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僕の彼女  作者: xjw
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激しい心の揺れ

 朝、校門の前に、由加里が立っていた。

「ちょっと、いい?」

 由加里は、人気のない校舎の影に、僕を連れ出した。

「遼が菜穂子と付き合うの、正しくないんじゃないかな?」

「でも、決めたじゃないか。僕らは付き合うの、やめるって」

 由加里が目をうるませた。

「だって、好きなんだもん!遼のこと」

 僕は由加里の肩に手をのせた。

「だったら、この間の話し合いのとき、そう言えばよかっただろ?」

「もう、わけ、わかんない!」

 由加里は、その場から駆けていった。


 放課後。

 菜穂子と街を歩いていた。

「苦しんでるんだ、由加里…」

「ともかく、もう終わった話だ」

 僕は菜穂子の腰に手をまわした。

 しかし、菜穂子はその手をさえぎった。

「私の、あなたへの気持ちだって、疑問だらけなのよ」

 僕は真顔で言った。

「じゃあ、別れるのかい?」

「嫌!」

 菜穂子が僕に抱きついた。

「もう離したくない!あなたが好き!」

「僕も…」

 けれども、僕の心は、激しく揺れていた。


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