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ゆっくり異世界生活!(大嘘)  作者: 黒い鱸
第一章:転移編
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プロローグ



「なあなあ、放課後いつメンでカラオケ行かね?」

「マジ!?行く行く!じゃあ会計お前持ちな!」

「なんでだよwお前らも払えよ!」



 こんな会話をしているのはこの俺……ではなく、隣の席で絶賛盛り上がり中のいわゆる陽キャ達である。


 俺もすぐ隣に(うつ伏せになって)いるのに、彼らは俺のことは全く気にしていない。

 高校に入ってすぐにクラス内でグループができたのもあるが、それと同じくして残念ながら俺は陰キャとして認定されてしまったのだ。



 だからといって別に俺は彼らのことを憎いとは思わないし、俺もそんなに大勢で遊んだりするのは得意ではない。ネトゲならいいけども。

 


……でも自分で言うのも何なんだが、俺はそこまで陰キャしてないと思う。コミュ障でもない………いや結構なアガリだ。運動はできるほう……というか普通か。「あいつ案外足速くね?」と思われるくらい。しかし勉強はできる。中学のテストでは五教科460はいってた。学校ではいつも本(八割ラノベ)とか読んでるし。……って普通に陰キャじゃん!

 

 ま、まあ、自分から積極的に話しかけたりしなかったのが悪いんだろう。あと自己紹介で盛大にアガったくらいだ。元凶は自身の行い。うん。生活態度、これ大事。

 それに、俺は正直他人と話すことに抵抗がある。「これを言ったら反感を買うのでは?」といちいち考えてしまう。結局、俺はチキンだ。陽キャからの溢れんばかりの光に焼かれ、哀れに焼き鳥と化すのだ……



 そんなことを考えていたら、随分と時間が経ったようで、移動教室のため隣のやつらは既に行ったらしい。



 しん、と静まりかえっている教室。



 隣の陽キャ達がいなくなったからだろうか?やけに寂しい。



………てか静か過ぎない?

 

 昼休みの教室ってあいつらがいなくても、もっとざわざわしてるはずだろ。


 まさか俺に対するなにか陰湿ないじめだったりとか?それとも俺の耳が壊れた?そりゃないか。俺はそこまでされる程の存在じゃないし、音も聴こえている。俺の耳は無事なようだ。

 ちなみに俺は耳が良く、中学のときクラスメイトに無駄に地獄耳な俺の耳を称えて変なあだ名を付けてもらった。というか付けられた。



 そんなことより、ここ………教室か?




 何だか空気が変わった気がする。



 フワァと横切る風の音。


 あれ?教室の窓って閉まってたよな…


 


 さすがに気になるから一度起きるか。



 起きるだけなのに何故か怖い。何故か?………むむ、わからん。


 でもただ起きるだけだし…何も無いよな?



 よし、起きるか!


 

 目を閉じたまま机から起き上がり、何かをごまかすようにして伸びをする。



「あぁ~いつもの肩こりがひど···」



 目を開けると同時に思考が硬直する。



…目の前には草原が広がっていた。



……ファッ!?


初投稿です。

そして作者はド素人です。不自然な文もあるかと思いますがご了承下さい。

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