表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の彼女  作者: xjw
9/65

楽しい時間

 放課後。

 菜穂子が校門で待っていた。

 歩きながら。

「ゴメン…」

「いいのよ。だって、苦しくて仕方なかったんだもん」

 僕の頭の中に、苦しい日々が浮かんできた。

「でも、好き…」

「そんなこと、言わないでくれよ」

 菜穂子が頭を抱えた。

「私、どうすればいいの!こんなに好きなのに、付き合ったらあんなに苦しいなんて…」

 僕は彼女をいたわりたくなった。

「少しぶらつこう」

「うん!」

 それから僕らは街を歩いた。楽しい時間が過ぎていく。


 ベンチ。

「楽しかった!」

「そうだね」

「ずっとこんなふうに楽しければいいのに…」

 彼女は僕の手を握った。

「やめた方が…」

「やっぱり、あなたのこと、好き…」

 僕らはキスをした。

 何が正しいんだろう?

 そんな問いが頭をよぎり、そして消えた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ