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僕の彼女  作者: xjw
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別れ

 放課後。

 菜穂子に誘われて、僕らはファストフードの店に集まった。

「私の確信、遼が彼氏なんじゃないかって思い。すごく強いの」

 彼女の強い語調に、由加里が続けた。

「私の不安。遼が彼氏じゃないんじゃないかって疑問も、ね」

「どうしたらいいんだろ?」

「私、遼と付き合わずにいられない!」

 菜穂子の目がうるんだ。

「…いいわよ」

 由加里がつぶやいた。

「何がいいんだ?」

「遼と付き合っても…」

「僕の気持ちはどうなるんだよ!」

「あなただって揺れてるんでしょ?遼」

 確かに僕の心は揺れていた。

「私も、こんな気持ちで、遼と付き合い続けるの、耐えられないって思ってたの」

「じゃあ…」

「別れよう。私たち」

「いいの?」

 菜穂子が僕に聞いた。

 僕は少し考えて、そしてうなづいた。


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