれた俺を、「うんしょ、うんしょ」と引っ張り出したアドイードが俺の手を引いて歩き出す。
坂を登っていると暖かくなってきた。歩いたお陰で体温が上がったのかもしれない。結構歩いたからな。緩やかとはいえ登り坂、体力の少ない俺にとっては急な坂と変わりない。
だけど坂を登りきってはたと気付いてしまった。これは逃亡ととられるんじゃないだろうか。
「待て待てアドイード。今思い出したけど、壊した冒険者ギルドの宿が再建されるまで俺たちはこの町から出られないんだった。すぐに戻ろう」
「………ギリュド? 町? なに言ってりゅのアリュフ様。そんなのどこにも無いよ?」
こてんと首を傾げたアドイードの頭から葉っぱが1枚落ちる。
『ああもう、バラしちゃ駄目じゃないアドイード』
『まったくだ。せっかく面白くなってきたところだったのに。後でお仕置きだぞ』
鞄から出てきたロポリスとドリアードが出てきた。ドリアードはグルフナを持って素振りをし始める。
「お仕置き!? どうして!? うう、アリュフ様助けて!」
アドイードが素早く俺に引っ付いて目を潤ませた。だけど今来た道を振り返っていた俺は言葉が出てこなかった。
薄く広がる霧の向こうには無音の廃墟が広がっていたからだ。静かに揺れるその霧は、まるで生き物を誘い込もうとしているようで酷く不気味に思えてきた。
そしてまた気付いた。
「あの霧、コウモリ羽の模様がある……」
~入手情報~
【名 前】ジャコモ
【種 族】ハーフラビット
【職 業】見習い兎道士/兎魔法戦士
【性 別】男
【年 齢】25歳
【レベル】82
【体 力】12155
【攻撃力】3012
【防御力】2229
【素早さ】4118
【精神力】882
【魔 力】4366
【通常スキル】
見習い兎道術/兎月流体術/黒兎流短剣術/我慢/消費魔力微減/ハイパワー/ダッシュ/ラビットスラッシュ
【固有スキル】
性欲爆発/唾液/聞き耳/兎の黒羽衣/ベラドンナリリーの魔眼/ファイアスタンピング/ダークスタンピング/スーパーテクニック
【先天属性】
火/闇
【適正魔法】
火魔法-中級/闇魔法-初級
~~~~~~~~~
【名 前】ルカ
【種 族】?尸
【職 業】毒魔法使い
【性 別】無し
【年 齢】無し
【レベル】無し
【体 力】917
【攻撃力】191
【防御力】214
【素早さ】101
【精神力】21299
【魔 力】12199
【通常スキル】
毒無効化/毒作成/毒回復/解毒/毒の知識/短縮詠唱/ポイズンブルーム
【固有スキル】
力極/早極/暴走/不安定化/補助魔法詠唱破棄/補助魔法効果増/プリズムポイズン)インコンプリートデスボディ
【先天属性】
毒
【適正魔法】
毒魔法-特級
~~~~~~~~~~
【種族名称】
逃走ずた袋
【先天属性】
必発:無し
偶発:全属性
【適正魔法】
必発:火
偶発:無し
【魔核錬成】
詳細不明
【初期スキル】
拾う/突つく/お手入れ
【固有スキル】
保存/ミラクルサンドイッチ/エスケープ/ダッシュ
【通常ドロップ】
ずた袋/布袋/革袋/右足
【レアドロップ】
魔核/サンドイッチレシピ/左足/マジックバック
【ダンジョン魔物図鑑より抜粋】
ずた袋の魔物。
気になったものを体内に保存する習性とすぐに逃げ出す習性を持った、ずた袋に足が生えたGランクの魔物。炙って衝撃を与えると袋の中の物を美味しいサンドイッチにして吐き出す。たまに食べ物以外が中に入って場合もあるが、それもランダムで味付けされた食用可能なサンドイッチにして吐き出す。足が綺麗なほどサンドイッチの味も良くなる。ドロップする足は美味しいと評判。
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【種族名】火竜草
【形 状】ミニドラゴン型
【食 用】可
【危険度】C
【進化率】☆☆☆☆
【変異率】☆
【先天属性】
必発:火/植物
偶発:風/影/火/竜
【適正魔法】
必発:火
偶発:植物/風/影/光
【魔力結晶体】
花が咲いている個体にのみ発生
【棲息地情報】
エデスタッツ樹海/マトラ平原/デトナゾン魔火山 など
【魔物図鑑抜粋】
空中を飛び回り火を吐き出す魔物。中級火魔法を得意とし、初級植物魔法を使用する個体もよく見かける。食用であり、独特の纏わり付くような辛味がある。花粉は火薬としても使用できる。見た目は可愛らしいものから格好いいものまで幅広いが、性格は獰猛。
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【名称】ブレイズリーフ
【分類】火炎草
【分布】デトナゾン魔火山/キリオ火山/ヘフラ廃村 など
【原産】デトナゾン魔火山
【属性】火/植物
【希少】☆☆
【価格】世界銅貨10枚/1つ
【ドリアードの暇潰し解説】
燃え盛る葉っぱ。
火山地帯や火事場跡等に自生している赤い1枚の葉っぱ。摘み取ると同時に特殊な処理をしなければ燃えてしまう。また、処理をしていても人間やゴブリン族等、体毛の少ない種族が触れると一瞬で発火し燃え盛る。種族によっては食用可。
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【名称】抱きしめ草
【分類】人形草
【分布】エデスタッツ樹海/ドルパペーテ廃教会/夕間暮島 など
【原産】エデスタッツ樹海
【属性】植物/愛
【希少】☆
【価格】世界銅貨1枚/1本
【アルフのほんわか解説】
触れると抱きしめてくれる草。1メートル~2メートルの人の形をした草で、触れるとそっと抱きしめてくれる。抜群の心地よさと温もりと、リラックス作用のある魔素を放出してて心の底から安心させられる。但し、そのまま眠ってしまうと草と皮膚が癒着してしまい、一晩で吸収されて死ぬ。低価格魔法薬の副原料となる薬草の1種でもある。
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【名称】ライト
【分類】初級光魔法
【効果】☆
【詠唱】ロポリス型基礎魔法言語/乱文可
【現象】
初級光魔法の1種。
任意の物を発光させることができる。また、この魔法で作った光を好きな形に変化させることも可能。