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プロローグ

 伝い落ちてくる雫を見上げ、男は笑った。

 自らの至る望みの在処(ありか)に辿り着けた事が分かったのだ。これに歓喜を覚えられないほど、彼は人間性を失ってはいなかった。


「ははっ、はははっ! 見たまえ! 眼前のこの景色を! 見たまえ! この幻想的な光景を! 私は今ここにいる。ははは、ははは、はははは! 私はここにいるのだよ!」


 目前には幾つもの島が浮いている。島ごとに色とりどりの雲を侍らせ、その周囲には水が浮いていた。

 朱い龍が悠然と宙を遊び、淡い海色アクアオーシャンブルーの小島はそれと戯れるように飛び回っている。

 その島の名を〝水の都〟と云った。

 今ではもう伝説の中の口上にすら登場することもない、忘れ去られた太古の島。忘れられたが故に空想の産物としてすら扱われず、人の世界からは完全に喪われていた。


 人の歩みは科学の歩み。

 そこに伝説の居場所はなく、そこに幻想の立場はなく、それらを人の世界は捨て去った。


 水の都とかつて呼ばれた場所が人の口上に上がらなくなってから早数百年、そこが姿を隠してから数千年。


 かつて冒険者が探し砕け、探検家が挑み破れ、忘れられ、現代。


 そこにはもう、人の世に不思議の在るは無い。

あとがき


 初めての方、初めまして。

 お久しぶりの方、お久しぶりです。


 「科幻の塔」はプロローグを載せて半年、「Change Ling 外伝 ある変人の忘備録」に至っては最後に載せてから半年と、亀の歩みでは済まないレベルの遅筆具合なわけですが、だというのに何故に続きではなく新作なのかと言えば書きたい話自体がたくさんあるから、と云うのが理由になりましょうか。


 本作は今から十数年前、私がまだ中学生だった時分に書いた原稿用紙7枚を基礎に就活からの現実逃避の一環として書き直して放り投げた原稿用紙6枚を元に加筆修正を加えて掲載をしています。


 大元である中学生版の執筆時、どういう心積もりで書いたのかについては既にまるで記憶にないのですが、現在書き改めながら思うのはこれはジュール・ヴェルヌの「地底旅行」と外画の「インディ・ジョーンズ」シリーズに影響されて書き始めたのではないか、と云う風に想像しています。

 正直これがどういう風に転がっていくのか全く想像がつきません。

 また、今回これがどれくらいの期間かかるのかも、想像したくありません。

 が、書いていて楽しいので「ちゃんと完結したらいいなぁ」くらいには思っています。(無責任!)

 と、そんな風に書いていたら本文より長くなってきたので今回はここまで。


 ちなみに、元にしている現実逃避版は第一章の第二節に入った辺りで止まっていますので早々にストック切れになって投稿が止まる事は今から目に見えています。

 さあて、どうなることやら。

 いや、ホントに書いてて楽しいのですよ。


 ではでは。


零蒼院澪


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