精霊学院のトラブルメーカーは今日もトラブルを引き起こす2
「トットラック やばい危なかった」
ふぅ死ぬかと思った。危ない危ない。
『危ないじゃないの涼』
「死ぬかと本気で思ったから安心しろ。」
『安心できないから』
やべぇ今回のはシャレになんねぇ。
でもこれはアリスと契約する代償の一つなんだよなぁ・・・・
普通、精霊と契約するときには代償を払はなくてはならない。
それはおいしいものを食べせるや何かをあげるとかいろいろある。俺が支払ったのが・・・
『涼後10分でチャイムが鳴るよ』
「まじか。」
やべぇ走るぞ
『私の力を使う?』
「本格的にやばくなったらな。」
アリスは相当強いしある程度世界にも干渉力があるアリスにとって俺を一瞬で学校につかせることもできる。それを使わない俺、えらい。まぁその代わり目覚まし時計代わりにしてるけど・・・・。
『あと5分』
この距離はとても5分ではたどり着かない、仕方ないアリスの力を借りよう。緊急事態だからな。俺の命がかかってる。
『遥かの契約により精霊アリス汝の力をふるいたまえ。汝の力をふるうべきものへとふるえ。我が望むのは 移動の力。汝、遥かの契約により我が望む力をふるえ。』
『我、遥かの契約により其方が望む力を与えよう。』
一陣の風が吹く、もうそこは学校だ。
「ぎりセーフ。ありがとなアリス」
あと4分くらいで遅刻していた。マジ感謝。
『いいの。だって涼の契約精霊だもん。』
アリスほど完璧な契約精霊はいないと思う。見た目ロリなのが残念だけど・・・
『遅刻するよ』
「せっかく来たんだ。急ぐぞ」