表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の彼女  作者: xjw
7/65

現実という重いもの

 放課後。

 由加里と手をつないで歩く。

 無言だった。

 しばらくして、由加里が言った。

「楽しくないの?」

「…ホントに、何が正しいのか、どうしたらいいのか、わからないんだ」

「私もそうかな?でも、遼は好き。…多分」


 ベンチ。

 キスをした。

 苦しい。

 菜穂子のこと。由加里のこと。そして僕自身。

 でも、愛していた。由加里のことを。

「私のこと、好き?」

「好きだ…。でも菜穂子…」

「そのことは考えないで!」

「そうできたらいいんだけど…」

「…わたしも」

 沈黙。

「とにかく、キスしよ」

 僕らは、現実から遠ざかるために、何度もキスをした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ