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ただ、君だけをみつめて  作者: 新木 そら
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45話  ドライブの約束(1)


 僕と遥が付き合う様になってから、毎晩、寝る準備が出来た22時30分頃、その日の出来事とかをメールでやり取りするのが日々の日課となっていた。

 

 今までの僕は、メールでやり取りするくらいなら、手っ取り早く電話で要件を済ましてしまうのが

常であったが、遥のおかげでメールでの会話も段々と慣れ、これはこれで楽しいものなんだな、って思う様になってきた。

 

 しかし、それに慣れてくると、また更にその上を欲しがってしまう。

 遥の声が聞いてみたい、って。

 でもそれは、心に仕舞っておこう。いつかは遥の声が聞ける事を楽しみに、信じて気長に待とう。


 そんな僕達が旅行から帰って来て1週間後、お互いの家にガラス工房で作ったコップが家に届いた。

 

 いつもは僕から「ただいま、寝る準備出来たよ」って言うメールをするのだけれど、この日の夜は、遥からメールが先に送られて来た。


「寝る準備は出来ましたか、片瀬さん」

「うん、出来たよ。遥」

「聞いて下さい!!今日、コップが届きました~。素敵な誕生日プレゼント有難うございます。大事に使います ♪( ´▽`)」


 遥も今日、届いたんだ。


「不格好になったけど、ごめんね」

 て言うか、殆んどジョンにされるがままで、良くあそこまで持ち直したものだ。


「いえいえ、作り手さんの気持ちが嬉しいんですよ」


「そう言われると照れますなぁ」

 僕は、布団に寝ころびながら遥の言葉に、ひとりでにやけてしまった。


「てか、遥のコップも今日の朝届いたよ」


「あら、届きましたか。お互いグッドタイミングですね(笑)」


「送りますって聞いてなかったから、送り主を見てビックリしたよ。お互いサプライズプレゼントだね」


「そうですね(笑)使って頂けたら嬉しいなって」


「うん、ありがとう、僕も大事に使うよ」


「所で遥、ドライブで行きたいとこ決まった?」


「あ~、それなんですけど、片瀬さん。誕生日はいつですか?」


「誕生日は11月7日だけど」


「え~、まだまだじゃないですか」


「どうかした?」


「いえ、何かプレゼントしたいなぁと考えてたんですけど、そしたら、ドライブにアウトレットなんか良いかなって思って」


「はははは、それは残念。でも、アウトレットって良いかもね。僕もそろそろ服でも買おうかと思ってたから」


「やったぁ~。じゃあ、誕生日じゃないけれど、付き合いだした記念日に私プレゼントします」


「え~、いいよ、いいよ」


「ううん、任せて下さい」


「う~ん、そう?じゃあ、素直にお言葉に甘えよう、かな」


「はい、甘えて下さい(笑)」


「じゃあ、僕は、ご飯をご馳走するね」


「じゃあ、私もお言葉に甘えます」


「うん、甘えたまえ」


「で、アウトレットは、高速で行くんだけど、場所知ってる?」


「はい、雑誌やテレビのCMでもたまにやってる所ですよね」


「うん、そう。じゃあ、決まり。そこに行こう」


「はい」


「今度は、2人でお願いします」


「はい、分かってま~す(笑)」


「で、そこに行く前にまず、僕の車で遥の家の近くを何回か練習しようと思うんだけど」


「免許取得してから、まだ1度も運転してないんですけど、大丈夫かなぁ」


「大丈夫、隣に居てるんだから。心配しないで」


「はい、そうですね。大船に乗ったつもりで、安心して運転を楽しみます」


「じゃあ明日、仕事休みだけど明日で良い?」


「はい、大学は午前で終わりなので、明日お願いします。家に着いたらメールします。」


 明日は、久し振りに遥に会えるんだ。


 そんなメールのやり取りをしていたら、23時とちょっと過ぎていた。


「そろそろ、寝よっか」


「はい、寝ましょう」


 僕と遥はお互い、「おやすみなさい」と、送信してから布団の中で眠りについた。

 





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