始まり~プロローグ~
どうも!はじめまして!こんちゃ!先にいいますが、東方、キャラ崩壊、二次創作というような内容が含まれています。十分注意して読んでください!
それでは!どぞ!↓
春の暖かい陽気に包まれたある日。
博麗神社の鳥居の前で、博麗霊夢と霧雨魔理沙は駄弁っていた。
「はぁ····」
霊夢は深く溜め息をついた。
「どうしたんだぜ?溜め息なんかついて」
「何でもないわよ···」
あっ!と魔理沙がぽんと手を叩いた。
「最近、参拝客が来ないからか?いつものことだが」
「違うわよ!一言余計よ!!」
「じゃあ、お金が底を尽きたとか」
「じゃあって何よ···。まるでその二つの事しか困り事がないみたいじゃない」
「だって――。ん?誰か階段を登ってきてるぜ」
――それくらいしか困ることないだろ?と言おうとしたが、ながい階段を登ってくる方に遮られた。
(いつの間に私達の視界に入ってくるまで登りきったのだろうか)
魔理沙がそう考えていると霊夢も気づいたようだ。
「本当ね。誰か来てるわね」
フラフラッとしながら、誰かがこちらに近づいてくる。
「誰かしら?」「さあな」「参拝客かしら?」「んなわけないぜ」ゴツン!「痛ぇ!」
あり得ないと思って否定したら、たんこぶが出来そうな威力で頭を殴られた。
「何するんだぜ!?」
「魔理沙こそ何を言っているのかしら?」
恐い笑顔に拳を胸の前で握りしめながら、こちらを見た。
(恐い恐い!!)
心の中で呟いていると、登ってきてる『誰か』が階段を登りきったようだ。
そして、頼りない千鳥足でこちらに向かってくる。
しかし、魔理沙達の目の前でそいつが鳥居をくぐった瞬間、力が抜けたように倒れた。
「なんだぜ!?」
「大丈夫!?」
二人は『誰か』を支えるために一歩前に出た。
踏み出したその刹那、コスモスの匂いがした。
むむ?誰が来たのでしょうかねぇ?というかコスモスって秋の花じゃなかったっけ?
いやーヘンナコトモアルモンダナー(とぼけ顔)